【運動会 体育主任】運動会に向けて体育主任が考えるべき仕事と心構え!

体育

学校にとっても体育主任にとっても運動会というのは一大イベントです。
オリンピックで言えば学校は開催する側なのでIOCということになります。
コロナが落ち着いてきたとはいえ「運動会をする」という判断は学校にとって大きな決断になっていることは間違いありません。
さて、今回は運動会を開催するにあたって主で動く体育主任がどのようなことに気をつけて当日を迎えるべきなのかを一緒に考えて行きたいと思います。
「やることがありすぎてわからない・・・」
「やることがなんなんだかわからない・・・」
という体育主任の先生にとっては一つのヒントになるかもしれません。
体育主任の仕事については

で解説しています。


1 運動会はエンターテイメント

運動会ですべての児童が関わるメイン競技と言えば「徒競争」「遊競技」「表現」が思い浮かびます。
それらを実施するときに
「なんでもいいから無事に終わってくれ!」
と、取り組んでいませんか?
運動会はエンターテイメントということを忘れてはいけません。
運動会の主役は子どもたちです。
その主役の活躍を見たいのは・・・保護者です。
先生たちが子どもたちの活躍を観るために運動会をやっているわけではありません。
子どもたちが活躍を通して成長することと、保護者にその成長を見てもらうことが一番の運動会の在り方です。
先生たちはその成長を通してその後の教育活動に役立てたり、体育という教科の評価こそしますが、それが一番のメインではないのです。
そうしたときに、運動会を観てくれる保護者が退屈なのと楽しむのでは大きな違いがあります。
基本的に自分の子どもが出ている種目や演技には興味を示して観てくれます。
ですが自分の子どもと関係ない演技に対しては一生懸命観ようとは思わないのです。
でもそれを観てもらえるようなエンターテイメントにしたときに運動会は活気が出るのです。
例えば音楽です。
徒競争を走る時に流れてくる曲が、今の流行りの曲だったり、保護者たちが若かりし頃の青春時代の曲だったりしたらどうでしょう。
音楽で楽しんでもらえませんか?
表現運動では、演技プランを考える段階ですべての人を対象とした演技構成になっていると自分の子どもが出ていなくても観たくなります。
運動会はすべての人が楽しめるような場にすることが良いのです。
それを可能にできるのが体育主任です。
体育主任にはそのエンターテイメントを構成することができる立場にあります。
「あぁ・・・運動会やだなぁ・・・めんどくさいなぁ・・・」
と考えてしまえばそれまでですが、会場にいるすべての人を楽しませることができる運動会を考えるのってとても楽しいことです。
そしてそれは達成感と自信に繋がります。
「コロナ渦なんだからそもそも運動会そのものが縮小されているから無理!」
と思うかもしれません。
だからこそ、コロナ渦で縮小されてしまうからこそ、子どもたちにも保護者にも楽しんでもらえる思い出の運動会を作ることに情熱を注いでみるのはどうでしょうか。
何度も言いますが、それができるのが体育主任です。

2 すべての仕事はできない

体育主任の先生の中でめちゃくちゃ敏腕でなんでもできる先生は多くいます。
その先生に共通しているのは采配が上手ということです。
運動会は特にそうなのですが、やる仕事量が半端ありません。
運動会の開催に至っては係の数も多いし、児童のことも考えなければいけないし、来賓やら準備やらと考えることが多いのです。
それを1人でやってしまうというのはあまりに無謀です。
おそらく体育主任はそれらを1人でもこなすでしょう。
ですが、周囲に頼るというのも仕事です。
体育主任の本当にすべきことはすべての仕事を1人でやることではなく、綿密な計画を立てることです。
そしてそれを仕事として職員にふりましょう。
「いやいや、職員にふってもやってくれないし、文句を言われちゃうんです・・・だから1人でやった方がいいんです」
それはごもっともです。
確かにどんなことをしても文句を言う人はいます。
ですが、文句を言わない先生のことを考えてみましょう。
快くやってくれる先生だってたくさんいるはずです。
そして快くやってくれる先生のために「綿密な計画」を立てるのです。
例えば当日までに全校で動かなければいけない朝の時間帯などは
「いつ、どこで、なにを、どんな配置でやるのか」
などを明確にしておくことです。
そしてそれは最低2週間前に資料を出しておくのです。
2週間前に出したことによって直前になると忘れてたという先生もいます。
だからさらに2日前に資料を再配布します。
そうすることで先生たちは自然と動いてくれます。
「資料の内容が曖昧であること」
「資料の配付が直前であること」
というのは周囲の賛同を得るのは難しいということを覚えておきましょう。
そのように綿密な計画を立てることで、各係の仕事というのは先生たちが自ら「いつまでに、なにをする」という計画を立ててくれます。
運動会の日に
「あぁ、この係の先生はこんなことまでやってくれてるんだなぁ」
ときっと感じることができます。
それが体育主任へのプレゼントとなって返ってくるのです。

