【閉鎖中に家庭でできる運動】学校から出せる運動課題!新聞紙を使って体力も運動技能も獲得!

体育

最近では新型コロナウィルスのオミクロン株の影響で、学級閉鎖や学校閉鎖、そして休校が珍しいことではなくなってきました。
以前とは違ってリモートが可能な世の中になったので学習面では少しは良くなっています。
一方で運動面はどうでしょうか?
リモートで体育ができると思いますが、現場の率直な考えとして体育をリモートで授業するくらいなら、国語や算数、理科や社会をすると思いませんか?
新型コロナで閉鎖になっているのに、お出かけするということはほぼありません。
そうなると運動不足もいいところです。
そうなれば子どもの体力低下ももちろんですが、運動技能も低下してしまいます。
子どもの運動技能低下の背景には経験不足が考えられます。
これ以上経験不足になれば運動技能低下には拍車がかかります。
昔は近所の子と遊びながらいろいろな動きをいろいろなものを使って技能獲得をしていました。
ですが、現在は携帯ゲーム機の普及により、遊具で遊ぶということが減ってしまっています。
そうなると運動技能獲得は難しくなります。
そこで閉鎖中でも家庭で行える体力低下や運動技能低下を防ぐための方法をご紹介したいと思います。
今回は家庭になら手軽にありそうな「新聞紙」を使って簡単に技能を獲得できるような遊びをご紹介させていただきます。


1 変化と繰り返し

子どもは天才なので、モノを与えるとすべてが遊び道具に変わります。
そしてさらに考えさせて、それを運動の道具へと変化させていけると運動技能が身についてきます。
運動の道具と変わったら意識するのは「変化のある繰り返し」です。
以前、遊具のブログでもお話しましたが、一度やったのではだめです。

なぜなら技能は「獲得」から「定着」までできて技能だからです。
何度も何度も繰り返しやることで、定着して自分の動きとなります。
そのためには単一な動きよりも変化のある動きの方が脳がよく働き定着を推し進めてくれます。
新聞紙というどこにでもある紙を使って、変化のある動きをして技能獲得を目指しましょう。
親子でできる内容になっていますので閉鎖中に体力低下と運動技能低下を抑制するためにやってみてください。
もしも学校の体つくりの体育でやるという場合にはペアになりますので、今のご時世で密になって近づけないということは考慮せずに、通常だった場合のことを想定して考えていただければと思います。

2 閉鎖中に家庭でできる新聞紙運動

① 新聞紙のまね

2人以上になって1人が新聞を持って動かします。
「ひらひら」でしょうか「ばさばさ」でしょうか。
その動きをもう一方が体で真似をします。
バサバサだとしてもヒラヒラだとしても体の使い方は違いますね。
想像力や判断力、柔軟や表現力が身に付きます。

② 新聞紙ダッシュ

新聞紙を胸に当てて床に落ちないように走ります。
目標を決めて走るといいでしょう。
これは走力がつきます。
ご自宅の庭などで行うと良いでしょう。
家の中でもやってやれなくはないと思います。
授業場面で考えるとグループにするとチーム戦に変わってリレーができます。
コーンを回ってくるというルールにしたりトラックを半周したりしてリレーに取り組んでもいいと思います。

③ 新聞キャッチ

新聞紙をちょっと高い位置から投げます。
それを空中のうちにキャッチします。
ひらひら揺れるので取りにくいのですが、投げる側が言った身体の部位でキャッチすると余計に盛り上がります。
「膝!」「右手!」など投げてからすぐに言うのも判断力が鍛えられていいと思います。
大きな新聞紙のままやってもいいし、だんだん切っていって新聞紙の大きさを変えるとより判断力や巧緻性が身につきます。


④ 新聞紙手合わせ相撲

床に敷いた新聞紙の上に乗って、2人組で手合わせをしたり引いたりします。
足が1歩でも動いてしまった方が負けとなります。
何度もやって2回戦、3回戦となるにつれてだんだんと折っていくと面白くなります。

⑤ ジャンケン新聞乗り

2枚の新聞紙を用意して床に広げます。
ジャンケンをして負けた方が半分に折ります。
どんどんジャンケンしていって、乗れなくなってしまったら負けというルールです。
親子でやるとコミュニケーションもとれますね。
グループ戦で、負けた方が1人増え、さらに負けると1人増え・・・。
乗れなくなったチームの負けという方法でもいいと思います。

⑥ 新聞紙を筒にする

新聞紙をくるくると棒のように巻いて筒状にします。
その筒のようになった新聞紙を床に立てます。
立てたまま自分がその場で何回回転できるかを競います。
倒れてしまわないように回転数を調整しましょう。

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4 まとめ

新聞紙は意外といろいろなことに使える運動道具です。

① 新聞紙のまね
② 新聞紙ダッシュ
③ 新聞キャッチ
④ 新聞紙手合わせ相撲
⑤ ジャンケン新聞乗り
⑥ 新聞紙を筒にする

閉鎖になって体を動かす機会もネタもないという場合にはぜひやってみてください。
きっと体力低下と運動技能低下を抑制できると思いますし、なにより親子でのコミュニケーションにもなって一石二鳥です。
新型コロナウィルスが落ち着いたら授業の導入でやってもいいと思います。
きついトレーニングではなく、楽しみながら子どもが運動技能を獲得できるよう提案できればと思います。
以上が閉鎖中に学校から課題で出せて家庭でやれるお手軽運動「新聞紙編」でした。
ただ、日本人ならたいてい知っていることですが、一応注意喚起ということでお伝えしておくと、イタリアのセルジオ・ボディーニさんの新聞を使うときにはご注意ください。
世界中から集めた新聞1444部はギネス世界記録となっているので、その中の1部を使ってしまうと逆鱗に触れてしまう可能性があります。
ボディーニさんの家で新聞を使った運動をする際には、使っていい新聞かどうかの確認をしてからにしてください。


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