【保健体育×薬物乱用】授業でそのまま使える薬物乱用の展開!

体育

保健の授業で必ずやらなくてはいけない「薬物乱用」についてです。
以前、基礎知識について勉強をしました。

今回はこちらも必ず勉強しなければいけない「薬物乱用のきっかけ」と「禁止薬物の断り方」について考えていきたいと思います。


1 薬物乱用で起こる事件

薬物乱用によって正常な判断ができなくなり、運動機能が麻痺したり幻覚・妄想に襲われるなど、心身喪失の状態での事故・事件が数多く引き起こされています。
薬物乱用の発覚を恐れて逃走するために起こした事故や、薬物乱用を続けれるためにお金が必要になってさらに犯罪に手を染めるケースも増えています。

2 薬物乱用のきっかけ

薬物乱用のきっかけは「好奇心」や「不安」「友達から誘われた」「仲間はずれが怖くて」などの気持ちの面があげられます。
しかし「ちょっとだけなら」と軽い気持ちで手を出すと、気付いたときには薬物から抜けだせなくなってしまいます。
薬物乱用の誘惑に対してはきっぱり断る勇気と強い態度で臨みましょう。
そもそも小学生になぜ薬物乱用教室や保健の薬物についての勉強をさせるのでしょうか?
それは未成年が一番カモになりやすいからです。
いい大人をつかまえて
「最高の気分が味わえるよ」
と言ったところで相手にされません。
そこへいくと人生経験の少ない未成年ならひっかかってくれると考える人がたくさんいるのです。
そして1000人の中で999人が断ったとしても1人がひっかかってくれればそれでいいのです。
たとえ無料で禁止薬物を手渡したとしても、次からはぼったくりの金額を請求しても欲しくてたまらなくなってしまうのです。
そうやって騙しながら禁止薬物の売買は行われてきました。
さて、そのような人達はどのような甘い誘い文句を言ってくるのでしょうか。
薬物乱用者のほとんどは、禁止薬物を人から勧められたことをきっかけにはじめます。
その誘い方はシンプルです。

・ちょっとだけ試してみない?
・リラックスしてよく眠れるよ!
・タバコやお酒より体に悪くないよ!
・面白いクスリがあるんだけどどう?
・クスリでちょっと遊ぼうよ!
・最高の気分が味わえるよ!
・とりあえず預かってよ!
・お金は次でいいよ!
・ただの栄養剤だよ!
・イライラがとれてスッキリするよ!

このような言葉で誘ってきます。
「こんな言葉にひっかかるわけないよ!」
と思いませんか?
そうなんです、正常な判断ができる人はそれが子どもであっても断ることができる誘い方です。
でもなぜ、こんな断れそうな誘い文句にひっかかってえしまう人がいるのでしょうか?
それは人には感情の浮き沈みがあるからです。
例えば、失恋したという状況になったときに10代で初めて失恋をしたときに、この世の終わりのように感じてしまうかもしれません。
そのような「もうどうでもいい・・・」というときに、たまたま上記のような言葉をかけられた子がいるとひっかかってしまうのです。
先ほど1000人中1人でいいというのは、その1人を探して高額な値段で売りつければ元が取れてしまうのです。
感情がマイナスのときにこそ、正常な判断をして、弱みに付け込まれないようにしなければいけません。
授業ではそこをしっかり指導しましょう。
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小学校では断り方はよく勉強します。
薬物の危険性も勉強します。
ですがいつ薬物に手を出してしまうのかをいうことはあまり教えてもらえません。
だから子どもたちには
「断るなんて当たり前でしょ、こんなのひっかかる人いないよ」
と思いながら断る練習をしています。
必ず押さえなければいけないのは、感情の浮き沈みのマイナスのときに引っかかるということです。

3 感情のコントロール

自分自身がかけがえのない大切な存在であり「自分自身」と「自分が大切に思っていること」を守る気持ちをもっていれば、マイナス要素を寄せ付けなくなります。
誰かからの誘惑だけでなく、自分の中にある負の好奇心に対しても、自分を守り、自分の未来を守る思いが強ければ負けません。
大切な自分を守るためのポイントを考えてみましょう。

① 嬉しかったこと、悲しかったこと

自分はどのようなときに嬉しいと思うのか、どういうときに悲しいと思うのかを知ってわかっておきましょう。
自分がどう感じているのか、一番わかってあげられるのは自分です。
自分の気持ちと向き合うことは、自分を大切にする第一歩です。