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3 具体的な綿密な計画について

「綿密な計画」とは例えばどのようなものがあるのでしょうか。
運動会に向けて計画をするときにやらなければいけないことをいくつかご紹介します。
学校によっていろいろあるのですべてではないのですが、いくつか書かせていただきます。

① 運動会当日までのタイムスケジュール

運動会を迎えるまでには体育の時間を莫大に使います。
だから通常の授業では絶対に間に合わないのです。
運動会の時期には「運動会時間割り」などを使って変則的にやっている学校の方が多いのではないでしょうか。
そうなったときにどの学年が月曜日のどの時間を使うのかなどをしっかりと示しておかないと学年同士が重なってしまいます。
重なって時間のロスがないようにタイムスケジュールを出しましょう。
また、この時期になるとリレーの練習が始まるから、休み時間の校庭ではボール遊び禁止などもタイムスケジュールの中に入れておくとよいでしょう。
合わせて、運動会には徒競争の走順や各競技の準備計画なども提出しなければいけません。
だからそれをいつまでに提出するのかというものを示しておかないと後手後手になってしまいます。

② 業前運動の計画

朝の時間帯を使って練習をすることがあります。
例えば「開会式・閉会式」の練習や「団対抗リレー」などの全校が関わるものの入退場の練習、そして入場行進などをやっている学校では行進練習を行います。
応援合戦などもやる場合にはそれらの練習も含まれてきます。
これらすべての「次第」「担当」「集合場所」などを細かく示します。
そうすることによって何時にどこに子どもを連れて行けばいいのかがわかるし、先生はどこに配置すればいいのかがわかります。
「先生は担任だから自分のクラスにいればいいんじゃないの?」
と思うかもしれません。
運動会は学校によってはクラスを解体して、団としていくつかのチームに分けることがあります。
だから赤団の担当など、クラスとは別の動きをすることになる場合があります。
そのため先生の動きや配置も示しておかないといけないのです。

③ 前日・当日準備のタイムスケジュール

これらは先生だけでなく子どもや保護者に手伝ってもらう場合があります。
だから分単位でのタイムスケジュールや係ごとにどのような動きをするのかを事前に示しておくことが良いでしょう。
どの係がテントを担当するのかなど、いろいろとわかっていた方が良いことを記入します。
場合によってはタイムスケジュール通りに進まないことはあります。
でも大切なことは開始の段階で誰がどこにいて、どのような動きをするのかということです。
やってみたら意外と早く終わったから他の係を手伝ってもらうということは臨機応変に対応すれば良いのです。
逆に遅くなってしまったとなったら早く終わった係を手伝ってもらえばいいのです。
何の計画もなしにその場で指示を出すのではなく、事前に示すことが大切です。 

4 まとめ

今回は運動会に向けての体育主任の仕事について解説させていただきました。
運動会はエンターテイメントです。
会場すべての人が楽しめる構成にすることで誰もが参加できる運動会になります。
そのためには音楽にはこだわりましょう。
今流行りの曲を使用してもいいでしょう。
保護者世代が喜ぶ曲を使用してもいいでしょう。
遠くから聴こえてきた音楽が名曲だったら運動会が楽しくなりませんか?
また、表現の演技構成も工夫しましょう。
ただ踊らせるだけではなく、舞台を観に来てくれた観客を喜ばせるくらいのイメージで良いと思います。
自分の子だけを観るのではなく、面白そうだから観てみようというのがベストです。
体育主任はそれらを構成できる立場にあります。
運動会も盛り上がるものにしましょう。
ただ、体育主任がすべての仕事をする必要はありません。
敏腕体育主任はきっとすべての仕事をこなすだけの力をもっています。
ですが敏腕体育主任はたくさんの仕事をこなしやすくして周囲にふります。
ただ単に「やっておいてください」では文句が出てしまいます。
ですが下準備という綿密な計画をしっかりした上で提案すればやってくれます。
なぜなら運動会は学校行事だからです。
学校行事は体育主任がやりたいからやっているものではなく、学校としてやる必要があると判断されたからやっているのです。
その企画運営・指揮権をもっているのが体育主任というだけだからです。
企画運営・指揮権をもっているのだからみんなが気持ちよく動けるように計画を立てることが大切なのです。
1人ですべてを抱え込んでやる必要はありません。
綿密な計画というのは例えばどのようなものがあるのでしょうか。
① 運動会当日までのタイムスケジュール
② 業前運動の計画
③ 前日当日準備のタイムスケジュール
などが考えられます。
細かい計画を立てることは大変かもしれませんが、結果的には自分を救ってくれます。
以上が運動会に向けた体育主任の仕事と考え方です。
ぜひ楽しい運動会にしてほしいと思います。
毎年8月にモンゴルで開かれているヤクレースのエンターテイメント感を心待ちにしている人は少なくないと思います。
中央モンゴルのハンガイ山脈で開催されているので、日本人はついつい足を運んでしまって応援してしまうと思いますが、そういうイメージで運動会も構成してもらえると盛り上がるのだと思います。


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