【鉄棒×逆上がり】つまづきを理解した上で逆上がりを教える!

体育

逆上がりはただ単に勢いまかせでできる技ではありません。
まず必要なのはある程度の筋力が必要だということです。
鉄棒を握る筋力や体を一瞬だけ支える筋力などが必要です。
そして最も重要な要素は3つ
・バランス
・タイミング
・力の入れ方
です。
それを見つけるために子どもたちは練習を繰り返しているのです。
今回は逆上がりのつまずきを減らすための3つの要素や子どものモチベーションの上げ方について考えていきたいと思います。


1 内発的動機づけと外発的動機づけ

これら言葉はいろいろな場所で聞いたことがあると思います。
子どもに限らず、誰でもやる気があるかないかで上達のスピードが違ってきます。
まして、苦手なきおとならなおさらやる気は起きないものです。
子どもを指導するときに大切なのは、やる気にさせることです。
人のモチベーションは2つの種類があります。

内発的動機づけ

そのもの自体が好きで、やるきになってしまうことを言います。
長続きするにはこの気持ちがないと難しいでしょう。
一見、理想的に見えますが、内発的動機づけだけでは、ただの自己満足に終わってしまう危険性があります。
必要に応じて外発的な要素で刺激すると良いでしょう。

外発的動機づけ

そのもの自体ではなく、そこから発生する金銭、名誉、賞罰が理由でやる気になることです。
ここからスタートしてしまうと、モチベーションを保てる限界が出てきます。
苦手なものを克服するためなど、ここからはじめざるを得ない場合は、どこかで内発的動機づけを目覚めさせてあげる努力をしましょう。

指導者や親はこれら2つの動機づけをバランスよくして、効率よく上達する環境をつくってあげましょう。

指導するときに気をつけたいこと
・感情的になって怒鳴ること
・他人や自分の過去と比較すること
・子どもの人格を傷つけること
・嫌がることを強要すること
・あきれた顔をすること
・とりとめもなくダラダラ続けること
・一気にいろいろなことを教えること

これらを注意しながら指導をしてみてください。
きっと小さくても成長をみることができると思います。


2 逆上がりをするための要素

① バランス

さかさにぶら下がることに慣れて、特別意識や恐怖心をなくしましょう。
逆上がりでは、体が逆さになったところでバランスをくずさずに、体の動きをコントロールしなければなりません。
そのために大切なのが、逆さにぶら下がった姿勢に慣れることです。
慣れていないと、特別意識が芽生えたり、恐怖心から緊張したりするものです。
これらの気持ちが力みにつながって、イメージ通りの動きができなくなってしまうのです。
高さ30cmの平均台の上を歩くのを想像してみてください。
「30cmくらいの平均台ならあまり怖くないからすいすい歩ける」
と思う人と
「30cm・・・落ちたらどうしよう・・・」
と思う人では、力み方が違います。
後者だったらまず必要なのは線の上を歩かせます。
まっすぐ歩けることに慣れていって平均台の上に乗ります。
さらには、平均台の左右にマットを敷きつめて、万が一落ちても痛くなさそうという状態をつくればいいのです。
こうやって慣れさせていくのです。
鉄棒も逆さになることに恐怖を感じて怖がっている子に
「逆上がりができないと恥ずかしいよ!他の子はみんなできるんだからね!」
なんて言ってしまったら、やる気も失われるし、力みもなくなりません。
だったら
「とりあえずぶら下がってみようか!」
「頭が下になるかな?」
とやってみてできたら終わりにします。
もしも子どもが「もっとやりたい」と言ってきたらそれが内発的動機づけです。
「これができたらお菓子を買ってあげる」
は、お菓子が目的になってしまっています。

② タイミング

適切なタイミングで適切な体の動きをすることで逆上がりに必要な力を正しい方法に使いましょう。
逆上がりの体の使い方を頭で考えると、体がどこにきたときに、どの部分に力を入れればいいのか想像できると思います。
しかし、いくら頭で動きを理解したところで、それほど器用にタイミングよく力を発揮することはできません。
頭で理解しないことにははじまりませんが、やってみることが大切なのです。
「わからないけどやってみよう」
という場合もありますが、まずは頭では理解した方が良いでしょう。
「逆上がり?なにそれ?初めて聞いた」
だったら絶対に逆上がりはできません。
ある程度の知識は必要です。

