体育でやる陸上運動を聞くとどのような種目が思い浮かぶでしょうか?
短距離走、長距離走、走り高跳び、走り幅跳び、ボール投げ・・・いろいろとあります。
これらの運動は体のどんな力を育てると思いますか?
今回は体育でたくさんやる陸上運動でどんな力が育つのかを考えていきたいと思います。
1 陸上運動全般
陸上運動では全身の筋肉や骨を強く育てます。
全身の筋肉や骨を丈夫に育てることは大事なことです。
筋肉や骨が弱いと重たいものが持てません。
ちょっとした衝撃に耐えることができませんし、姿勢を保つこともできません。
また、些細なことで骨折してしまいます。
成長とともにどんな運動をしたくなるかわかりません。
また運動に限らず何をしたくなるかはわかりません。
だから小学生のうちから丈夫な体をつくることが大切なのです。
年齢を重ねてから骨や筋肉を丈夫にしようとしても難しいのです。
2 短距離走で育つ力
短距離走では、筋肉を強くしますが「すばやさ」も育ちます。
「すばやさ」の要素はいろいろありますが、その中でもっとも大切なのは、頭が体にどれだけ速く命令することができるかです。
頭からの命令が遅いともちろん筋肉を動かすのも遅くなります。
頭から命令をすばやく出せることが「すばやいからだ」をつくるうえの条件です。
3 長距離走で育つ力
長距離走では、一つは心臓を強くします。
長い距離を走ったり、たくさん運動した後に心臓がドキドキと飛び出しそうになったことはあるでしょうか。
心臓がドキドキする回数を心拍数といいますが、心臓の強い人ほど心拍数が少ないのです。
また、心臓が強い人ほど、運動をしても筋肉にたくさんの栄養や酸素を送れるから、長い距離を走っても平気なのです。
小学生のうちから心臓と肺を強く育てておきましょう。
もう一つ長距離走で育つのは「作戦力」です。
「どこでラストスパートをしようか」
「どれくらいのペースでいけばいいのか」
「ペースが遅いから上げた方がいい」
など、時間やまわりの人の様子を見て、走りながら作戦を立てなければいけません。
ただ何も考えずに走っていては、より速く走ることはできないのです。
頭で作戦を立てながら走ることが大切です。
4 走り幅跳び・走り高跳びで育つ力
走り幅跳びや走り高跳びでは、遠く・高く跳ぶために必要な「ジャンプ力」が育ちます。
「ジャンプ力」は走る力にも必要です。
もう一つ「考える力」「イメージ力」を育てることができます。
走り幅跳びや走り高跳びは、地面で行われる動作より、空中で行われる動作の方が大切です。
空中での動作は簡単に身につけることはできません。
何度も「ここではこうした方がいい」「ここがよくない」など、原因を考えて、いい動作をイメージしなければ身に付かないのです。
5 ボール投げで育つ力
ボール投げでは当たり前ですが、投げる力が育ちます。
ボールを遠くへ投げることのできる選手を野球では「肩が強い」と言います。
肩が強ければボールを遠くへ投げられるかというと必ずしもそうではありません。
ボールを投げる動作は全身の筋肉を使います。
全身の筋肉のバランスが優れ、筋肉の使い方がうまくなければ遠くはボールを投げることができないのです。
もう一つは走り幅跳びや走り高跳びと同じ「考える力」「イメージ力」が育ちます。
ボールが遠くへ飛ばない原因やそれを解決するにはどうすればいいかを考え、その考えた動作をイメージしたり、ボールを投げ出す角度を考えて動作をイメージしたりと、考えイメージすることが多い種目です。
6 まとめ
今回は体育でたくさんやる陸上運動でどんな力が育つのかを考えてみました。
1 陸上運動全般
陸上運動では全身の筋肉や骨を強く育てます。
全身の筋肉や骨を丈夫に育てることは大事なことです。
筋肉や骨が弱いと重たいものが持てません。
ちょっとした衝撃に耐えることができませんし、姿勢を保つこともできません。
だから小学生のうちから丈夫な体をつくることが大切なのです。
2 短距離走で育つ力
短距離走では、筋肉を強くしますが「すばやさ」も育ちます。
「すばやさ」の要素はいろいろありますが、その中でもっとも大切なのは、頭が体にどれだけ速く命令することができるかです。
頭からの命令が遅いともちろん筋肉を動かすのも遅くなります。
3 長距離走で育つ力
長距離走では、一つは心臓を強くします。
心臓が強い人ほど、運動をしても筋肉にたくさんの栄養や酸素を送れるから、長い距離を走っても平気なのです。
もう一つ長距離走で育つのは「作戦力」です。
時間やまわりの人の様子を見て、走りながら作戦を立てなければいけません。
頭で作戦を立てながら走ることが大切です。
4 走り幅跳び・走り高跳びで育つ力
走り幅跳びや走り高跳びでは、遠く・高く跳ぶために必要な「ジャンプ力」が育ちます。
もう一つ「考える力」「イメージ力」を育てることができます。
走り幅跳びや走り高跳びは、地面で行われる動作より、空中で行われる動作の方が大切です。
何度も「ここではこうした方がいい」「ここがよくない」など、原因を考えて、いい動作をイメージしなければ身に付かないのです。
5 ボール投げで育つ力
ボール投げでは当たり前ですが、投げる力が育ちます。
ボールを投げる動作は全身の筋肉を使います。
全身の筋肉のバランスが優れ、筋肉の使い方がうまくなければ遠くはボールを投げることができないのです。
もう一つは走り幅跳びや走り高跳びと同じ「考える力」「イメージ力」が育ちます。
ボールが遠くへ飛ばない原因やそれを解決するにはどうすればいいかを考え、その考えた動作をイメージしたり、ボールを投げ出す角度を考えて動作をイメージしたりと、考えイメージすることが多い種目です。
以上が体育でたくさんやる陸上運動で育つ力についてでした。
理解した上で陸上運動をやってみると、より成長が早くなるかもしれません。
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