Google meetを使ってできることを考えよう!いざとなったらまずやるべきことは朝の会と教え込みの授業!

教育

GIGAスクール構想ということでGoogleサービスを使用して教育活動が進められていくということが現実的となりました。
そうなったときに、もうすでにやっている先生はいろいろな方法やアイデアがあるので全く問題がないと思いますが
「タブレットを配ったばかりでもし休校になったらどうしたらいいんだ・・・」
と考える先生も少なくないと思います。
そんなときにタブレットを使ってどのように子どもたちと接していったらいいのかについて今回は考えてみたいと思います。
最後まで読んでいただき、まだ何をやったらいいのか検討もつかない先生にとって、少しでも不安が解消されればと思います。

1 Google meetを繋ごう

過去ブログで

 

少し触れましたが、今回は「meet」に絞って考えていきたいと思います。
Google meetでできることはざっくり言うとリモートで会議や朝の会、帰りの会、授業を行うものです。
お互いの顔を見たり、担任の先生の授業を共有したりしながら話を進めていきます。
ざっくり言い過ぎて何が何だかわからないと思います。

 繋ぎ方は各学校のやり方があると思いますので、そちらでやることを前提に進めさせていただきます。
子どもたちと先生が繋がったらできることは「朝の会・帰りの会」「リモートの授業」の2つです。
その2つでまず難易度が低いのは「朝の会・帰りの会」です。
そちらから考えていきたいと思います。

2 朝の会・帰りの会

朝の会や帰りの会では、各学級によってやり方があると思います。
でもだいたい流れとして
① 朝のあいさつ
② 健康観察
③ 先生の話
は、ほぼ必ず入っていることだと思います。
これに加えて+αで学級ごとに「日直のスピーチ」や「黙想」など、別のことをやっています。
でもまずは、上記の①~③を考えてみましょう。
meetで繋げたらクラスの子の顔を見られるようにしましょう。


「レイアウト変更」→「タイル表示」をするとクラスの子の顔がみんな見られるようになります。
これで朝のあいさつや健康観察をすると良いでしょう。
健康観察のときには「手のマーク」を押すと挙手になるので、それで確認してもいいし、時間をかけてもいいなら、一人一人マイクのオンオフをして声を聞いてもいいでしょう。
ただ、全員のマイクをオンにするとうるさくなってしまって、先生の声が届かなくなってしまう可能性があるので入れても数人の方が良いと思います。
マイクをオンにした児童は、話し終わったら必ず「マイクオフにする」という癖をつけさせましょう。
そして先生の話では、先生がマイクをオンにした状態で話をします。
わかったら「手のマーク」を押させるというのも一つの方法です。
どうですか?
簡単そうじゃないですか?
でもまだ不安に思っている先生はいらっしゃるはずです。
それはどんな不安なのか・・・できるかどうかの不安です。
すごくわかります。
「簡単簡単って言うけど触ったことがない人が触れるのか不安」
と思ってしまうかもしれません。
でも、その不安はGooglemeetを触ってからの「触ったけどわからない」の不安に変えましょう。
もしかしたら触ってみたら「本当に簡単だった」に変わるかもしれません。
もしかしたら触ってみたら「わからない」に変わるかもしれません。
どちらにせよ、触ってみて簡単なのだったら解決です。
でも触ってみてわからないだとしても解決なのです。
だって、何がわからないかがわかったからです。
それは周囲からの支援にしようがあります。
「触ったことがないからできるか不安なんです」
の場合の支援は「触ってみてください」しかありません。
「触ってみたけどどこからmeetに入っていいのかわからない」
だったら具体的に教えられます。
子どもの勉強と同じです。
よく先生は
「どこがわからないかがわからないと教えられない」
と言います。
それと同じです。
間違えることが失敗なのではなく、やらないことが失敗なのだから、安心して自信をもってやってみましょう。
できないことはできることへの第1歩です。

3 リモートの授業

少し難易度が上がります。
ですが考えようによっては上がりません。
まず大前提で考えてほしいのは「リモートの授業」と「生の授業」では、先生にとっては生の授業の方がやりやすいし、子どもたちにとっては比較的理解しやすいです。
だから生の授業のようにうまくいかなかったと考える必要はまったくありません。
リモートで授業をしなければいけなくなるというのは不測の事態です。
今までは「なにもできずなすすべなく時間を過ごしていた」「プリントなどの課題を出して学校に取りに来てもらい子どもたちに取り組ませていた」などなどです。、
どんな状態でもリモートで授業ができるようになったのは大きな進歩だということです。
「リモート授業になったら理解度が低くなった」
それは当然だと思っていいです。
今までは授業をしていなかったのだから「理解すらさせていなかった」ところから、リモート授業で「生の授業より理解度が低くなった」ということです。
だから手探りでもいいので授業をしてみましょう。
新型コロナウィルスのことがなく、通常に授業が行われていたら「アクティブラーニング」ということで話し合いや意見の練り合いなどで積極的コミュニケーションをとって授業が進められていました。
ですが、今はそれはできません。
生の授業であっても積極的なコミュニケーションを取らせることにはできませんし、リモート授業になってもできません。
だから教え込むという一昔前の授業になってしまいます。
それは致し方ないことなのです。
今の状況でまったく授業をしないで「各自で教科書を読んで理解してくれ」という状況だったが少し前に進みました。
サテライト授業ということで塾などでは積極的に映像を使った授業は取り入れられていたし、はじめてみたことではないから世の中のハードルが高いのです。
でも学校教育はリモート授業1年生です。
金メダリストに最初の1歩があったのと同じで、学校教育にも最初の1歩がそれぞれあります。
安心して授業をしてみましょう。
「ところでリモートの授業はどうしたらいいの?」
と思うかもしれません。

