【体育×授業の組み立て】トレーニングをドリルの違いをはっきりさせる!

教育

「練習」というと、ランニングをしたり、筋力トレーニングをしたりすることを思い浮かべる方がいるかもしれません。
しかし、これは「トレーニング」と言います。
トレーニングをすると、筋肉の量が増えて力がアップしたり、持久力がついたりします。
そういったトレーニングよりも、子どものうちは自分の体をうまく動かす方法を身につけることが重要です。
とくに小学生のうちは体をうまく動かす能力やリズム感、バランス感覚などをつかさどる「神経系」がもっとも発達する時期です。

大人でも難しい動きを子どもがすぐに覚えてしまうことがあるのは、神経系の発達が大きいためです。
今回はトレーニングではなくどうやったら運動を上達させることができるのかについて考えていきたいと思います。


1 トレーニングとドリル

先にも書いたように持久力や筋力アップのためにはトレーニングを続けることが大切です。
そうすることによって体力がついて同じ距離でも楽に走れるようになったり、長い距離を走れるようになったりします。
一方、正しい動きを身につけ、体をうまく動かせるようになるための練習の一つを「ドリル」と言います。
子どものうちは、激しいトレーニングをしすぎないようにドリルを中心に練習すると良いのです。

2 上達するためのポイント7つ

ドリルを練習するときには、ただなんとなく行うのではなく、次のようなことに気をつけながら行うとより効果が上がるとされています。

① くりかえし練習

まずは「くりかえし練習」をすることです。
はじめのうちはできるようになるまで、失敗を修正しながらくりかえし練習をしましょう。
そうすることで、記憶の回路が新しくでき、かつ強くなるので、しっかりと身につきます。
体育の授業でも1回や2回の授業ではできるようにはなりません。
何度も何度も教わりながらくりかえし練習をしましょう。
「脳⇔筋肉⇔感覚器⇔脳」
このような関係になっています。

② 目標を決めて練習

できるだけ具体的に「ドリブルで相手を抜き去りたい」「卓球のサーブで多彩なサーブを出したい」などと決めて練習しましょう。
体育の授業でしたら、ただ「前転をできるようになりたい」ではなく「足を開かないようにして前転をできるようになりたい」という目標です。
目標があると集中力が高まるので、練習の成果が出やすくなります。
また、目標を達成したときに満足感を得られるので、モチベーションアップにもつながります。
目標は誰かを目指すのではなく、昨日の自分を超える目標にしましょう。
誰かの勝ちは自分の負けではないし、自分の勝ちは誰かの負けでもありません。

③ 適度な休息

何度練習してもうまくできないときに
「何日か休んでから練習を再開したらできるようになった」
ということがあります。
これは時間をおいたことで脳の中で余計な情報が消えたり、記憶が整理されたりしたためと考えられています。
これを「レミニッセンス効果」と言います。
練習に行き詰りを感じたときは、思い切って休むことも大切です。
だらだら練習したりだらだら休んだりするのではレミニッセンス効果は得られません。
休む前に様々な方法を試しながら、集中的に練習しておくことがこの効果をもたらすためのポイントです。
体育では、一生懸命授業で練習して、次の週にやってみたらできていたということがあります。
次の週に行く前に一生懸命いろいろなことを試しておくことが大切です。

④ うまくいった動きをくりかえす

やろうとしていた動きがうまくできたときは「できた!」と思ってすぐに練習をやめるのではなく、その動きを何度かくりかえしましょう。
練習でどのような動きをしたかという情報は、そのたびに小脳へと戻されますが、小脳は失敗したときの情報を伝わりにくくし、成功したやり方は記憶しようとします。
成功した動きをくりかえすことで、その記憶はよりしっかりと定着するのです。
これを「オーバーラーニング」といいます。
体育の授業では、できたことをくりかえしやってみましょう。
ついつい違うことをやったり、レベルアップさせたりしたくなりますが、同じ動きです。

⑤ イメージ練習

プロの選手やオリンピック選手が「イメージ練習をした」ということを聞いたことがありませんか?
イメージ練習は実際に体を動かしていないときに、頭の中でその動きをイメージすることです
上手な人の動きなどを参考にして、自分で同じようにできているイメージをふくらませると、脳の中では、実際に練習しているときと同じような信号が伝わるそうです。
そのため、失敗している場面ではなく、あくまでも成功している動きをイメージすることが大切です。
また、イメージをするときには、客観的に自分を見ているのではなく、自分の目で見たイメージの方が効果が高いと言われています。
体育の場面では、失敗した自分のイメージではなく、運動が得意な友だちや先生の試技をイメージして、あたかも自分ができているようにしましょう。

