マラソンをはじめてみて、少し経つとフルマラソンに挑戦したいという気持ちになる方は少なくありません。
でもフルマラソンを走ってみたいけど、どのような装備で走ったらいいのかわからない。
という方も少なくないと思います。
10kmマラソン、ハーフマラソン、フルマラソンとそれぞれ装備が違ってきます。
というよりフルマラソンが特殊すぎるくらい違った装備なのでは?と思うくらい違います。
今回はサブ3.5を目指す私の装備についてお話させていただきます。
1 結論
いきなり結論ですが、マラソンの装備は人それぞれです。
というと身も蓋もなくなってしまうので少し解説させていただきます。
人それぞれというのは、ランナーによって欲しているものが結構違うということです。
そのため装備は人それぞれになってしまうのを前提ですが、じゃあいったいなに?となってしまいますので、私の装備とよく聞く装備を合わせてお話します。
その前にもう一つ大前提をお話します。
フルマラソンは10kmマラソン、ハーフマラソンとは別種目と考えた方がいいくらい違います。(私にとって)
ペース配分、給水技術、エイドのタイミング、装備・・・いろいろがフルマラソンだけ特別に違います。
フルマラソンは最初の1歩からゴールまでをどれだけ体力を蓄えながら走るか、そしてどれだけ省エネで走るかということが重要となります。
100m走のようにとにかく思いっきり腕を振って足をあげて持てる力を100mにつぎ込むのとは違って、淡々と42.195km間を刻まなければなりません。
ですので、装備も体力の消耗を押さえるものや消耗を遅らせるもの、突然のアクシデントに備えるものそのようなものが必要になってきます。
いろいろな装備がありますが、多くのランナーが装備しているものを解説します。
① ウエストポーチ
私はまずウエストポーチを体の前につけて走ります。
腰ではなくお腹といった感じです。
私にとって走りながら腰に手をやってごそごそするのは体力の消耗が激しいのです。
前にあることで比較的目視できるので、手で探りながら「これかな?」と考えることもなくなります。
そもそもですが極力考える量や回数を減らします。
頭で考えるということはそれも体力の消耗につながっていくのです。
それだけで?と思う方もいると思いますが、その「考えるという消耗」は戦略的な要素に使いたいので、なるべく考えなくてよいことは考えないようにしましょう。
それが42.195キロを走るということかもしれません。
② サングラス
普段のランニングでは、サングラスをつけたりつけなかったりするのですが、ハーフも含めマラソンのレースになると私はサングラスを必ずつけます。
その理由は目からも疲労するからです。
眩しいという感覚の他に紫外線を眼から吸収すると、脳から疲労物質が分泌されて、脳疲労を起こします。
普段感じている疲労のほとんどは脳からくると言われていて、マラソン中も例外ではありません。
何度も言っている通り、42.195kmを走るのですから、消耗はなるべく減らした方がいいし、その体力はゴールを目指す力に取っておきたいというのが本音です。
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③ エイド(特に食料)
エイドというと給水や給食ですが、私が装備するものとしては給食の方です。
給水ももちろん大切ですが、水分は重さがあります。
フルマラソンだと給水所は比較的多くありますので、そこで給水ができます。
ですが、給食は給水に比べて限られています。
エネルギーが切れてから摂取したのでは手遅れです。
早い段階でテンポよくとることがフルマラソン攻略には必要なことです。
私がいつも持っていくのは「塩羊羹」です。
チューブ型のもので大きさも1.5㎝×5㎝といったところでしょうか。
これを5kmごとに食べるので、8本持っています。
エネルギーが切れてしまうとガクンとペースが落ちてしまいます。
30kmあたりで落ちる場合が多いのですが、エネルギーを使いすぎると20km過ぎにはタイムが落ちだしてしまいます。
お腹がすくから食べるというよりは、エネルギーが枯渇しないために事前に食べておくという感覚です。
エイドその2では、塩分タブレット数個も持っています。
途中、エイドステーション等でも飴やタブレットを手に入れることはできます。
ですが、自分で持っているという安心感は、疲労感を減らします。
そんなにかさばるものではないので、もっておいて損はありません。
私は装備として持っていきませんが、水分を持っているランナーもよく見かけます。
やはり自分のタイミングで水分を摂ることができるというのは疲労を少なくするのかもしれません。
私は重くなるので、水分を持たず次のものを持ちます。
④ こむら返り止め
これは最近持っていったのですが、意外と効果があります。
これは一般的に多くのランナーが持っているというより、私が持っている装備の一つです。
走っていると知らず知らずに脱水を起こします。
ハーフだったら10kmくらいまで給水所に寄らなくて、そこから給水したとしてもゴールできるという場合はけっこうあります。
ですが42.195kmは違います。
極端なことを言えば最初の給水所からしっかりと給水をしていないと後半にそのツケが回ってきます。
前半の給水不足は25km以降にやってくるのです。
それは攣るというカタチで表に出ます。
寒さや疲労ももちろん関わってきますが、脱水でのこむら返りはけっこう起こります。
そのため私は給水はもちろんしっかり行っていますが、ゼリータイプのこむら返り止めも持っています。
以上が、私のフルマラソン装備です。
2 まとめ
フルマラソンは他の10kmマラソンやハーフマラソンとは別種目と言っていいくらい過酷。
そのため装備は万全の方が良い。
いろいろな装備を入れておくため。腰ではなくお腹につけた方が使い勝手が良い。
②サングラス
体力はなるべく後半に残しておいた方が良いので、眼から紫外線を浴びて脳疲労を避ける。
③エイド
水分も大切だけど、食料を持った方が良い。
給食所は給水所に比べて少ないから。
「チューブ型塩羊羹」がおすすめ。
塩分タブレットも持っていると安心。
ランナーによっては水分も持っている。
④こむら返り止め
走っているときに攣ってしまったら、そこから先のランが絶望的になる。
給水をして攣るということを回避したいが、それでも予防策としてこむら返り止めも持っておくと安心
以上が、フルマラソン用の装備です。
また新たに良いものがあったら、ご紹介させていただきます。
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