① 黒板が見えるように遠くにタブレットを置く

・普通の授業をするかのように黒板が映るようにタブレットを置きましょう。
・そして今までと同様に授業をします。
・子どもたちはそれを見ながら授業を聞きます。
これをすると授業は今で通りなのでやりやすいです。
一方で黒板が見えないので板書をノートに書き写すということは困難になります。
だから板書したものを写真にとってFoamで送るという方法もあります。

② 目の前だけで授業

・紙などに板書するはずのものを書いて手で持って映し出して授業を進めます。
・紙に書くので比較的今までと同じように授業を進めることができます。
これは板書に比べると比較的見えやすいのでノートに書きやすいです。
しかしいずれにしても板書の写真は送った方が良いでしょう。

③  Jamboardを共有して授業

・Jamboardというサービスを使って、画面共有しながら授業を進めていきます。
・子どもたちはその授業を見ながら授業を受けます。
この一番のメリットはリアルタイムで先生が文字を書き込むということです。
Jamboardはホワイトボードのようなものなので、先生が授業をしようと思っていたことを書き込んでいきます。
黒板ではなくホワイトボードで授業をするような感覚です。
ただこちらは共有という機能を使うので、meetを初めて使いますの先生には少しだけ難易度があがります。

授業はいろいろなやり方があり、唯一の正解というものはありません。
子どもがいれば子どもの数だけ正解があります。
もちろん正しいのは児童が理解してくれる授業ということです。
ですが何度も言いますがあくまでリモート授業をやるというときは不測の事態です。
リモート授業が終われば、きっと教室でもう一度復習をしなければいけないのですから、恐れずにやってみましょう。

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4 まとめ

今回はGoogleサービスのmeetを使って、朝の会や帰りの会、リモート授業を考えてみました。
まずすべきはmeetに繋ぐことです。
繋げたら「レイアウト変更」→「タイル表示」でクラスの子を全員出しましょう。
そうしたらみんなの顔が見られるので安心です。
朝の会や帰りの会がきっとできます。
いつもと同じようにやってみましょう。
授業も同じです。
リモート授業になったからといって恐れることはありません。
今まではそれすらもできなかったのだから、できるようになっただけすごいのです。
例えばどんな授業を展開したらいいのかわからなかったらとりあえず普段の授業です。
① 黒板が見えるように遠くにタブレットを置く
② 目の前だけで授業
③  Jamboardを共有して授業
これらをまずはやっていましょう。
やらない不安ではなく、やったあとの不安の方が軽いです。
やってみてできないことには教えようがあるからです。
「なんでこんなこと・・・」
と思ってしまいますが、時代は変わっていきます。
もしかしたらいずれは学校に登校してこない世の中になるのかもしれません。
まぁ、学校は勉強だけを教える場所ではないのでそういうことはないと思いますが、そんなことが起こりうる世の中になるかもしれません。
その第1歩に携わったというのはすごいことです。
安心して取り組んでみましょう。
安心したところで川を覗いてみてください。
めだかの学校もリモート授業に追われています。
急にリモート授業をすることになったので歌の歌詞も急ピッチで変わりました。
「♪めだかの学校は川の中 そっと覗いて見てごらん そっと覗いて見てごらん みんなでリモートしているよ♪」
これからの音楽の教科書にはこちらが載りますのでご確認ください。
さて、最後にリモートの授業でのほっこりエピソードをいくつかご紹介します。
タブレットでリモート授業を受ける側として実は得意なのが、のび太くんです。
普段は22世紀のハイテクノロジー道具を使い慣れているので、21世紀のタブレットは簡単過ぎるそうです。
万が一わからなくてもリモート中にどこでもドアを使って学校に行って先生に聞いてしまいます。
22世紀にはリモート授業よりも進歩したテクノロジーがあるのですが、あえて使わせないドラえもんの采配は、まるでトルシエ監督のようです。

次にカツオくんです。
カツオくんがリモートで授業を受けていると後ろからサザエさんがのぞき込んでうっかり映り込んでしまいケンカになってしまいます。そうすると波平さんにカミナリを落とされ、クラスメイトにその様子が生中継されています。

そしてハリーポッターです。
ハリーポッターは魔法を使わずあえてタブレットで授業を受けています。
meetで授業を受けている最中についつい「エクスペクト・パトローナム!」と叫んで、タブレットの向こう側に守護霊を出してしまっているそうです。

最後に草壁サツキちゃんです。
リモート授業になったことで、5時間目にメイちゃんがおばあちゃんと一緒に学校までやってくるということがなくなりました。
そのため、お地蔵様のところで雨宿りしていて、かんちゃんに傘を借りるという名シーンはなくなり、もちろんサツキちゃんとメイちゃんで傘を返しに行くという名シーンもなくなります。
そのため、おばあちゃんとかんちゃんの名会話である
「だ~れか来たんけ~?」
「すらね~!」
もなくなってしまいました。
リモート授業の余波はものすごいことになっています。

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