⑥ うまくいった動きは応用

ある動きを記憶するとき、脳は動きそのものだけではなく、その動きを「どのように理解しているのか」も一緒に記憶しています。
そのため、似た動きをするときに応用することができます。
例えば野球の上投げが上手な人は、テニスのサーブも上達が早いと言われています。
このように一つの動きができるようになると「あの動きと同じかも」「あの練習が役立つかも」というふうに、どんどんほかの動きにつなげていくことができます。

⑦ 結果を確認して調整

ただひたすら練習をくりかえすのではなく、ときには立ち止まって自分の動きを確認しましょう。
たとえば動画を撮影してもらって練習の様子をチェックすると、自分の悪い点やくせがわかり、練習の効果を上げるのに役立ちます。
このように自分の練習方法などを外側から確認し、やり方を修正していくことを「フィードバック」といいます。

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3 まとめ

今回は練習とトレーニングについて考えてみました。
持久力や筋力アップのためにはトレーニングを続けることが大切です。
そうすることによって体力がついて同じ距離でも楽に走れるようになったり、長い距離を走れるようになったりします。
一方、正しい動きを身につけ、体をうまく動かせるようになるための練習の一つを「ドリル」と言います。
上達するためのポイントは7つあります。
ドリルを練習するときには、ただなんとなく行うのではなく、次のようなことに気をつけながら行うとより効果が上がるとされています。

① くりかえし練習
まずは「くりかえし練習」をすることです。
はじめのうちはできるようになるまで、失敗を修正しながらくりかえし練習をしましょう。

② 目標を決めて練習
できるだけ具体的に「ドリブルで相手を抜き去りたい」「卓球のサーブで多彩なサーブを出したい」などと決めて練習しましょう。
目標があると集中力が高まるので、練習の成果が出やすくなります。
また、目標を達成したときに満足感を得られるので、モチベーションアップにもつながります。

③ 適度な休息
何度練習してもうまくできないときに何日か休んでから練習を再開したらできるようになったということがあります。
これは時間をおいたことで脳の中で余計な情報が消えたり、記憶が整理されたりしたためと考えられています。
これを「レミニッセンス効果」と言います。

④ うまくいった動きをくりかえす
やろうとしていた動きがうまくできたときは「できた!」と思ってすぐに練習をやめるのではなく、その動きを何度かくりかえしましょう。
練習でどのような動きをしたかという情報は、そのたびに小脳へと戻されますが、小脳は失敗したときの情報を伝わりにくくし、成功したやり方は記憶しようとします。
成功した動きをくりかえすことで、その記憶はよりしっかりと定着するのです。

⑤ イメージ練習
プロの選手やオリンピック選手が「イメージ練習をした」ということを聞いたことがありませんか?
イメージ練習は実際に体を動かしていないときに、頭の中でその動きをイメージすることです
イメージをするときには、客観的に自分を見ているのではなく、自分の目で見たイメージの方が効果が高いと言われています。

⑥ うまくいった動きは応用
ある動きを記憶するとき、脳は動きそのものだけではなく、その動きを「どのように理解しているのか」も一緒に記憶しています。
そのため、似た動きをするときに応用することができます。

⑦ 結果を確認して調整
ただひたすら練習をくりかえすのではなく、ときには立ち止まって自分の動きを確認しましょう。
たとえば動画を撮影してもらって練習の様子をチェックすると、自分の悪い点やくせがわかり、練習の効果を上げるのに役立ちます。
このように自分の練習方法などを外側から確認し、やり方を修正していくことを「フィードバック」といいます。

ただ、子どものうちはいろいろなことを覚えたりできるようにするためにくりかえし練習をしますが、大人になると激減します。
でも普段の生活をしているとベルトコンベアでひよこがくりかえし流れてくることはよくあることです。
子どものうちからくりかえしの練習に励んでいると、ひよこのおすとめすを上手に振り分けられるのでしっかりやっておくことをおすすめします。


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