【のぼり棒×活用法】体育の固定施設遊びでのぼり棒を活用する!

体育

校庭にある固定施設って上手に活用できていますか?
体育の授業というと「とび箱」「マット」「短距離走」「球技」などが思い浮かぶと思いますが、固定施設を使った運動も体育の授業です。
特に低学年には「固定施設遊び」という内容が出てくるくらいやらなければいけない内容になっています。
かといって校庭施設といっても遊ぶだけになってしまいます。
今回は固定施設の中ののぼり棒に着目して、どのように活用したらいいのか、どんな力が身につくのかについて考えていきたいと思います。


1 のぼり棒

さて、のぼり棒といってまったく想像がつかない方はあまりいないと思います。
棒を登るというとてもシンプルな固定施設です。
最近の子どもは木登りなんてあまりしませんね。
あの棒は木々に見立て、鋼材や竹などを地面に直立させた遊具です。
腕と足の力を使って棒を登ります。
高いところまで登るには、筋力と持久力、そしてリズム感が必要になります。
木登りをなかなかしない子どもたちだからこそ、のぼり棒で身につけたい力がたくさんあるのです。

【持久力・筋力】
コツがつかめないうちは、登るのに時間がかかり、あきらめてしまいそうになります。
根気強く繰り返すことで、筋力や持久力がつきます

【腕、足、背筋】
両手両足を使って体を持ち上げる運動で全身の筋力がアップします。
とくに腹筋や背筋、脚筋力が鍛えられます。

2 のぼり棒を使った遊び

① のぼり棒ぶら下がり大会

体育の授業で行うときには「大会」と名前をつけると子どもたちはテンションが上がります。
また、大会だと優勝を目指したくなるので頑張ります。
のぼり棒ぶら下がり大会はその名の通りぶら下がるだけの大会です。
「ようい、ドン!」
の合図で一斉にぶら下がります。
ぶら下がると言っても足が地面についていない状態にするだけです。
上に登っても良し、その場で必死に捕まっていても良しです。
得意な子は上の方に登って行って有利に進めていきます。
登ることで有利になると思えば、頑張って登ろうとします。
年間通して何度も繰り返すと、掴む力や登る力がつきます。

② 一人メリーゴーランド

のぼり棒に両手でしっかりつかまって、ゆっくり、ぐるりと回って遊びます。
右回り、左回り、どちらも行ってみましょう。

③ 2本登り

隣合った2本ののぼり棒を両手で握ります。
次に両足を棒につけて、大の字をつくり、バランスを取りながら、上り下りをしましょう。
腕を伸ばすのがポイントです。

④ てっぺんリレー

リレー形式でひとりずつ棒を登り、てっぺんにタッチしたら降りて次の人に選手交代です。
2チームつくって競うと盛り上がります。
アンカーが先にてっぺんについた方が勝ちです。
てっぺんまで登れる前提のゲームですが、実態によってはのぼり棒の半分までを3人という風に分けても良いでしょう。

3 のぼり棒のQ&A

のぼり棒は靴を履いたまま登るのが良いのでしょうか?
それとも靴を脱いで登るのが良いのでしょうか?
よくある疑問です。
これは履いた方がいい場合と脱いだ方がいい場合と2つの答えがあります。
のぼり棒が屋外にある場合、なんとなく裸足は・・・と思ってしまいます。
地面にガラス片やとがった小石などの危ないものがないのであればいいのですが、危険な場合は靴を履いた方が安心です。
裸足で遊ぶと良い理由は、裸足の方がはさむ力が強くなり、登りやすいはずです。
足の裏の筋力も発達します。
そういった理由で両方の場合があります。

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4 まとめ

今回は固定施設の中ののぼり棒に着目して、どのように活用したらいいのか、どんな力が身につくのかについて考えてみました。

のぼり棒は木々に見立て、鋼材や竹などを地面に直立させた遊具です。
腕と足の力を使って棒を登ります。
高いところまで登るには、筋力と持久力、そしてリズム感が必要になります。
木登りをなかなかしない子どもたちだからこそ、のぼり棒で身につけたい力がたくさんあるのです。

【持久力・筋力】
コツがつかめないうちは、登るのに時間がかかり、あきらめてしまいそうになります。
根気強く繰り返すことで、筋力や持久力がつきます

【腕、足、背筋】
両手両足を使って体を持ち上げる運動で全身の筋力がアップします。
とくに腹筋や背筋、脚筋力が鍛えられます。

【のぼり棒を使った遊び】
① のぼり棒ぶら下がり大会
② 一人メリーゴーランド
③ 2本登り
④ てっぺんリレー

これらが考えられます。
のぼり棒を使って上手に筋力アップをしてみましょう。
以上がのぼり棒の活用方法と身につく力についてでした。


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