「体育の授業をしていて得意な子と苦手な子にはちょっとした差があるなぁ」
と思うことってありませんか?
得意な子って何が得意なのでしょうか。
今回は体育の授業における技能の得意な子とそうでないこの意外な違いや特徴について解説したいと思います。
最後まで読んでいただけると「これができれば得意の仲間入りだね!」と思っていただけると思います。
1 跳び箱で助走をしない
「むむむ?!できる子って助走しないの?」
と思う方も多いかもしれません。
そうなんです、体育が得意な子は跳び箱のときに助走を必要としません。
先にお伝えしておきますが、モンスターボックスのような跳び箱のことを言っているわけではありません。
小学校でやる6段~8段くらいの跳び箱の話です。
しかも開脚跳びの話です。
それを踏まえた上で説明させていただきます。
跳び箱が上手な子はロイター板の踏み方が上手です。
両足で力強くロイター板の上に乗ることができます。
その力でロイター板の上に乗れると、6段~8段の跳び箱でも軽々と越えることができます。
逆に助走をしてしまうと、その力を制御しきれずに、前に吹っ飛んでしまいます。
「上手な子は助走が必要ない」=「踏み切りが上手」
という構図になっています。
2 ハードル走で思い切り転ぶ
「むむむ?!上手な子ほど転ばないんでしょ?!」
と思う方も多いかもしれません。
でも実は上手な子ほど転びます。
しかも思いっきりです。
その理由はすぐにわかります。
ハードル走を習いたてのときにはハードルを越える「ハードリング」が全然身についていません。
そのため「ピョン!」とハードルを跳び越えます。
ですが、習っていくにつれて跳び越していたハードルをまたぎ越すようになります。
しかもまたぎ越すことによってスピードも出てきます。
さらにまたぎ越すことによってハードルぎりぎりを通過します。
想像できてきましたか?
「ハードルぎりぎりをスピードに乗って走ってくる子」と「ハードルを倒さないように近くになったらスピードを緩めて跳び越える子」ではどちらの方がハードルで転びそうでしょうか?
そうなんです、上手になればなるほど転びます。
逆に言うと、苦手な子は転ぶことができません。
もちろん転ぶということは怪我のリスクが高まります。
手の付き方によっては骨折ということも起こりうる大変なことです。
だから転びましょうということではないことは大前提ですが、得意な子ほど転んでしまいます。
授業のときには
「ハードルが上手になればなるほど転倒する」
ということを子どもに教えてあげましょう。
3 ボール運動では中継地点
「むむむ?!できる子はボールの所持が得意なんじゃないの?」
と思う方も多いかもしれません。
たしかにボール運動が得意な子はボールを所持します。
そしてドリブル突破をしてシュートをして活躍することができます。
ですが、残念ながら文部科学省が出している「学習指導要領」には「その子」を育てるようには書かれていません。
つまり、それができたところで大きな評価にはつながらないのです。
本当にボール運動が得意な子というのは、ボールを所持し続けることはしません。
味方からのパスを受け取り、指示を出して、シュートに繋がるパスをさばくことができます。
「味方→自分→味方」
という構図になり、ボールの中継点になります。
「あの子上手なんだけどワンマンプレーなんだよね」
は、まだまだ上手ではないということです。
4 まとめ
今回は「体育の得意は意外なところにある特徴」ということを解説しました。
運動神経には良い悪いはなく、運動に差が出るのは経験の差によるものです。
ですから、今回お話させていただいたことは、ある限られた特定の子どもたちにだけ伝えたいことではなく、すべての子ができる可能性を持っています。
1 跳び箱で助走をしない
体育が得意な子は跳び箱のときに助走を必要としません。
跳び箱が上手な子はロイター板の踏み方が上手です。
両足で力強くロイター板の上に乗ることができます。
その力でロイター板の上に乗れると、6段~8段の跳び箱でも軽々と越えることができます。
逆に助走をしてしまうと、その力を制御しきれずに、前に吹っ飛んでしまいます。
「上手な子は助走が必要ない」=「踏み切りが上手」
という構図になっています。
2 ハードル走で思い切り転ぶ
実は上手な子ほど転びます。
しかも思いっきりです。
その理由はすぐにわかります。
ハードル走を習いたてのときにはハードルを越える「ハードリング」が全然身についていません。
そのため「ピョン!」とハードルを跳び越えます。
ですが、習っていくにつれて跳び越していたハードルをまたぎ越すようになります。
しかもまたぎ越すことによってスピードも出てきます。
さらにまたぎ越すことによってハードルぎりぎりを通過します。
そうなんです、上手になればなるほど転びます。
逆に言うと、苦手な子は転ぶことができません。
3 ボール運動では中継地点
たしかにボール運動が得意な子はボールを所持します。
そしてドリブル突破をしてシュートをして活躍することができます。
ですが、残念ながら文部科学省が出している「学習指導要領」には「その子」を育てるようには書かれていません。
つまり、それができたところで大きな評価にはつながらないのです。
本当にボール運動が得意な子というのは、ボールを所持し続けることはしません。
味方からのパスを受け取り、指示を出して、シュートに繋がるパスをさばくことができます。
「味方→自分→味方」
という構図になり、ボールの中継点になります。
「あの子上手なんだけどワンマンプレーなんだよね」
は、まだまだ上手ではないということです。
以上が体育が得意な子の特徴でした。
これらのことを意識して体育をやってみると「体育得意」の仲間入りかもしれません。
足が速くて有名な動物と言って最初に思い浮かぶのはやっぱりヌーです。
そしてヌーに次ぐ俊足動物で思い浮かぶのはやはりカピバラです。
カピバラは時速50kmで走ることができるので、時速44kmで走る世界最速の男ウサインボルトよりも速いのです。
カピバラの速さは見た目通りで、ケインコスギさんの筋肉くらい見た目通りです。
そんな誰もが思い浮かぶ俊足動物カピバラでも、ハードルを倒すことはできませんし、上手にロイター板を踏み切ることはできません。
やっぱり人間って器用な生き物なのです。
だから「運動が得意じゃないんだよなぁ」と思っている子は自信を持ちましょう。
「俺なんてウサインボルトよりも足が速いカピバラよりも、速くハードル走を走ることができるもんねぇ!」
と心の中で叫んでやりましょう。
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