③ 力の入れ方

逆上がりに必要な体の使い方を覚えて、余計なところに力が入らないようにしましょう。
人の体は感情と連動して動きます。
やってやろうという気持ちが強かったり、特定のことだけを意識しすぎてしまうと、無意識のうちのどこかに力が入りすぎてしまうのです。
たとえば「脇を開かないように」と言われると、脇を意識しすぎて、肩や腕に力が入り、本来の動きができなくなってしまうのです。
一つ一つの動きがわかったら、全体をイメージするように心がけましょう。

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3 逆上がり攻略のための前段階トレーニング

① ひざかけ上がり
鉄棒にひざをかけて1回転してみましょう。
足を振り合えるときに、ちょっと腕で体をひきよせるようにしましょう。

② ななめ懸垂
鉄棒の下にななめにぶら下がって、ななめ懸垂をやってみましょう。
自分が逆上がりをするときと同じように鉄棒を握りましょう。

③ 腹筋
足をけり上げるときに、腹筋を使います。
日頃から少し腹筋をやっておくことで、腹筋を使って足を上げる意識ができます。

④ ボールを蹴る
鉄棒の少し前にサッカーボールを置いて、鉄棒につかまったまま、思い切り蹴ってみましょう。
自分が思っていたよりも、足が上がります。

このような前段階を経験して、鉄棒の練習へと移行していきましょう。

4 まとめ

今回は逆上がりのつまずきを減らすための3つの要素や子どものモチベーションの上げ方について考えてみました。
まずなにかをやるときには、やる気があるかないかが大きく関わってきます。
それが内発的動機づけと外発的動機づけです。

内発的動機づけ
そのもの自体が好きで、やるきになってしまうことを言います。
長続きするにはこの気持ちがないと難しいでしょう。
一見、理想的に見えますが、内発的動機づけだけでは、ただの自己満足に終わってしまう危険性があります。
必要に応じて外発的な要素で刺激すると良いでしょう。

外発的動機づけ
そのもの自体ではなく、そこから発生する金銭、名誉、賞罰が理由でやる気になることです。
ここからスタートしてしまうと、モチベーションを保てる限界が出てきます。
苦手なものを克服するためなど、ここからはじめざるを得ない場合は、どこかで内発的動機づけを目覚めさせてあげる努力をしましょう。

子どものモチベーションを上げるためには指導するときに気をつけたいことがあります。
・感情的になって怒鳴ること
・他人や自分の過去と比較すること
・子どもの人格を傷つけること
・嫌がることを強要すること
・あきれた顔をすること
・とりとめもなくダラダラ続けること
・一気にいろいろなことを教えること

「あっ、やってる・・・」
と思ったら、ちょっとだけ意識して指導してみてください。

逆上がりをできるようにするための要素は
① バランス
② タイミング
③ 力の入れ方
です。
これらを意識しながらやってみると上達するはずです。
そして逆上がりの前段階として
・ひざかけ上がり
・斜め懸垂
・腹筋
・ボールを蹴る
をしてみると逆上がりに移行できると思います。
以上が逆上がりのつまずきを減らすための要素についてでした。
ただ、大人になると逆上がりをする機会は激減します。
ですが火曜サスペンス劇場で
「崖から落ちそうになっていて一生懸命つかまって堪えていると、怪しい犯人から手を踏まれてしまう役」
に抜擢されることはよくあることです。
そんなとき、怪しい犯人役の大物俳優が来る前に崖から落ちてしまうと撮影が順調に進まないので、できれば大物俳優が来るまでは堪えられるようにしておきたいものです。
そんなとき小学生までにやった逆上がりが役に立ちます。
その撮影の出来次第で大物俳優に気に入られて、大河ドラマまで出演が決まる可能性がありますので、小さいうちからつまずきを克服しておくことをおすすめします。


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