【陸上運動×短距離走】ストライドとピッチを上手に使って今よりも速く走る方法!

体育

運動会や体育の授業で
「かけっこや短距離走が速くなったらいいなぁ」
という子どもたちを見かけたことはありませんか?
そういう子に限って走るフォームは伸びしろがあります。
ということはその子たちの願いを叶えるということは難しいことではありません。
「ヌーやカピバラ、ワニのように速く走れたらいいなぁ」
という人類も見かけたことはありませんか?
実はそちらはちょっと難しいのです。
人類最速の男ウサインボルトさんのトップスピードがおよそ時速45kmです。
それに対してヌーはおよそ時速80km、カピバラはおよそ時速50km、ワニはおよそ時速50kmですから、ちょっとそれら動物に勝つことは難しいです。
今回は動物たちに勝つことは無理でも、速く走りたいすべての人類のために、その裏ワザを解説したいと思います。
最後まで読んでいただくと、ウサインボルトのように・・・なれないのですが、今の自分よりは必ず速くなっているはずです。


1 速く走るための結論

速く走るためには
① 足をすばやく動かす(ピッチ)
② 走るときの歩幅を長くする(ストライド)

この2つしかありません。よくピッチ走法やストライド走法という言葉を耳にしませんか?これは長距離を走るための走法としてよく使われますが、短距離でも同じことが言えます。ピッチ走法は、足をすばやく動かして前に進む方法です。ストライド走法は歩幅を広くとって前に進む方法です。短距離ではピッチを速くしてストライドを大きくとることこそが、速く走るための方法なのです。それを実現したのが、そうですウサインボルトさんです。あの身長でストライドがめちゃくちゃ広いのにも関わらず、ピッチが速い、まさに人類最速にふさわしい走りでした。
今回ご紹介する裏わざは、ピッチとストライドに速く走るためのコツが隠されています。

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2 コツ1「地面を力強く蹴る」

オリンピックに出るような陸上選手、もしくは速く走る子を見ていて気づくことがあると思います。
それは、足のつま先で走っているということ。
足の裏全体を地面につけてバタバタ走っている陸上選手をみたことはないでしょう。
試しに足の裏をすべてつけて50mを走ってみてください。
きっとめちゃくちゃ走りにくいと思います。
足の裏全体を使おうとすると、うまく力が伝わってこないのです。
そのため、走るときは足のつま先を使うのです。
つま先で地面を蹴って太ももを大きく前に動かして、足を前に振りだしましょう。
つま先で地面をかくようにとらえます。
100均でビーチサンダルを買ってきて、かかとを切ってしまい、つま先しか地面のつかないようにして練習してみると、かかとを付けない走り方が身に付きます。

3 コツ2「歩幅を長く」

先にも書きましたが、ウサインボルトさんの歩幅はすごく広いのです。それでいて足の運びが速いから人類最速の男なのです。
だから歩幅は長い方がいいです。
かといって三段跳びのような歩幅ではありません。
歩幅を広げる走り方は、「頭を前に!」です。
胸よりも頭が前にあるということは前傾姿勢になっているという証拠です。
前傾姿勢になれば自然と足が前に出てしまうのです。
つま先で走りながら前傾姿勢で走るとスピードも上がってきます。
そして意識して歩幅を広げましょう。
今はスマホやタブレットの時代なので、横から撮影してあげて見せてあげると良いでしょう。

4 コツ3「3つの走り方」


かけっこや短距離走では3つの場面があります。
①スタート
②中間疾走
③ゴール
です。
これらの走り方をそれぞれ意識して変えることで速く走ることができます。
まずはスタートです。

スタート

スタートはタイミングよくとび出さなければいけません。
このタイミングを合わせる練習も積んでおきましょう。
予測ではなく、反応です。
スタートの合図をする人にもよりますが、スタートの合図をする人が
「よ~い!」
と言ったら、頭の中で
「1,2」
と数えて
「3!」
で、とび出すイメージをもたせましょう。
とび出したときにいきなり身体を起こしてはいけません。
最初の10mくらいは前傾姿勢で地面からしっかり力をもらいましょう。
スピードが0だったものから80~90くらいまでをここの場面で上げなければいけないのでとても重要です。
身体を起こすことで加速力が極端に落ちてしまいますので、前傾姿勢、顔も上げないで大きく手を振ってとにかく加速しましょう。

