【那須川天心 対 武尊】2人の激闘から学校教育に繋げる勝ちと負けの意味!

教育

今までの人生で一度も何にも負けたことがない方はいるのでしょうか。
やってきたスポーツ、試験結果、ジャンケン・・・さまざまな勝負が存在してきたと思います。
すべてに勝ちぬいてきたってことはほぼ稀なケースで勝ちもあるし負けもあるといった感じでしょうか。
記憶にも新しい「那須川天心 対 武尊」ですが、必ず勝敗が付き、どちらかに勝ちと負けというものがつきます。 
今回は「勝ち」ではなく「負け」について考えていきたいと思います。
最後まで読んでいただくと、勝ちにも負けにも意味があることに気づくかもしれません。


1 負けの意味

勝負をしたときに、誰だって負けたくはありません。
誰しもが負けを目指して戦ってはいません。
小学生あるあるとして
「いぇ~い、負けたぜ!負けたかったんだぁ!」
という言葉を聞くことがありますが、それは
「勝ちたかった・・・」
の裏返しです。
うまく表現できないから負けたことに対して「負けたかった」という言葉でごまかしているのです。
負けたいのであれば最初から勝負なんてしていません。
だから誰だって勝ちを目指して勝負をしています。
では勝つことを目指した勝負で、負けた場合はなにも意味をもたないのでしょうか。
「負けは負けであって勝負をした意味は全くない」
私はそうは思いません。
負けの中にもたくさんの意味が隠されているのです。
私が考える勝負の順位づけで

① 頑張って勝つこと
② 頑張ったけど負けること
③ 頑張らなくて負けること
④ 頑張らなくて勝つこと

と思っています。
勝負のその日までに練習もトレーニングもしてこなくて、相手はたくさん頑張ってきて、でも何かのきっかけで何もしてこない人が勝ってしまった。
私はその場合の勝ちには何も意味はないと思います。
でも負けた方は多大なる意味があると思います。
勝負というのは結果です。
本当に大切なのはそこに至るまでの過程です。
ある勝負でどちらも入念な準備をしてきた、分析もしてきた、トレーニングもしてきた・・・でもどちらかが勝ってどちらかが負けるのです。
負けた方にはそれまで過程に対する意味はないのでしょうか。
それだけの入念な準備をしていて意味がなかったはずがありません。
「努力は裏切らない」
という言葉をよく聞きます。
私はそれは本当だと思います。
「努力したって負けることがあるじゃないか!そんなのウソだ!」
と思う方もいるかもしれません。
でもそれは勝ちというものだけを見た場合のみです。
あなたを成長させるという意味では努力したことは裏切っていません。
努力する前と後では成長しているはずなのです。
「努力しても勝てないかもしれない、でも努力は成長を裏切ってはいない」
ということなのです。
だからって
「みなさん、全力で負けましょう!」
という意味ではありません。
勝ちを目指すということはもちろん大切なことなのですが、負けるということにももちろん成長という意味があるのです。

2 子どもにとっての負け

子どもには「負け」という体験をさせたくはないけれど、経験はさせた方がいいのだと思います。
勝てば勝つほど自分というものがわからなくなります。
例えば

テニスを始めて3年の子が、テニスを始めて1ヵ月~6ヵ月の子達と繰り返し試合をしたら・・・おそらく全勝でしょう。
テニスを始めて3年の子が、10年以上のキャリアを持つ子と試合を繰り返したら・・・おそらく全敗に近いでしょう。

前者はあまり得るものはなく「自分はやっぱり強いなぁ」と勘違いするかもしれません。
後者は「負けてばっかりで悔しい、でも勝つためにはどうしたらいいのだろう」と考えるかもしれません。
得るものはたくさんあるのです。
負けてばかりでは競技を続けるモチベーションは下がってしまうかもしれません。
だから負けてばかりの勝負は避けた方が良いと思いますが、得るものはあるのです。
子どもだからこそ、負けからも得られるもの勝つための戦略や練習を考えることをさせてあげたいのです。
「あいつ調子にのってるなぁ」
ということにならないように、世界には上には上がいることもちゃんと教えてあげることが大人の務めだと思います。

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3 負けたときの声のかけ方

何度も言っているように勝負というのは勝つことと同じくらい負けることにも意味があります。
では2010年のサッカーW杯の一幕を思い出してください。
日本VSパラグアイ
延長でも勝負がつかずPK戦。
ここで勝てば日本は悲願のベスト8です。
そこで駒野友一選手がPKを外しました。
みなさんだったら駒野選手にどんな声をかけてあげますか?
「おまえのせいじゃない、たまたまおまえだったんだ」
情けをかけてなぐさめますか?
「おまえのせいで負けたんだぞ!」
悔しさをぶつかますか?
「次の大会でがんばろう!」
前向きに励ましますか?
「・・・」
何も声をかけませんか?
私はどれも正解だと思います。
「おまえのせいで」なんて冷たい言い方なのかもしれませんが、本音を言い合えるという仲だったらどうでしょうか。
駒野選手はきっと何を言われようが「自分のせい」と思っていたでしょう。
そんなときに情けをかけられるより、信頼関係のある仲間にきつく言われたのであれば、もしかしたら納得感はあるのかもしれません。
声をかけないということも、もしかしたら本人は救われる行動かもしれないし苦しめる行動かもしれない。
考えてみれば、失意の友達に対してどんな声をかけていいかなんて決まっていないのです。
大人気バスケ漫画「スラムダンク第31巻」で、高校最強の山王工業が主人公チームの湘北高校に敗れたときに山王工業の堂本監督が
「はいあがろう。「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になる」
と言っています。
負けにはそのときの悔しさや悲しみ、辛さを味わうということになってしまいますが「いつか」の財産になるということなのです。
負けた相手にかける声はなかなか正解はないけれど、大人と子どもとで考えていくというのは大切な教育なのです。

