断食ダイエットはありかなしか?体験談から伝える断食ダイエットの身体の変化!

スポーツ&運動

世の中は断食によるダイエットがけっこうブームです。
ずいぶん前には私も断食ダイエットをしていたものですが、ダイエットをしたあとに身体がどうなるのかを経験談からお伝えして、断食ダイエットを考えている方のお力になれればと思います。

1 断食ってそもそもなに?

その名の通り「食を断つ」ということです。
食と断ってダイエットをするのですから、効果はありそうです。
人は食べ物から栄養をとるのですから、その栄養を断ってしまえば太る要素はなくなるわけです。
しかし、女性に人気の断食ダイエットは一日のうちに夕食だけ食べるとか、カロリーの低いもので昼食と夕食を食べるとかのものとよく聞きます。
人気の断食道場の情報を見ても全く食べないというわけではないし、トレーナーが付いているので食の管理もされていて、栄養管理もされていて運動管理もされていて、とてもいいものなのじゃないかなって思います。
しかし、今回私が紹介したいのはそのような道場での至れり尽くせりに管理された断食ダイエットではなく、私が経験した完全なる断食ダイエットです。
私の経験した断食ダイエットは基本的には何も食べません。
しかし、人間に必要な「水分」と「塩分」を断つわけにはいかないので、その2つは摂ることに決めました。
さて、それを踏まえて、絶食とも言える断食ダイエットはありかなしかでいうと・・・なしです。
その理由について詳しく話していきたいと思います。

2 断食ダイエットの流れ

私は朝が弱いため、朝食を摂らなくても大丈夫なので断食ダイエットを朝から始めることにしました。
また、平日の日中は動くのでお腹がすいていることを忘れてしまうだろうと思い、日曜日の夕飯を抜いて早めに就寝しました。
翌日、案の定朝ごはんを食べたいという気持ちにならずに家を出ました。
基本的にどの日も昼食がきつい状態です。
そこを我慢すると家に帰ってから夕飯を食べずに違うことに熱中すればよかったのです。
そうした中、水と塩は適度に摂っていました。
水をお腹いっぱい飲むということはしませんでした。
そんな生活を7日間しました。
7日目の夕方、ちょっと立ち上がったときにフラっときて顎を棚にぶつけて倒れてしまいました。
気絶という感じではなく、寝ているというのでもなく、うす~く起きているでした。
ハッと起きたときには部屋は暗く2時間くらい寝ていたことに気づきました。
そこで限界を感じて断食ダイエットをやめることにしました。

3 なんでおすすめしないのか

① 食べないという行為が危険

食べないという行為が身体的に危険なことは間違いありません。
人気の断食道場のように管理されている分だけ食べるのはいいのかなとは思うのですが、極端に食べないという行為は危険なのでやめましょう。

② 栄養を補給することができない

また、食べないということは栄養を補給することができません。
食べることによって得られる栄養は脂質や糖質だけではありません。
あらゆる健康的な栄養素を断つということになります。

③ 筋肉も落ちてしまう

脂肪は落ちるかもしれませんが、合わせて筋肉も落ちてしまいます
落ちてしまった筋肉をまた改めてつけるのは7日間食べないという行為よりも大変なことかもしれません。

④ 胃がやられる

そして長期に渡って食べないと胃がやられてしまいます。
食べても身体が食事を受け付けてくれません
だからおかゆのような水っぽいものからゆっくり食べ始めます。
その期間も大した栄養は摂れていませんので、筋肉は落ちる一方です。

⑤ 運動ができない

じゃあ、運動しながら、筋トレしながら断食をすればいいのでは?と思う方もいるかもしれません。
それもありです。
断食道場では当たり前に行われるプログラムです。
でもその運動をするというのは、ちょっとでも食べていればの話です。
全く食べずに運動をするという行為は命の危険にも関わってきます。
そもそも食べないということは、何もしないでもきついことなのに、それに加えて汗によって身体から水分や塩分を出し、エネルギーを放出する行為です。
全く食べないなら運動はやらない方がいいでしょう。
摂取したよりカロリーよりも多い運動で消費するのはいいのですが、摂取していないのに運動する行為は危険すぎますのでやめましょう

4 〇〇ダイエットが流行る理由

バナナダイエットとかリンゴダイエットとかいろいろなダイエットがかつて流行ってきました。
それはなんでかって?答えは一つ「痩せる」からです。
でもバナナを食べるから、リンゴを食べるから痩せるのではありません。
先ほど言ったように摂取した分よりも消費する方が多ければ痩せるのです。
だから極端に言えば毎日焼肉やラーメンを食べまくっても、それよりも消費カロリーが多いのなら痩せます。
ボクサーやマラソンランナーが食べても食べても太らないのはそういう理由です。
逆に言えば「バナナダイエットしてるんだけど太るんだよね」という方は、バナナによって摂取したカロリーが消費カロリーを上回っているだけの話です。
痩せたいならば消費することがいいということを頭に入れておいてください。
消費する手っ取り早い方法は運動です。
だから私は「食べない」ということではなく「運動する」ことを選びました。

5 まとめ

断食ダイエットはありかなしかということに関しては、なしです。
※今回の断食とは「絶食」とも言える全く食べないということで、ちゃんとしたトレーナーが付いている断食道場のことではありません。
その理由は

① 食べないという行為そのものが身体的に危険な行為だから
② 食べないことで脂質や糖質という栄養素だけでなく、すべての栄養素を断ってしまうので、筋肉などの身体にとって必要なものまで落としてしまう。
③ 筋肉が落ちると改めてつけることが大変困難で、7日間食べないということよりも大変な思いをしてしまう。
④ 断食後に当分は胃が食べ物を受け付けてくれなくなる。
⑤ 危険なので本来は運動しながらダイエットという方法がいいのに、断食しながら運動という行為が危険すぎるので健康的には痩せることはできない。

〇〇ダイエットというのが流行りますが、結局のところ摂取カロリーを抑えているということです。
摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまえばどれだけカロリーの低いものを食べていても太りますし、消費カロリーが摂取カロリーを上回ればどれだけ高カロリーなものを食べていても痩せます。
ダイエットに必要なことは、食べないということではなく、運動をして消費カロリーを増やして、低カロリーなものを食べてある程度の摂取カロリーを抑えることが必要です。
痩せたいと思っている方は、健康的に長期間続くようなダイエットをおすすめします。

 

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