【保健体育シリーズ】歯とスポーツの関係に迫る!集中力も動きも歯の力にかかっている!小さいうちから歯は丈夫な方がいい!

体育

スポーツをしていて苦しいときに
「歯を食いしばってがんばれ!」
という言葉を聞いたことはありませんか?
スポーツと歯って関係なさそうで実は関係があるんです。
今回はあまり意識したことがないと思いますが、スポーツと歯の関係について考えて行きたいと思います。

1 かむための顎 

歯をかみしめるときには、自分の体重ぐらいの力が歯にかかると言われています。
しっかりかみしめるためには、丈夫な歯と歯を支えるための丈夫な顎や歯茎が必要です。
わたしたちが歯で食べ物をかめるのは、顎の骨についている筋肉のおかげです。
筋肉が動くことで顎の骨が動き、口を開けたり閉めたりして「かむ」ことができるのです。
また、あごを横に動かしてすりつぶすための動きも可能になります。
ライオンやトラなどの肉食性の動物が食べるたきは、肉をかみちぎることが目的なので、口は開いたり閉じたりといった上下の動きだけをします。
一方、馬やヤギなどの草食性の動物は草をすりつぶす必要があるため、顎を大きく左右に動かして食べます。

2 歯にかかる力

歯をギュっとかみしめるときにかかる力は、子どもの場合(乳歯)が20kgくらい、一般の大人が50kgくらいと言われています。
わたしたちが食事をするときには、体重の25~30%の力でかめる食品を食べやすいと感じますが、現代の食事には柔らかいものが多く、かむときに歯にかかる力が1kgほどのこともあると言われています。
歯は柔らかいものしか食べない状態が続くとかむ力自体が弱くなってしまうと言われています。

3 スポーツ選手の歯にかかる力

スポーツをプレー中の選手の歯にどれだけの力がかかっているかを調べる方法は今のところありません。
でも選手たちの写真などを見ると、テニスでスマッシュを打ち返すときなど、ここぞと全身の力を一瞬で発揮するときに、歯をかみしめていることが多くあります。
体操競技の選手は、つり輪など歯を食いしばり続ける場面がたくさんあるため、奥歯がすりへってしまうほどかみしめています。
また、プレー中に歯をかみしめることがあるスポーツ選手たちは、スポーツをしていないときの「かみしめる力」が一般の人に比べて強いことがわかっています。
これらは、普段からかみしめることが多いと、かみしめる力自体が強くなるからだと考えられます。

4 歯を食いしばると力が出る?

重い荷物をもちあげるとき、無意識に歯を食いしばっていることがあります。
歯を食いしばると、顎が安定し、頭がぶれるのを防ぐ効果があると言われます。
これによって、見るものをはっきりと認識できたり、素早い動きができたりするようになったりすると言われています。
そうに聞くと
「確かに野球のバッターはバットにボールが当たる瞬間に歯を食いしばっていそう」
「サッカーで蹴る瞬間に歯を食いしばっていそう」
なんて言われそうですね。
ではその場からあまり動かないようなスポーツではどうでしょうか?
ウェイトリフティングなど、全身の筋力を最大限に発揮する必要のあるスポーツでは、食いしばりが大きな役割を果たすと言われています。
野球やテニス、ゴルフでボールを打つ、陸上競技の高跳びや幅跳びでジャンプする、ボールやカヌーでオールをこぐなど、瞬間的に力を入れる必要のあるスポーツでも、歯に食いしばりの力がかかります。
射撃のようなかなり静的なスポーツであっても打つ時には歯を食いしばるときがあると言われています。
それは食いしばることで集中力が高まるからと考えられているのです。

5 小学生と歯

小学校でも体育で器械運動はするし、陸上はするし、水泳はするし、ボール運動はするし・・・いろいろなことをします。
ということは小学生も少なからず歯を食いしばりながら運動をしています。
さらには歯を食いしばるのはスポーツをするときだけではありません。
給食で食器を運ぶ、掃除で机を運ぶ、重たいランドセルを背負う・・・。
さまざまな場面で小学生は歯を食いしばります。
だからこそ、小学生のうちからしっかりと歯を丈夫にする必要があるのです。
歯を丈夫にするために欠かせない栄養素と言えばなんでしょうか?
よく聞くのはカルシウムですが、それだけでは不十分なのです。
カルシウムの吸収にはリンが欠かせません。
さらに、たんぱく質、ビタミンB・C・D、鉄、フッ素など、歯にかかせない栄養素はたくさんあります。
さまざまな食材をバランスよく摂る事で、そのまま歯に必要な栄養素を摂る事につながります。

6 まとめ

今回はスポーツと歯について考えてみました。
歯をかみしめるときには、自分の体重ぐらいの力が歯にかかると言われています。
しっかりかみしめるためには、丈夫な歯と歯を支えるための丈夫な顎や歯茎が必要です。
わたしたちが歯で食べ物をかめるのは、顎の骨についている筋肉のおかげです。
歯をギュっとかみしめるときにかかる力は、子どもの場合(乳歯)が20kgくらい、一般の大人が50kgくらいと言われています。
重い荷物をもちあげるとき、無意識に歯を食いしばっていることがあります。
歯を食いしばると、顎が安定し、頭がぶれるのを防ぐ効果があると言われます。
これによって、見るものをはっきりと認識できたり、素早い動きができたりするようになったりすると言われています。
小学校でも体育で器械運動はするし、陸上はするし、水泳はするし、ボール運動はするし・・・いろいろなことをします。
ということは小学生も少なからず歯を食いしばりながら運動をしています。
さらには歯を食いしばるのはスポーツをするときだけではありません。
給食で食器を運ぶ、掃除で机を運ぶ、重たいランドセルを背負う・・・。
さまざまな場面で小学生は歯を食いしばります。
だから小学生のうちから歯を丈夫にするための栄養素をしっかり摂っておく必要があります。
その栄養素は
カルシウム、リン、たんぱく質、ビタミンB・C・D、鉄、フッ素などです。
さまざまな食材をバランスよく摂る事で、そのまま歯に必要な栄養素を摂る事につながります。
以上がスポーツと歯についてです。
歯ってスポーツとあまり関わりがなさそうですが、集中力を高める効果もあるのですね。
歯を大切にしていきましょう。
さて、身の回りにやたらかむ力が強く、カッチカチのせんべいをマシュマロのように食べている人を見かけたらそれはナイルワニの可能性があります。
一般の大人が50kgくらいと言われているのに、ナイルワニは2t以上だからです。
2tもあればお鍋も鍋ごといけそうです。
でも近所の電柱にかみついている人を見かけたらそれはナイルワニではありません。
それは今はいないとされているメガロドンの可能性があります。
なにせメガロドンのかむ力は18tもあったとされていますから、その辺の石や岩を砕いてしまいます。
電柱にかみついていて砕いていたら、消防や警察ではなく考古学者を呼んだ方が良いでしょう。

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