4 まとめ

1 負けの意味

今回は負けるということの意味について考えてみました。
誰も負けを目指して勝負なんてしていません。
でも、当然のことながら勝負というのは勝ちと負けがあります。
負けるというのは勝つのと同じくらい大切なことなのです。
負けたのにどうして大切なのでしょうか。
私が考える勝負における順位づけは

① 頑張って勝つこと
② 頑張ったけど負けること
③ 頑張らなくて負けること
④ 頑張らなくて勝つこと

ということです。
勝負というのは結果です。
本当に大切なのはそこに至るまでの過程です。
ある勝負でどちらも入念な準備をしてきた、分析もしてきた、トレーニングもしてきた・・・でもどちらかが勝ってどちらかが負けるのです。
「努力は裏切らない」
という言葉をよく聞きます。
私はそれは本当だと思います。
「努力したって負けることがあるじゃないか!そんなのウソだ!」
と思う方もいるかもしれません。
でもそれは勝ちというものだけを見た場合のみです。
あなたを成長させるという意味では努力したことは裏切っていません。
努力する前と後では成長しているはずなのです。
「努力しても勝てないかもしれない、でも努力は成長を裏切ってはいない」
ということなのです。

2 子どもにとっての負け

子どもには「負け」という体験をさせたくはないけれど、経験はさせた方がいいのだと思います。
勝てば勝つほど自分というものがわからなくなります。
例えば

テニスを始めて3年の子が、テニスを始めて1ヵ月~6ヵ月の子達と繰り返し試合をしたら・・・おそらく全勝でしょう。
テニスを始めて3年の子が、10年以上のキャリアを持つ子と試合を繰り返したら・・・おそらく全敗に近いでしょう。

前者はあまり得るものはなく「自分はやっぱり強いなぁ」と勘違いするかもしれません。
後者は「負けてばっかりで悔しい、でも勝つためにはどうしたらいいのだろう」と考えるかもしれません。
得るものはたくさんあるのです。
負けてばかりでは競技を続けるモチベーションは下がってしまうかもしれません。
だから負けてばかりの勝負は避けた方が良いと思いますが、得るものはあるのです。
子どもだからこそ、負けからも得られるもの勝つための戦略や練習を考えることをさせてあげたいのです。

3 負けたときの声のかけ方

何度も言っているように勝負というのは勝つことと同じくらい負けることにも意味があります。
では2010年のサッカーW杯の一幕を思い出してください。
日本VSパラグアイ
延長でも勝負がつかずPK戦。
ここで勝てば日本は悲願のベスト8です。
そこで駒野友一選手がPKを外しました。
みなさんだったら駒野選手にどんな声をかけてあげますか?
「おまえのせいじゃない、たまたまおまえだったんだ」
情けをかけてなぐさめますか?
「おまえのせいで負けたんだぞ!」
悔しさをぶつかますか?
「次の大会でがんばろう!」
前向きに励ましますか?
「・・・」
何も声をかけませんか?
私はどれも正解だと思います。
「おまえのせいで」なんて冷たい言い方なのかもしれませんが、本音を言い合えるという仲だったらどうでしょうか。
駒野選手はきっとなにを言われようが「自分のせい」と思っていたでしょう。
そんなときに情けをかけられるより、信頼関係のある仲間にきつく言われたのでもしかしたら納得感はあるのかもしれません。
声をかけないということも、もしかしたら本人は救われる行動かもしれないし苦しめる行動かもしれない。
考えてみれば、失意の友達に対してどんな声をかけていいかなんて決まっていないのです。
大人気バスケ漫画「スラムダンク第31巻」で、高校最強の山王工業が主人公チームの湘北高校に敗れたときに山王工業の堂本監督が
「はいあがろう。「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になる」
と言っています。
負けにはそのときの悔しさや悲しみ、辛さを味わうということになってしまいますが「いつか」の財産になるということなのです。
負けた相手にかける声はなかなか正解はないけれど、大人と子どもとで考えていくというのは大切な教育なのです。
終わりなき世紀の大一番「アンパンマン VS バイキンマン」で、今のところアンパンマンの連戦連勝ですが、もしもバイキンマンに負けるようなことがあったらどんな風に声をかけてあげますか?
「おまえ、顔がアンパンなんだし仕方ないよ!」
とか
「十勝産のあんこにしてみたら?!」
とか
「あんこと一緒にクリームチーズも入れてみたら?!」
とか
「顔が濡らされたら仕方ないよ!だから雨の日に戦わなければ良かったんだよ!」
とか
「アンパンとバイキンって戦うんだな!アンパンの敵は違うパンかと思ってたよ!」
とか・・・。
いずれくるかもしれない失意のアンパンマンに、元気100倍の声かけをしてあげられるように、今から考えておく必要があります。


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