【走り幅跳び】誰でも記録が伸びる走り幅跳びの授業!指導のポイントと工夫!

体育

走り幅跳びの授業をやるとただ跳ばせているだけということはよくあります。
なぜかというとどんなポイントがあって、どうに指導していいかわからないからです。
今回は記録を伸ばすために押さえるべき指導のポイントと工夫について考えて行きたいと思います。


1 指導のポイント

体育の技能はいかに分解してみることができるかで指導の仕方が決まってきます。
走り幅跳びの場合は
① 助走
② 踏み切り準備
③ 踏み切り
④ 空中動作
⑤ 着地
に分かれます。
これらを分解してみて、分解して練習して、一つのものに繋げることが大切です。
ただ、空中動作だけを分解して行うということは困難なので、指導者が分解して見るということが大切です。
なぜなら、指導の場面で
「空中動作の場面が良くなかった」
という視点がもてないと、子どもに「どこを修正すべきなのか」ということを示せないからです。
それぞれのポイントを詳しく考えてみましょう。

2 運動のポイントの指導上の留意点

① 助走
・徐々にスピードを高めるように走ります。
・いろいろな助走距離(5~20m)からの跳躍を行い、記録の出る助走距離のめやすをつかみます。

② 踏み切り準備
・踏み切り前3~5歩でスピードが落ちないように走り込みます。
※小走りや大股にならないようにします。
・素早く階段をかけ登るようなイメージで走り込みます。

③ 踏み切り
・踏み切り足よりも、反対足の素早い振り上げと腕の動作によって、高い腰(重心)の位置で踏み切ります。

④ 空中動作
・状態をしっかり立てて、自然に跳びます。
・空中動作に気をとられて、踏み切り前でスピードが落ちたり、踏み切りで状態が後傾しないようにしましょう。

⑤ 着地
・両腕を素早く振りおろすようにして着地します。
※この力の作用によって両足が持ちあがったり着地点を前にすることができます。

3 指導の工夫

○自分に合った助走距離を選ぶ
あらかじめ1mおきにラインを引いておいて、自分がどこからスタートをしたのかわかるようにするとよいでしょう。
自分の足が合う場所が何mなのか見つけることができます。

○スムーズな踏み切り
① 輪踏み幅跳び
踏み切り場所の手前にフラフープやケンステップを3つ置いて最後の3歩は「タタタン」となるようにすると良いでしょう。
注意点は輪に合わせてスピードを落とさないで踏み切ることが大切です。
いろいろな輪の間隔を設定するとよいでしょう。
自分の踏み切りやすい間隔に輪の置き方を調整しましょう。

② アクセント幅跳び(助走5m~10m)
最後の5歩を
「タン・ターン・タ・タ・タン」となるように「ターン」のところに踏み切り板を置くと良いでしょう。

以上が記録を伸ばすために押さえるべき指導のポイントと工夫についてです。


コメント

タイトルとURLをコピーしました