【北京オリンピック2022】ボブスレーってどんなスポーツ?!ボブスレーを100倍楽しく見るためのみどころ!

スポーツ&運動

新幹線のような形をしたそりに乗って、氷でつくられた競技場を使って滑っていくボブスレー。
氷上のF1とも呼ばれ、最高時速約150kmにもなります。
2人乗りと4人乗りがあって、そりの前方にはハンドル、後方にはブレーキを備え、下側には前と後ろにそれぞれ2本ずつ滑走部がついています。
ボブスレーは古くからあった荷物用のそりに、ステアリングをつけたことからはじまり、スイスでスポーツとして発達しました。
今回はそんなボブスレーの奥深さを知り、2022年2月4日から開幕する北京大会に向けて予習したいと思います。
最後まで読んでいただけると、そりに乗って坂を滑っている可能性がありますが、お気を確かに!


1 競技場の3つの「ひ・み・つ」

① コースはコンクリート!?

ほとんどの競技場では、コンクリート製のトラック(コース)に人工冷却装置をつくった氷を敷いて使用しています。
雪を固めてつくった自然冷却トラックを使用するのは、世界最古の歴史をもつスイス・サンモリッツの競技場だけです。
このコースは自然の地形に合わせてつくられ、毎年冬になると新しく自然冷却トラックを形づくり、水で凍結して完成させています。
言われてみれば確かにそうだなって思いますよね。
コンビニに行く途中、道端でボブスレーのコースを見かけたときには
「あぁ、あれってコンクリートかぁ」
と思えますね。

② 競技場によってコースは違う

使用するコースの高低差は100~140m前後です。
競技場は世界に16か所程度あり、コースや長さや傾き、カーブの数、カーブの形状などがそれぞれ違います。
コースの傾きの度合いは角度にすると約5度前後です。
一番急なコースは約8度にもなります。
人間はみんな顔が違うように、ボブスレーのコースもみんな形が違うんですね。
ドンキホーテに行く途中、道端でボブスレーのコースを見かけたときには
「あぁ、ボブスレーの形が違うように、モアイの顔も一つ一つ違うんだろうなぁ」
と思えますね。

③ コースにおけるカーブの存在

コースに変化をつけるために、カーブが10か所以上設けられています。
そりが外に飛び出さないように、左右の壁の高さは50cm以上です。
壁に乗り上げるように滑るため、速度を保ったままカーブを通過できるかどうかがポイントになります。
いかにムダのないラインどりができるかは、パイロットの操縦のテクニックにかかっています。
ドラッグストアに行く途中、道端でボブスレーのコースを見かけたときには
「あぁ、ボブスレーのカーブ、ぬりかべの角の部分にも採用したいねぇ」
と思えますね。


2 100倍楽しむ5つの「ポ・イ・ン・ト」

① 勝敗のつけかた

1チームが2日間で4回滑走し、タイムの合計で順位が決まります。
ただし、4回の滑走は、20位までのチームが行います。
タイムは100分の1(0.01)秒まで計測します。
重たいほど加速度が増して有利になるため、そり本体と選手の総重量が定められています。
  4人乗り:630kg
男子2人乗り:390kg
女子2人乗り:325kg

② みんなで力を合わせてそりを押す

スタートと同時に200kgもあるそりを力強く押しながら約50mの区間を走り、選手全員ですばやく乗りこみます。
1人でも乗り込みに失敗すると失格になります。
初速が遅くなると、加速度が増してもスピードにのることができないため、最初の50mのダッシュが勝負の鍵をにぎります。
選手全員で呼吸をあわせてそりを押し、スピードを落とさないように一気に乗車することがポイントです。
そりについてプッシュバーを握って勢いよく飛び出します。
4人の息の合ったダッシュに注目してみてください。

③ 最先端技術のそり

ボブスレーの強豪国として知られるイタリアやドイツなどでは、フェラーリ、BMWといった国を代表する自動車メーカーの技術が競技用そり開発にいかされています。
日本の自動車メーカーと言えば、やはり「トミカ」でしょうか。
トミカの精密に小型化する技術を生かして金メダルを目指してほしいと思います。

④ チームの役割

先頭の選手はパイロットと呼ばれ、ハンドルを握って前部のランナーをあやつり、壁との接触を避けたり、カーブでの滑走ラインを選択したりします。
一番後ろの選手はブレーカーと呼ばれ、ゴールと同時にブレーキに2人のプッシャーが加わります。
そりの長さは3.8mなので4人が前屈した状態ですっぽり収まります。
前屈ができないほど体が硬いと空気抵抗がすごいので、まずは柔軟からはじめましょう。

⑤ チームの協力プレー

4人乗りでは、パイロット以外の3人は、空気抵抗を少なくするために、姿勢を低くし、体を丸めて滑走します。
選手を含めて最大630kgの重さにもなるそりが轟音を立てながら一気に疾走する姿は圧巻です。
操縦を担当するパイロット以外は、競技経験があまりなくても運動能力があれば問題ありません。
そのため、他の競技からの挑戦も多く、特に陸上競技の選手の活躍が目立っています。
最初のダッシュが速ければ有利ですもんね。
ウサインボルト、カールルイス、ベンジョンソン、ジョイナーの4人で滑ったらものすごい記録が出るのでしょうか。

3 まとめ

今回は北京オリンピック2022の「ボブスレー」についてみどころをご紹介しました。
競技場のひみつは3つ

① コースはコンクリート!?
② 競技場によってコースは違う
③ コースにおけるカーブの存在

まさかボブスレーのコースが氷ではなくコンクリートだったとは驚きです。
次にボブスレーをもっとよく知るためのポイント5つ

① 勝敗のつけかた
1チームが2日間で4回滑走し、タイムの合計で順位が決まります。

② みんなで力を合わせてそりを押す
スタートと同時に200kgもあるそりを力強く押しながら約50mの区間を走り、選手全員ですばやく乗りこみます。
1人でも乗り込みに失敗すると失格になります。

③ 最先端技術のそり
ボブスレーの強豪国として知られるイタリアやドイツなどでは、フェラーリ、BMWといった国を代表する自動車メーカーの技術が競技用そり開発にいかされています。

④ チームの役割
先頭の選手はパイロットと呼ばれ、ハンドルを握って前部のランナーをあやつり、壁との接触を避けたり、カーブでの滑走ラインを選択したりします。
一番後ろの選手はブレーカーと呼ばれ、ゴールと同時にブレーキに2人のプッシャーが加わります。

⑤ チームの協力プレー
4人乗りでは、パイロット以外の3人は、空気抵抗を少なくするために、姿勢を低くし、体を丸めて滑走します。

以上が北京オリンピック2022で観て欲しい種目の一つである「ボブスレー」についてでした。
とにかく4人乗りだったら4人の息を合わせなければ勝つことは困難だと言うことです。
そのためには仲間集めは重要です。
もしもギネスブックに載っているおなじみの世界一体重のあるメキシコのマヌエル・ウリベさんを仲間にした場合はかなり有利になります。
ただウリベさんの体重が560kgで残りが70kgとなります。
そり+3人の仲間=70kg
2人乗りのそりだけで170kg以上あるそうなので、それでは難しくなってしまいます。
ホームセンターに売っている赤や青のそりにウリベさんを乗せて、犬・猿・雉を仲間にして滑るとちょうどよくなりそうです。
それをヒントにできたお話が、あの有名な「桃太郎」だといううわさがあるのだとかないのだとか。


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