ドッジボールは古から子どもたちの人気スポーツの一つです。
体育の授業にとどまらず、休み時間にも積極的にやるスポーツです。
でも投げるのも捕るのも逃げるのも苦手という子もいます。
今回はドッジボールで体重移動を意識してボールを操る方法について考えていきたいと思います。
1 体重移動を意識した投げ方
① 手のひらにボールを乗せて、反対の手を上から添える
② ボールを押し出すつもりで、肘を伸ばす
③ 投げた後も、手を止めずにそのまま下げる
「壁を押すように腕を伸ばすよ」
この言葉を使ってみましょう。
壁を押すように投げると、力まずに体全体を使ってボールを投げることができます。
速いボールを投げるには、体重を前にかけましょう。
① 投げたいところをよく見る
② 投げたいところへつま先をむける
③ 投げた後も目線とつま先はそのまま
「肩に手ぬぐいをかける感じ」
ボールを投げるときのかまえは、肩に手ぬぐいをかける気持ちでかまえてみましょう。
【よくある間違え】
右手と右足で投げてしまうことです。
利き手が右の場合は、左足を前に出すようにしましょう。
利き手を同じ足を出してしまうと、体重移動が難しく、ボールが遠くまでとばなくなってしまいます。
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2 捕る
① 手を三角形にして肘を軽く曲げる
② 補助者とボールを押しあって練習
③ ボールが手に触れたら腕を引き寄せる感じ
「穴を覗き込むような感じ」
ボールを受け取るかまえは、手の間から穴を覗き込むようなかまえをしてみましょう。
ボールをキャッチするときは必ず正面からしましょう。
手のひらと指をのばし、指のはらでとれば付き指を防げるし、安定したキャッチができます。
下から抱え込むようにとると、安定感はさらにアップします。
① とんでくるボールを手のひらにあてて落とす
② ボールの速さに合わせて一気に腕を引く
③ 腕を引ききってボールの勢いを止める
ボールを腕で挟もうとするのではなく
引き寄せるようにすると上手にとることができます。
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3 避ける
① どの方向へも逃げられるように両足を広げてかまえる
② またを大きく開いて足元にきたボールを避ける
③ 頭にきたボールをしゃがんでよける
「猿のような動きで」
とんでくるボールは猿のような素早い動きでとんだりしゃがんたりして避けましょう。
いつも投げてくる人の正面を向くようにしましょう。
動き出すのは、投げる手からボールが離れる瞬間です。
練習をつめば、視線や足の動きで、どこをねらっているかがわかるようになり、的確に動けます。
正面に来ないボールは無理にキャッチしようとせず避けましょう。
① ボールを投げる人をよく見る
② ボールから目を離さずにすばやく横に動く
「ボールが投げられてから動こう」
コートの中を常に動きまわっていると疲れるので、ボールから目を離さずに落ち着きましょう。
ボールを投げた後に避ければ、無駄な動きをせずに済みます。
【よくある間違え】
ボールに背中を向けてしまう。
ボールに背中を見せてしまうと、投げる人から狙われやすくなってしまいます。
避けているときも、避けた後も目線をボールから外さないようにしましょう。
今回はドッジボールで体重移動を意識してボールを操る方法について考えてみました。
ドッジボールは小学生の遊びの中のトップクラスの人気です。
楽しくやるために基本技能を身につけて積極的に参加してみましょう。
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