体育の授業で打つという動作は様々あります。
ソフトボールやティーボール、バドミントンなどが思い浮かぶものです。
今回はそ「打つ」という動きについて考えていきたいと思います。
「ティーボールなんて止まっているボールなのになぜか当たらないんだ・・・」
という子を見かけることもあるでしょう。
動きの流れを覚えて指導につなげてもらえればと思います。
1 打つ
打つという動きはたたくように衝撃を与えて、ボールを跳ね飛ばす運動です。
腕だけではなく、体全体を使ってボールに力を伝えます。
打つ動作は、野球、鉄球、テニス、バドミントン、バレーボールなど、さまざまなスポーツで応用できます。
まずは道具を使わず、手で打つ場合を確認しましょう。
ボールを打つポイントは2つで「体重移動して体を捻る」「ボールの中心を打つ」です。
【打つ動きの流れ】
① 見る
横向きにかまえ、ボールを見て、ボールとの距離をつかみます。
打てない子に限って途中から目を瞑ります。
しっかり目を見開いてインパクトの瞬間までボールを見ましょう。
② 体重移動&ひねり
両方の足にかかっていた体重を、後ろの足に移動します。
前足に体重を移動させながら、身体を捻ります。
手でボールをたたき、跳ね飛ばします。
③ 打つ
打ったあとに身体を捻り切ります。
【OKの体重移動とNGの体重移動】
OKの場合
・下半身を使って、体重移動ができている。
・体重移動と身体の捻りを使っている。
・最後まで前を見ている。
NGの場合
・体重移動ができておらず、上半身しか動いていない。
・両足に体重が乗ってしまって突っ立っている状態。
【OKの打ち方とNGの打ち方】
OKの場合
・ボールをよく見ている。
・手の中心でボールを捉えている。
NGの打ち方
・ボールをしっかり見ていない
・顎が上がってしまって下目使いで見ている。
スムーズにカラダを捻る練習
【タオル振り】
・右打ちの場合は右手にタオルを持ちます。
・打つときのように立ちます。
・手を引いて、後ろ足に体重を乗せます。
・前足に体重を乗せながら手を振ります。
・腕を顔を通過して身体の逆側まで振ります。
【風船バレー】
・風船をよく見て、手の中心で打つ練習をします。
【止まっているボール打ち】
・ボールを代の上に置き、手で打ちます。
【壁あて】
・壁にボールを当てて、跳ね返ってきたボールを打ち返します。
・狙った場所に当ててみましょう。
今まで読んでいただいて
「結局バットとかラケットを使う場合が多いのに手で打ってて大丈夫?」
と思った方もいると思います。
ですが、バットやラケットのような媒介物を使う前に、体重移動や捻りの感覚、そして当てる感覚をつかむことの方が大切です。
それをしなければ媒介物でも決して当たりません。
偶然当たったというレベルでは試合にも練習にもならないので、まずは手で打つ練習をしてから媒介物を使いましょう。
2 いろいろな打ち方
① フォアハンド
使う場面:テニス、バドミントン、卓球など
打つ手側に来たボールの打ち方です。
打つ手と反対側の足を前に出すと打てます。
野球のバッティングにも動きが似ています。
② バックハンド
使う場面:テニス、バドミントン、卓球など
打つ手の反対側にきたボールの打ち方です。
打つ手と同じ足を前に出します。
③ オーバーハンド
使う場面:バレーボール、テニス、バドミントンなど
高い位置にあるボールの打ち方です。
腕を肩より高く上げ、頭の上から振ってボールを打ちます。
野球のピッチングにもつながる動きです。
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3 まとめ
今回はそ「打つ」という動きについて考えてみました。
打つと言ってもいろいろな場面で使います。
野球、テニス、バドミントンなどさまざまあります。
打つという動きはたたくように衝撃を与えて、ボールを跳ね飛ばす運動です。
腕だけではなく、体全体を使ってボールに力を伝えます。
ボールを打つポイントは2つで「体重移動して体を捻る」「ボールの中心を打つ」です。
【打つ動きの流れ】
① 見る
横向きにかまえ、ボールを見て、ボールとの距離をつかみます。
② 体重移動&ひねり
両方の足にかかっていた体重を、後ろの足に移動します。
前足に体重を移動させながら、身体を捻ります。
手でボールをたたき、跳ね飛ばします。
③ 打つ
打ったあとに身体を捻り切ります。
バットやラケットのような媒介物を使う前に、体重移動や捻りの感覚、そして当てる感覚をつかむことの方が大切です。
それをしなければ媒介物でも決して当たりません。
偶然当たったというレベルでは試合にも練習にもならないので、まずは手で打つ練習をしてから媒介物を使いましょう。
ただ、大人になるとバットを持って打つという場面が激減します。
ですが、ハリセンを使ったコントをすることはよくあることです。
チャンバラトリオに代表するように、ハリセンはツッコみの王道の道具です。
ハリセンで叩いただけで笑いが生み出されますし、叩かれた方も意外と痛くないという利点があります。
ハリセンを上手に使いこなせれば、会話の中でツッコみを完璧に入れられます。
そして笑いも話題も独り占めになります。
そのためにも子どものうちから打つという動きは身につけておいた方が良いと思います。
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