ランニングにおいてコース選びは重要な要素の一つです。
コース選びだけで練習効果やペース、モチベーションまで変わってくると言っても過言ではありません。
私はいくつかのコースでランニングを実施していますが、日々選びながら走っています。
そういった中で今回はコース選びについてお話させていただきます。
1 1周コースと周回コース
まず1周コースはどのようなものかです。私のとって1周コースはその名の通り1周で目標距離を完走するというコースです。
たとえば10キロを走るとして1周走ったら10キロとなるものです。
もちろん道を走っていると正確に10キロというわけにはいきませんが、およそ10キロくらいに設定したコースです。
それに対して周回コースは、何周かして10キロになるというものです。
たとえば2キロのコースだったら5周する必要があります。5キロのコースだったら2周する必要があります。
場合によっては400mトラックを25周走る場合もあると思います。
そのように何周かして目標距離を完走するコースを周回コースとしています。
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2 1周コース
メリット
私にとっての1周コースのメリットは長い距離を行けるというものです。
10キロ走るとしたら5キロは前に進めるということになります。
私の場合休日には25キロは走るので片道でもおよそ12キロ以上は行くことができます。
長距離を走ったという充実感は味わいやすいです。
そして景色が変わって走りやすいということです。
同じコースを走るわけではないので、どんどん景色が変わっていき、飽きることなく走ることができます。
10キロ走るとして1キロを5分で走れば、単純に50分は走っていることになります。
その50分間を変わっていく景色を見られるというのは、モチベーションを保ちやすいと言えます。
長距離を走ることでいろいろな気づきもあります。
「ここにこんな店があったんだ」「ここに公園があったんだ」「あっ、花が咲いてる」
というような、車では気づかないような気づきを感じることができてそれも楽しくもあります。
デメリット
メリットとデメリットは表裏一体という感じです。
往路が長距離だということは、復路も長距離だということです。
行ったら帰ってこなければいけないというのは長距離の一番のデメリットです。
帰りの体力も考えて目標設定をしなければ痛い目をみてしまいます。
あとペースを把握しにくいところもデメリットです。
慣れている場所でここまでくれば1キロ、ここで5キロというのがわかっているなら良いのですが、知らない道を走るということはどの辺まで行くと1キロなのかというのが把握しにくくペースを作りにくいということになります。
今はGAMINやApple Watchように距離測定やペースを表示してくれる優れたスマートウォッチがあるので、あまり関係ないかもしれませんが、でもあの辺が1キロと分かって走っているのと走っていないのでは走り方が違ってきます。
3 周回コース
メリット
周回コースの一番のメリットはペースを把握しやすいということです。
先に述べた1周コースとは逆で、周回コースはペースを刻みやすいです。
「1周が2キロだからこれくらいのペースで走っていればいい」
というのが目視でわかるのはとても大きいです。
この場所にきたときにペースの上げ下げの判断をしようというのができるのは周回コースの特徴です。
また、水分補給や休憩を取りやすいというメリットもあります。
2周走ったらひとまず休憩ということができるので短いスパンで頑張ることができます。
デメリット
周回コースのデメリットはもはやこれ1本と言っていいくらいですが、「飽きる」ということにつきます。
同じ景色が何回もやってくるというのは走っていてきついと感じてしまいます。
4 どんな練習法がある?
1周コースでは、長距離になる場合が多いので足を作るためのランニングになります。
目標距離とペースをある程度決めて、ひたすら走りましょう。
マラソン大会の何ヶ月前かには試走をすることが多くありますが、長距離走でコースの確認をするということも考えられます。
周回コースでは、メリットを活かしてペースを意識し走りましょう。
1キロのペースを何度も何度も確認するのに有効です。
また、インターバルトレーニングも活用できます。
1キロをハイペースで走り次の1キロをジョグというように負荷を変えると心肺機能にも力がつきます。
5 結局どちらがいいの?
結局のところどちらにもメリットデメリットがあり、そしてランナーとしてのスキルを高めるためにはどちらも必要となります。
どちらかだけを行うのではなく、練習プランを組んで組み合わせることによって長距離をハイペースで走る足と心肺が身につきます。
そして、好みの問題もあります。
実のところ、私は周回コースが得意ではありません。
そのため、どちらかというと1周の長距離コースばかりを選んでしまいます。
足は作れるので、距離は走れるのですが、ハイペースで走り続けることができません。
やはりどちらも組み合わせて練習することが大切です。
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