中間疾走

スタートでもらった爆発的な力を100まで上げてそれを保ち続ける力が必要です。
スタートから10mでトップスピードになったのだとしたら、のこり90mはそのトップスピードを保たなければいけません。
子どもはついつい横や後の子が気になってよそ見をしてしまいがちですが、決してよそ見をせずに前だけを見せましょう。
ここの声掛けが重要です。
せっかくトップスピードになったのに緩んでしまいます。
加速を保つコツはとにかく手足を思い切り振ることです。
しかも、手は前に振るのではなく、後ろに振る意識をもたせましょう。
トップスピードを保つのは大変です。
それはよ~くわかっています。
だからこそ、辛いときこそ手足を振って力をもらいましょう。長距離も一緒です!

ゴール

ゴールで重要なのはスピードを緩めないことです。
50m走だったら60mを走るつもりで、100m走だったら110mを走るつもりで走りましょう。
また、大人なら当たり前に知っている「ゴールは胸で計測される」ということを子どもは知りません。
かけ算を小学2年生で習うように、身体のどこがゴールを通過すると計測されるのか、ということも教えないと知らないのです。
そして意外と教諭は、子どもがそれを知らないことを知りません。
だから高学年になっても知らない子は知りません。
しっかり教えてあげましょう。
ゴールが見えても、スピードを緩めずに胸を出す。
これが大事!

5 速く走るためのシューズ

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今、流行っている走るためのシューズは厚底です。
どちらかと言えば長距離用ですが、短距離で使ってももちろん大丈夫です。

【何がいいの?】
それは自然と前傾姿勢になるということです。
先にも書いたように前傾姿勢になることが速く走るためのコツです。
頭が胸よりも前に出ることが良いことなのです。
それをシューズが実現してくれます。
そしてすべての歩数分をアシストしてくれるのです。
これは差が出て当たり前です。
もしも1歩では0.01秒の差だったとしても40歩走ったら0.4秒の差が出てきます。
これだけの秒数を縮めるのは容易なことではありません。
これが長距離になればなおのことです。
だから今、厚底シューズが流行っているのです。

【どこのシューズがいいの?】
正直、どのメーカーも優れています。
切磋琢磨しながら性能を高め合っているからです。
ですが、日本人ならばASICSです。
なぜなら日本のメーカーだから、日本人の足にフィットしやすいのです。
そして、耐久性が抜群です。
ASICSのシューズはちょっとやそっとでは壊れません。
履きつぶしてやっと履き替えるという感じです。
どのメーカーにしようというこだわりがないのであれば、断然ASICSです。

6 まとめ

速く走るためには
① 足をすばやく動かす(ピッチ)
② 走るときの歩はばを長くする(ストライド)
この2つしかありません。
でもなかなかうまくいかないので、コツとしては

・足をすばやく動かすためには、「つま先走り」です。
・歩はばを長くするためには、頭を胸よりも前にする意識で前傾姿勢。

走り方には3つの場面がある。
スタート、中間疾走、ゴール

・スタートは、とにかく爆発的な力が欲しいので低い姿勢で力強く地面を蹴る。
・中間疾走は、トップスピードを保ち続ける地味にきつい場面。
 この地味にきつい場面を乗り切るために手足をしっかり振って乗り切る。
・ゴールは、スピードを緩めないためにゴールラインが見えてもそこからさらに10m走る気持ち。

ゴールラインを越えるときには胸から。
これらを意識して、子どもたちのかけっこや短距離走の苦手をなくしてあげましょう。
足が速くなって大人になるとどんなメリットがあるのかというと、やはり一番は、ずっと好きだった幼馴染が東京に旅立つという日に、駅に見送りには行かず、ちょっと先の田んぼ道から見送るときです。
足が速くなったことで、どんどん電車に追い付いてしまって、結局次の駅まで先回りしてしまうという事態に見舞われます。
そして結局次の駅でお見送りということになります。
お見送りを独り占めするためにも、子どものうちからピッチとストライドを意識して走ることをおすすめします。


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