【子どもの金融教育 年金編】自分でできる上乗せ年金とは?iDecoの存在とやる意味!

子どもの金融教育

昔々、あるところに浦島太郎という若者が住んでいました。
浦島太郎はなんだかんだあって竜宮城へ行きました。
帰ってきたらそこは浦島太郎がいた時代ではありませんでした。
途方に暮れたところで竜宮城でもらった玉手箱を開くと・・・浦島太郎はおじいさんになってしまいました。
急におじいさんになって現役世代のようにバリバリ働けなくなった浦島太郎は年金をもらおうと思ったのですが、大事な時期を日本ではなく竜宮城で過ごしてロクに国民年金を納めていません。
踏んだり蹴ったりの浦島太郎の頭をよぎったのが・・・!
今回は、自分でできる上乗せ年金、とくにiDecoについて考えていきたいと思います。


1 自分で上乗せできる年金ってなに?

国から受け取る年金に、自分で上乗せできる年金制度があります。
それが
「個人型確定拠出年金(iDeco)」
「国民年金基金」
「付加年金」
「小規模企業共済」
などです。
いずれの制度も自分で積み立てた金額全額に対して所得控除が使えるから、税金を節約しながら、老後の準備ができます。
働き方や勤務先によって加入できる制度は変わります。
自分が利用できる制度を確認して、賢く使うようにしましょう。

2 確定拠出年金

確定拠出年金は漢字の通り、毎月決まった(確定)金額を老後の年金のために積み立てる(拠出)制度です。
定期預金や保険、投資信託の中から、好きな商品を選んで自分で運用します。
積み立てたお金は60歳以降に引き出せるため、老後資金の準備に最適です。
75歳(2022年3月までは70歳)までの間に請求しますが、受け取る年金や一時金か年金かの受け取り方は60歳以降の家計に合わせてそのときに決めることができる自由度があります。
また、運用している間はどんな利益ができても税金はかからず、将来受け取るときも税金の優遇制度が使える点も魅力です。
確定拠出年金には、勤務先が導入する
「企業型確定拠出年金」
と、個人が自分で金融機関を選んで加入する
「個人型確定拠出年金」
の2種類あります。

企業型確定拠出年金

原則として会社が出した掛け金を社員が自分で運用します。
中には、会社の掛け金に自分の給料から上乗せ積み立てができる「マッチング拠出」がある会社や、加入するしかないかを自分で選ぶ「選択制」の会社もあります。

個人型確定拠出年金(iDeco)

月額5000円以上1000円単位で、自分で決めた積立額を運用します。
掛け金の上限は働き方によって異なります。
60歳になるまで引き出すことができない分、家計の状況に応じて1年に1回積立金額を変更したり、休んだりして、掛け金を調整できます。
iDecoは口座管理手数料がかかりますが、会社員や個人事業として納税している人なら、iDeco最大の魅力である
「掛け金に対する税金の節約効果」
でカバーできます。
年収400万円の人が毎月2.3万円を積み立てると、1年間で約4万円の節税になり、20年なら合計約83万円分の税金節約できるのです。
また、2022年5かつからは60歳以降も厚生年金保険料を納める人や、60歳になるまでに国民年金保険料を納めていない期間がある人で国民年金保険料を自分で納める人は、最大65歳までiDecoに加入できるようになります。
「毎月積み立てするお金なんてないし、60歳まで引き出せないとなると何があるかわからない」
という方は多いと思います。
そして「だからiDecoはしない」という結論に至る方も少なくないと思います。
ですが、銀行に何十万も置いておくのでは金利が0.001%の時代にもったいないのです。
100万円預けていて1年間で10円しか増えません。
iDecoで運用していた方が圧倒的に有利だし、税金対策もできるしでやらない理由はありません。

3 まとめ

今回は自分で上乗せできる年金、とくにiDecoについて考えてみました。
国から受け取る年金に、自分で上乗せできる年金制度があります。
それが
「個人型確定拠出年金(iDeco)」
「国民年金基金」
「付加年金」
「小規模企業共済」
などです。
確定拠出年金には、勤務先が導入する
「企業型確定拠出年金」
と、個人が自分で金融機関を選んで加入する
「個人型確定拠出年金」
の2種類あります。

【企業型確定拠出年金】
原則として会社が出した掛け金を社員が自分で運用します。

【個人型確定拠出年金(iDeco)】
月額5000円以上1000円単位で、自分で決めた積立額を運用します。
掛け金の上限は働き方によって異なります。
60歳になるまで引き出すことができない分、家計の状況に応じて1年に1回積立金額を変更したり、休んだりして、掛け金を調整できます。
iDecoは口座管理手数料がかかりますが、会社員や個人事業として納税している人なら、iDeco最大の魅力である
「掛け金に対する税金の節約効果」
でカバーできます。
年収400万円の人が毎月2.3万円を積み立てると、1年間で約4万円の節税になり、20年なら合計約83万円分の税金節約できるのです。
以上が自分でできる上乗せ年金についてです。
老後2000万円問題という言葉があるように、国民年金だけではまかないきれない時代に突入しています。
そのためにも、自分で積み立てて老後を豊かに過ごすための方法は取っておく必要があります。
「小中高生なんて、まだまだそんなのいらないでしょ!」
と思うかもしれませんが、そのときになって勉強したのでは遅いのです。
事前に知っておいてそれまでに考えておくという方が良いでしょう。
ということで浦島太郎は確定拠出年金のおかげで、なんとか暮らせているそうです。
そのおかげで配偶者とも巡り合うことができました。
そんな浦島太郎が山へ柴刈りに行っている間に、配偶者のおばあさんが川で拾ってきたのが桃だということはありませんか?


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