【短距離走×スタート】スタートダッシュの反応速度を上げる方法!

体育

小学校では運動会や陸上記録会で短距離走を走る機会が増えます。
もちろん勝ちたいという思いで走る子は少なくありません。
そんなときに短距離走でまず必要なのがスタートです。
今回は短距離走に必要な脳について考えながら、スタートの反応速度を上げる方法を考えて行きたいと思います。
最後まで読んでいただくとロケットスタートで有名なベンジョンソン選手になっている可能性が・・・ありません。


1 スタートダッシュは反復練習が必要

短距離走を走るときに、速く走るための一番のポイントになるのはスタート時の反応速度です。
とくに100m走や200m走といった10秒~20秒ほどの勝負では、スタートで出遅れてしまうと後半で抜き返すのは難しくなってしまいます。
低学年になれば運動会で50m~80m走を走る場合があるので、スタートの出遅れというのは致命的です。
そのスタートでの立ちあがりの反応速度を上げるには、同じスタート動作を繰り返し行うことが重要となります。
また、短距離走は長距離走に比べ、スタートからゴールまでの時間が短いため、小脳に筋肉の動きを覚えこませていないとすばやい動きに対応できないのです。
そこで普段の練習から、いかに筋肉の動きを覚えさせることができるかが大切になってきます。
反応速度を上げるためのトレーニングは、基本的にダッシュを繰り返すことですが、そのときに走るために必要な筋肉を、なるべく速い時間で全力まで出せるように意識することがポイントになるのです。

2 反応速度を高める小脳のプログラム

はじめて行う動作をするとき、脳の中では
「運動野」→「錐体路」→「脊髄」→「筋肉」
と指令が伝わる情報の流れと、
「運動野」→「錐体外路」→「小脳」→「脊髄」→「筋肉」
指令が伝わる情報の流れがあります。
プログラムができるまでは上記のような情報の流れが入り乱れながら筋肉に伝わっています。
一度行われた動作は脊髄を伝って小脳に送られ「どういうときにその動作をするか」というプログラムが作られます。
同じ動作を繰り返していくと、プログラムが強化され、運動野や錐体路を通らずに、無意識に正確な動作ができるようになります。
だから繰り返すということが練習において重要なことになるのです。

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3 脳を鍛える練習

① ディップスジャンプ

2つの跳び箱を1mくらいの間隔をあけて縦に並べます。
1つ目は2段で2つ目は1段です。
1つ目の2段の跳び箱の上に乗りましょう。
1つ目の跳び箱から跳び箱と跳び箱の間にジャンプします。
跳び箱と跳び箱の間を、着地時間を短くしてジャンプして2つ目の跳び箱に跳び乗ります。
これがディップスジャンプです。
着地時間を短くするということがポイントで伝達神経を強くするトレーニングです。
筋肉を疲労させることが目的ではないので回数は少なくても良いです。
足の関節に負担が大きい運動なので跳び箱の高さや回数は自分に合ったものにしましょう。

② メディシンボール

メディシンボールを力いっぱい投げて、すぐにできるだけ速く走るトレーニングです。
全力の動きから、すぐに別の全力の動きに移ることで、筋肉の反応速度を上げることができます。
筋肉の反応速度を上げることが目的なので、投げたあとのスタートダッシュを意識して行うことが大切です。
1セット終わったら1~2分休んでから10セット程度繰り返しましょう。
小学校にメディシンボールはあまりないので、うつ伏せに寝て、笛の合図で腕立てで起き上がり、そこからダッシュという方法でも良いです。

4 まとめ

今回は短距離走に必要な脳について考えながら、スタートの反応速度を上げる方法を考えてみました。
短距離走にとってスタートの出遅れというのは致命的で10秒程度しか走らないのに1秒出遅れると後半で抜き返すというのは難しくなります。
そのためにはスタート練習を繰り返すという動作が必要です。
なぜ繰り返し動作が必要なのかというと、それは小脳のプログラム強化に関係があります。
はじめて行う動作というのは
「運動野」→「錐体路」→「脊髄」→「筋肉」
「運動野」→「錐体外路」→「小脳」→「脊髄」→「筋肉」
という指令が伝わる情報の流れがあります。
プログラムができるまでは上記のような情報の流れが入り乱れながら筋肉に伝わっています。
一度行われた動作は脊髄を伝って小脳に送られ「どういうときにその動作をするか」というプログラムが作られます。
同じ動作を繰り返していくと、プログラムが強化され、運動野や錐体路を通らずに、無意識に正確な動作ができるようになります。
だから繰り返すということが練習において重要なことになるのです。
そこで脳のプログラムをつくるための繰り返し練習は
① ディップスジャンプ
② メディシンボール
などがあります。
反応速度を上げて、スタートで差をつけることが短距離走にとっては重要なことなのです。
反応速度はあくまで反応速度なので、カンでのスタートではありません。
カンを鋭くするのではなく、スタートの合図とともに反応できる筋力を手に入れましょう。
反応速度は0の状態からいかにすばやく100近くまで上げられるかがカギとなっています。
その100近くの速度まで一気に上げられるのは猫バスです。
今まではリニアモーターカーの開発と猫バスの養殖の両方を進めてきたのですが、最近ではリニアモーターカーの開発の方が進んでいるようです。
猫バスは「めい」か「七国山病院」の2つしか向ってくれないという理由で養殖が止まっているようです。
猫バスがどこへでも行ってくれるように繰り返しの動作でプログラミングが進めばノーベル生理学賞は間違いありません。


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