通知表というのは保護者も子どももドキドキわくわくしながら受け取ります。
通知表を通して学期を振り返り、頑張ってきたことを保護者と共に喜び合い、次学期や次学年もさらに頑張っていこうと励みになるようなものがいいですね。
今回は、そんな通知表を作成するコツについて考えていきたいと思います。
1 学習の記録
なにで評価したのかを明確にする
各教科の評価項目ごとに、評価のための材料を明確にしておきましょう。
特に、通知表の文が観点評価で書かれているものは、保護者にとってわかりにくいことがあります。
「目的や意図に応じて、構成を考えて話したり、互いの立場や意図を明確にしながら話し合ったりしている」
「分数や文字式、図形や数量関係などについて理解するとともに、計算や求積をしたり、表やグラフに表したりすることができる」
このような文章から
「あぁ、うちの子って○○ができるのねぇ」
とは感じられないと思います。
3段階評価だったら「よくできたのか?」「できたのか?」「できないのか?」ということに着目してしまいがちです。
ですが、文がわかりにくいからといって適当に評価するわけにはいきません。
わかりにくいからこそ、保護者に聞かれたときに、どのように評価したのかを説明できるように、日頃から子どもの学習の様子を記録しておきましょう。
活動の様子を記録する
低学年の生活科や中学年以降の理科では、花の種子を植えたり、生き物に触れたりする活動があります。
活動の中で子どもはいろいろな驚きや発見に出合っています。
そのような授業の評価では、活動内容を記述するだけでなく、子どもの子ど場を交えて書くことにより、学習の様子が具体的に保護者に伝わる工夫をしましょう。
2 所見の書き方
褒める材料を探す
子どもの頑張りを担任が価値づけることにより、子どもはさらに頑張ろうという意欲がわいてきます。
「これも褒めてくれるんだ、頑張ろう」
となります。
だからざまざまな場面から褒める材料を探しましょう。
《学習面》
・積極的に手を挙げ、発言した。
・形を整えて丁寧に字を書いた。
・大きな声ですらすらと音読できた。
・音楽、図工、体育で活躍した。
《生活面》
・気持ちよくあいさつをしていた。
・身の回りの整理整頓がきちんとできた。
・休み時間は友達と元気に外で遊んだ。
・係や当番活動に進んで取り組んだ。
《その他》
・行事での様子
・年度当初はできなかったけれど、できるようになったこと
子どもの課題は指導の課題
子どもの中には、課題が多く残った場合があります。
課題となることを所見に書く場合は、指導の課題として書くようにしましょう。
例文
× 鉛筆を正しく持つことができず、字も乱暴です。
○ 正しく鉛筆を持ち、字を丁寧に書くことができるように引き続き指導したいと思います。
3 生活面の文例集
・年度当初はあまり自分の考えを出すことができませんでしたが、少しずつ話合いの中で自分の思いを伝えることができるようになりました。
・グループで相談しているとき、友達の意見をよく聞きながら、話をまとめようと努力していたのは立派でした。
・係活動でいつも工夫して取り組んでいました。いろいろな場面で持ち前のやる気が発揮されていました。
・とても熱心に掃除当番に取り組んでいました。こぼれた水をふき取ったり、友達の気づかないところをきれいにしたりするなど、大変立派でした。
・給食当番では、学習時間が終わるといち早く身仕度を整えていました。率先しては依然の準備をする姿は頼もしく感じました。
・学年のみんなの前で話をする仕事に積極的に立候補し、大きな声で自信をもってやり遂げることができました。
・休み時間が終わったときには、時計やチャイムに注意して、時間通りに行動することができました。
・どんなときでも、時間がかかっても、ねばり強く最後まで取り組むことができました。
・困っている子や1人でいる子に対してすぐに気がつき、声をかけることができました。その優しさが周りからも認められ、信頼されていました。
・友達がきまりを守れないとき「それは違うよ」としっかり注意することができました。
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4 まとめ
今回は子どもの励みとなる通知表作りについて考えてみました。
1 学習の記録
○ なにで評価したのかを明確にする
各教科の評価項目ごとに、評価のための材料を明確にしておきましょう。
特に、通知表の文が観点評価で書かれているものは、保護者にとってわかりにくいことがあります。
どのように評価したのかを説明できるように、日頃から子どもの学習の様子を記録しておきましょう。
○ 活動の様子を記録する
活動内容を記述するだけでなく、子どもの子ど場を交えて書くことにより、学習の様子が具体的に保護者に伝わる工夫をしましょう。
2 所見の書き方
○ 褒める材料を探す
子どもの頑張りを担任が価値づけることにより、子どもはさらに頑張ろうという意欲がわいてきます。
ざまざまな場面から褒める材料を探しましょう。
《学習面》
・積極的に手を挙げ、発言した。
・形を整えて丁寧に字を書いた。
・大きな声ですらすらと音読できた。
・音楽、図工、体育で活躍した。
《生活面》
・気持ちよくあいさつをしていた。
・身の回りの整理整頓がきちんとできた。
・休み時間は友達と元気に外で遊んだ。
・係や当番活動に進んで取り組んだ。
《その他》
・行事での様子
・年度当初はできなかったけれど、できるようになったこと
○ 子どもの課題は指導の課題
子どもの中には、課題が多く残った場合があります。
課題となることを所見に書く場合は、指導の課題として書くようにしましょう。
以上が子どもの励みになる通知表の書き方についてでした。
通知表は子どもをおとしめるものではありません。
それを見て「頑張ろう!」と思える内容に仕上げてください。
さて、先生はたくさんの子どもたちを見ています。
クラスにいろいろな子がいて、多くの通知表所見を書いていますが、中には「聖徳太子」が所属しているということがあると思います。
そんなときの所見例を載せておきます。
穏やかに生活することができました。
話し合い活動のときには人の話に耳を傾け、たくさんの友達の意見を上手にまとめる力をもっています。そのような力が十七条の憲法に大きく活かされています。
体育の「ベースボール型」では、普段から手に持っている牙笏で上手にタイミングよく打ってクラスのお手本となっていました。
中学生になったら、クラスや学年、学校だけでなく、日本の中心としてリーダーシップを発揮し、みんなを引っ張っていってほしいと思います。
クラスに聖徳太子が所属しているということはよくあることなので何かの参考にしていただければとお思います。
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