「鉄棒って教えるの難しいなぁ」
「コツって言われても・・・」
そんなことってありませんか?
今回は鉄棒の技の解説をしたいと思います。
取り上げたい技は「足かけあがり」「飛行機とび」の2つです。
上がり技と下り技が身に付くと高学年で重宝します。
1 高学年の鉄棒
高学年では、中学年までにできるようになった技を繰り返したり組み合わせたりすることが目標とされています。
文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 体育編
このように書かれていますので、高学年になると組み合わせるということを多く行うのが授業のスタンダードです。
例えば「上がり技」+「支持技」+「下り技」を組み合わせて一つの流れとするというものです。
「逆上がり」+「後方支持回転」+「前回り下り」という感じです。
このときに真ん中の支持技が多ければ評価が上がったり、いろんな組合せができれば評価が上がったりするのです。
そのため、マットの連続技のように技の数を持っていれば持っているだけ有利なのです。
2 足かけ上がり
足かけ系の技は見栄えがするのに、比較的簡単にできて重宝します。
手だけでなく足も使うので上がりやすかったり、下りやすかったり、回転しやすかったりするのです。
それでは足かけあがりの解説です。
② 両手の間に片方のひざ裏をかけます。
※ 片足は地面、片足は鉄棒にかかっている状態です。
※ 両手は鉄棒をしっかり握ります。
③ 肘と脇を伸ばし、前に踏みこみながら振りましょう。
※ この振るという力が大きければ大きいほど簡単に上に上がります。
④ 振ったのが戻ってきたときに手で鉄棒を引っ張る感じで上に体を押し上げます。
※ 足が引っ掛かっているので体を起こしやすくなっています。
⑤ 鉄棒の上に乗ったら完成です。
※ 足はかけたままで大丈夫です。
【足かけ上がりをやる前にやっておくと良いもの】
○片足かけ振り
・片足を鉄棒にかけます。
・かけた状態で体を振りましょう。
・この勢いがつけば一気に上がってしまいます。
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3 飛行機とび
この技は下り技として重宝します。
それほど難しい技ではないのです。
これも見栄えがするのに意外と簡単にできる技の一つです。
② 鉄棒の増したを通過するまで、足裏を鉄棒につけたまま懸垂します。
※ 両足で鉄棒を押して、両手で鉄棒を引っ張るというイメージです。
③ 肘を伸ばして鉄棒を後ろへ離すようにし、空中で体を伸ばします。
④ 着地をしたら完成です。
※ 下り技なので必ず着地があります。
【飛行機とびをやる前にやっておくと良いもの】
○足裏支持振動
・膝を伸ばし、つま先を鉄棒につけて前後に軽く振ります。
・足は開いていても大丈夫です。
・この姿勢のまま体を振動させましょう。
4 まとめ
今回は鉄棒の「足かけ上がり」「飛行機とび」の解説をしました。
足かけ上がりは上がり技、飛行機とびは下り技として重宝します。
どちらも最低ラインという技ではありませんが、比較的簡単にできる上に見栄えがするので重宝します。
鉄棒は比較的みんなができると言われている技ですら手にマメができます。
一度はマメが潰れて回復して、さらにまたマメが潰れるくらいの気持ちでいた方が良いでしょう。
頑張った子の手の平にしかできない「がんばりまめ」です。
② 両手の間に片方のひざ裏をかけます。
※ 片足は地面、片足は鉄棒にかかっている状態です。
※ 両手は鉄棒をしっかり握ります。
③ 肘と脇を伸ばし、前に踏みこみながら振りましょう。
※ この振るという力が大きければ大きいほど簡単に上に上がります。
④ 振ったのが戻ってきたときに手で鉄棒を引っ張る感じで上に体を押し上げます。
※ 足が引っ掛かっているので体を起こしやすくなっています。
⑤ 鉄棒の上に乗ったら完成です。
※ 足はかけたままで大丈夫です。
② 鉄棒の増したを通過するまで、足裏を鉄棒につけたまま懸垂します。
※ 両足で鉄棒を押して、両手で鉄棒を引っ張るというイメージです。
③ 肘を伸ばして鉄棒を後ろへ離すようにし、空中で体を伸ばします。
④ 着地をしたら完成です。
※ 下り技なので必ず着地があります。
できる技を増やすことは鉄棒の連続技のバリエーションの強化に繋がります。
試してみてはどうでしょうか?
ただ、小学生のうちは必死に鉄棒をすることはあるのですが、大人になると鉄棒をすることは激減します。
でも、石神井川付近で矢が刺さったカモを見かけたら、小学生のうちに学んだ鉄棒の握り方を応用して、優しく矢を抜いてあげてください。
小学校で学んだ鉄棒は動物愛護にも役立ちます。
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