② 好きなこと、やりたいこと

自分が好きなものややりたいこと、頭の中に描いている夢など、この先待っているワクワクできることをリストアップしてみましょう。
毎週楽しみにしているテレビ番組、発売を楽しみにしている漫画、気の合う友達と楽しむゲームなどです。
将来どうなりたいか、大人になったら何がしたいか、などを考えるのも効果的です。
あなた自身が心から好きだ、楽しい、やりたいと感じることに遠慮はいりません。
自分の感覚を大切にしましょう。
もしも薬物乱用をしてしまったら、これらすべてのことが失われる可能性があります。

③ 大切な人、大切に思ってくれる人

友達、先生、家族、ペット・・・。
今すぐに思いつかない人でも実は気がついていないだけかもしれません。
時間がかかってもいいので、ゆっくり見つけていきましょう。
自分が大切に思う人が危ない目にあったら心配し、悲しい気持ちになりませんか?
相手も同じです。
自分を大切にすることは大切な人の幸せにも繋がることを覚えておきましょう。

④ 正しい知識

情報が氾濫している今の世の中です。
色々な人がそれらしいことを言っても、自分自身で正しい知識を持っていたら揺れません。
正しい情報を正しい情報源から仕入れましょう。
そうすることで自分自身と、自分の未来を守ることができます。

4 まとめ

今回はこちらも必ず勉強しなければいけない「薬物乱用のきっかけ」と「禁止薬物の断り方」について考えてみました。

①薬物乱用で起こる事件
薬物乱用によって正常な判断ができなくなり、運動機能が麻痺したり幻覚・妄想に襲われるなど、心身喪失の状態での事故・事件が数多く引き起こされています。
薬物乱用の発覚を恐れて逃走するために起こした事故や、薬物乱用を続けれるためにお金が必要になってさらに犯罪に手を染めるケースも増えています。

② 薬物乱用のきっかけ
薬物乱用者のほとんどは、禁止薬物を人から勧められたことをきっかけにはじめます。
その誘い方はシンプルです。
・ちょっとだけ試してみない?
・リラックスしてよく眠れるよ!
・タバコやお酒より体に悪くないよ!
・面白いクスリがあるんだけどどう?
・クスリでちょっと遊ぼうよ!
・最高の気分が味わえるよ!
・とりあえず預かってよ!
・お金は次でいいよ!
・ただの栄養剤だよ!
・イライラがとれてスッキリするよ!
このような言葉で誘ってきます。
「こんな言葉にひっかかるわけないよ!」
と思いませんか?
そうなんです、正常な判断ができる人はそれが子どもであっても断ることができる誘い方です。
でもなぜ、こんな断れそうな誘い文句にひっかかってえしまう人がいるのでしょうか?
それは人には感情の浮き沈みがあるからです。
「正常な判断ができるときには誰だって断ることができる、でもそうでないときが必ずあるから、そのときこそ思い出して欲しい」
小学校では断り方はよく勉強します。
薬物の危険性も勉強します。
ですがいつ薬物に手を出してしまうのかをいうことはあまり教えてもらえません。
だから子どもたちには
「断るなんて当たり前でしょ、こんなのひっかかる人いないよ」
と思いながら断る練習をしています。
必ず押さえなければいけないのは、感情の浮き沈みのマイナスのときに引っかかるということです。

③ 感情のコントロール
自分自身がかけがえのない大切な存在であり「自分自身」と「自分が大切に思っていること」を守る気持ちをもっていれば、マイナス要素を寄せ付けなくなります。
誰かからの誘惑だけでなく、自分の中にある負の好奇心に対しても、自分を守り、自分の未来を守る思いが強ければ負けません。
大切な自分を守るためのポイントを考えてみましょう。

・ 嬉しかったこと、悲しかったこと
・ 好きなこと、やりたいこと
・ 大切な人、大切に思ってくれる人
・ 正しい知識

薬物乱用はタバコを始めるのとは次元が違います。
タバコも体によくありませんので、保健の授業で取り扱いますが人生が終わるということはありません。
タバコの場合は長い年月をかけて体を壊していくものですが、薬物乱用は即効性のあるもので、即死ということもあり得ます。
だからしっかりとした知識を授業では教えられるようにしましょう。


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