【水泳 授業】水泳指導前に子どもたちに伝えておくといい話!体のどんな力を育てるの?

体育

水泳は体そのものを丈夫にし、また水中での体の技を身につけることができます。
ですがそれだけではない効果も実はあります。
水泳指導前に子どもたちに話しておくと
「おぉ~!」
という反応をもらい、より頑張る話を今回はご紹介したいと思います。


1 水泳は脳を育てる

水に入ると皮膚がしまります。
この刺激は交感神経、副交感神経に働きかけ、自律神経の作用が活発になります。
脳の働きを活発にするのです。
前頭葉で課題意識をもって、自分のプログラムで泳ぎ始めると、手足はもちろん全身の筋肉を働かせるので、ますます脳が活動するのです。
しかも大切な脳は水で冷やされていますので、クモ膜下の水分が体の温度を下げ、熱中症にならないで済みます。

2 水泳は呼吸・循環系を良くする

水泳は「肺の体操」ともいわれます。
水の中で吐くことを意識して呼吸します。
吐くことによって、酸素を吸うことを可能にするのです。
何百回とくりかえしていると、肺そのものの活動範囲が大きくなります。
中学生や高校生でも、水泳選手の特徴は大胸襟が発達していて肺活量が多いことです。
でも肺ばかりの呼吸では足りません。
自然に腹式呼吸法ができるようになります。
しかも、水中では皮膚からの刺激で血管が収縮し、体温を保つために循環系の働きが活発になるのです。

3 無理なく筋力を増強

人の体の比重は、だいたい水と同じと言われています。
息を吸った時に0.96~0.99、吐いたときに1.10~1.15と言われています。
できるだけ息を吐く努力をしても、吐ききることは、かなり難しいのです。
そのため普通に息を吸っている状態を保てれば、浮力の面でも効果的になります。
水泳がリハビリの場面で役立っているのは、水中の浮力が働いて無理なく体重移動ができるからです。
腰痛の患者は、陸上では苦痛を感じていても、水中では楽になります。
しばらくすると、陸上での生活も楽になるのは、無理なく筋力の回復が図れるからです。
時間をかけて少しずつ筋力をつけたい人たちには、水泳がおすすめです。

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4 課題を克服する能力

泳げない初期の場合には、怖さを克服するのが大きな課題になります。
少し泳げるようになると、自分でテーマを持ってプログラムを超えていかなければなりません。
課題を克服するのは、心の持ち方だと割り切ってしまうのとは質の違う、膨大な練習量をこなしていく心身の戦いが必要なのです。

5 体調の変化がよくわかる

長い距離を泳ぐと、生活リズムの小さな変化が水泳練習に大きな影響を及ぼすことがわかります。
体調を常に別との状態に保つことが、練習をつづけていく最良の方法になります。

6 体を守る環境に目が届く

日々の水泳でプールの微妙な水温の変化がわかるようになります。
冷たいときや濁ったときのプール、何かおかしい兆候のあるプールなどの変化が体験でわかり、水泳で体を守るために、泳げる温度や水質をどう保つかという視点が養われます。

今回は水泳指導前に子どもたちに伝えたい話ということで考えてみました。
水泳は心身を整えるためにもとても良い運動となります。
ぜひ話してみてください。


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