【小学生×金融教育】金利について考える!

子どもの金融教育

日本では古くからお金の話はタブーという雰囲気がありました。
「越後屋、そちも、相当のワルよのう~」
という言葉から代表されるようにお金持ちは悪者、そんなイメージを持つのが日本人です。
ですが、欧米諸国は違います。
学生のうちから金融教育がされていて株式投資というのは当たり前にできる環境にあります。
「できるけどやらない」のと「知らないからやらない」というのは大きな違いです。
日本は「知らないからやらない」というものがずっと続いていました。
ですがとうとう2022年から高等学校で金融教育が必修化されます。
とは言っても、指導者は金融のプロというわけにはいきません。
もちろん得意な先生もいますが、教科書を読むだけの先生もきっといます。
だから、今から学んでおくこと、今から興味をもつことが大切です。
今回は、金利について考えていきたいと思います。
金利を知っていると、その爆発力に驚き、今すぐに5%の金利で回したくなります。


1 預けるってなに?

金融機関にお金を持っていくとき「預ける」と言います。
預けたお金のことを預金や貯金と呼びますが、不思議ではありませんか?
コインロッカーに自分の荷物を預けるときは、預ける私たちがお金を払います。
でも金融機関にお金を預けるときは、預けた私たちのほうが「利息」というお金を受け取ります。
日常生活では「お金を預ける」と言いますが、本当は、私たちは金融機関にお金を貸しています。
貸しているからこそ、利息を受け取ることができるのです。
ただ、大手銀行の今の金利は0.001%です。
1年間100万円を預けても10円しかつきません。
ジャイアンだって100万円預けたら1年後には100円くれそうです。
たった10円の利息で何ができるんだ・・・と思うかもしれませんが、そこで重要なのが資産運用という考え方です。
銀行に預金することもある意味では資産運用ですが、株や債券に投資してもっと高い金利で回していくという考え方です。

2 金利の計算

金利とは、お金のレンタル料であり、その割合を言います。
そして金利には「単利」と「複利」の2種類の利息の付き方があります。
この2つの考え方がものすごく重要なのです。

【単利】
単というのは一つという意味がありますから、常に預け入れた元本に対して利息を計算します。

  A商品:単利10%
1年目の利息 100万円×10%=10万円
2年目の利息 100万円×10%=10万円
3年目の利息 100万円×10%=10万円
・・・ ・・・
10年目の利息 100万円×10%=10万円
利息の合計額 100万円
年平均利回り (100万円÷10年)÷100万円×100=10%

【複利】
複とは、二つ以上という意味があります。
預け入れた元本に利息がついたら、次は口座の中にある元本と利息の両方に新たな利息が付きます。
複利は利息に利息が付くので「雪だるま式に増える」と言われています。

  B商品:単利10%
1年目の利息 100万円×10%=10万円
2年目の利息 110万円×10%=11万円
3年目の利息 120万円×10%=12.1万円
・・・ ・・・
10年目の利息 235.7万円×10%=23.5万円
利息の合計額 159.3万円
年平均利回り (159.3万円÷10年)÷100万円×100=15.9%

単利と複利の運用結果を比べてみましょう。
金地の違いがわかりやすいので100万円を10%で運用したと仮定します。
10年後を比べると単利のA商品の利息の合計額は100万円、複利のB商品の利息の合計額は159.3万円です。
結果は複利の方がお得になりました。
お金を貸したり、投資したりするときは、複利で増やす方が有利なのです。
こんなふうに金利や預入期間が同じであれば比べやすいのですが
「Aの単利10%の商品で10年運用するのと、Cの複利8%の商品で10年間運用するのとでは最終的にどちらがお得でしょうか?」
と聞かれると悩んでしまいます。

  C商品:単利8%
1年目の利息 100万円×8%=8万円
2年目の利息 108万円×8%=8.6万円
3年目の利息 116.6万円×8%=9.3万円
・・・ ・・・
10年目の利息 119.9万円×8%=15.9万円
利息の合計額 115.8万円
年平均利回り (115.8万円÷10年)÷100万円×100=11.5%

条件が異なるものを比べるときには「年平均利回り」を使います。
年平均利回りは、利息合計額を1年あたりの平均額にして、それを元本で割った指標です。
複利は、金利と年平均利回りが異なる点が特徴です。
先ほどのA平均利回りは10%、Cは11.58%ですから10年運用するなら、金利は低くても利回りが高いCの方がお得です。
金融商品を選択するときは「年平均利回り」という考え方を知っておくと便利です。

3 キャンペーン金利って本当?

退職金や外貨預金キャンペーンなどで「3か月12%」などの広告を見たことはありませんか?
100万円を預けたら、3か月後に12万円の利息が受け取れるように見えますが、実はそうではありません。
金利は12か月間運用したときの割合で表示するルールになています。
つまり、12か月預けて12%の金利がつくところを、3か月分だけ預けるのなら、実際に受け取る利息は12分の3か月分となって3万円です。
金利ばかりに目を向けず、期間にも目を向けましょう。

4 まとめ

今回は子どもたちの金融教育ということで「金利」について考えてみました。
私たちは金融機関にお金を預けています。
それを預金や貯金と言います。
預金や貯金をすると、金融機関は利息をつけてくれます。
大手銀行の場合は0.001%です。
100万円を1年間預けると10円という利息が貰えます。
「たった・・・それだけ・・・」
と思う方はぜひ株や債券の資産運用を考えてみましょう。

金利には2種類あります。
「単利」と「複利」です。

【単利】
単というのは一つという意味がありますから、常に預け入れた元本に対して利息を計算します。

【複利】
複とは、二つ以上という意味があります。
預け入れた元本に利息がついたら、次は口座の中にある元本と利息の両方に新たな利息が付きます。
複利は利息に利息が付くので「雪だるま式に増える」と言われています。

簡単に言えば複利の方が元本にも利息にも両方に利息が付くので雪だるま式に増えていきます。
長期になればなるほど複利というのは爆発的な利息を生みます。
今、流行りのインデックス投資をして雪だるま式に資産を増やしてみてはどうでしょうか?
以上が子どもたちの金融教育の金利編でした。
複利は寝かせれば寝かせるほど爆発力が増します。
寝かせれば寝かせるほど味に深みが出るのはカレーです。
金利を20年寝かせれば相当な爆発力ですが、カレーを20年寝かせたら無残です。
カレーは2日、金利は20年を目安に寝かせましょう。


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