心を鍛えてパフォーマンス向上!メンタルトレーニングの考え方と目指すもの!これであたなは鋼の心!

スポーツ心理学

「練習では良い記録が出るのに、試合ではその力を出すことができない」
こういうことって珍しいことではないと思います。
スポーツの成績や成果には、技術や体力の他に、心の面も大きく関わっています。
トレーニングによって心の面を強化することってできるのでしょうか?
今回は心の面の強化について考えていきたいと思います。

1 心の面のトレーニングも科学的

現代のトレーニングというのはとても科学的に考えられています。
どんな器具を使ってどれくらい行って、休息は何分で、何を食べて・・・。
こんな風にトレーニングを行って技術や体力、筋力を高めています。
心の面も同じなのでしょうか?
昔の日本では心の面というと精神論が主流でした。
「精神力」や「根性」です。
「こんなこともできないのは根性が足りないからだ!」
今ではあまり聞かないけれど、昔は当たり前でした。
でも現代の心の面の強化は、このような「精神力」や「根性」ではなく、「意欲」や「気力」へと変わってきています。
そして心の面のトレーニングも科学的になっています。
それがメンタルトレーニングと言われるものです。
競技において、自分がもっている力を最大限に発揮するためには、自分をコントロールする力が重要です。
メンタルトレーニングは、その自己コントロール力を身に付けるために、具体的な技能や合理的な方法を学びます。
このメンタルトレーニングは、スポーツだけで行うものではなく、音楽や演劇、演奏などでも重要視されています。

2 メンタルトレーニングで目指すもの

メンタルトレーニングはあくまで今もっている力を最大限に発揮するためのもので、今以上の力をいつも引きだすというものではありません。
ときには「火事場の馬鹿力」と言って、限界を突破して力を引き出すことはあるのですが、それはメンタルトレーニングをやっていたから出せたというわけではありません。
だからできることや目指すものをしっかり把握しておく必要があります。

① 緊張をコントロールする技能
② 注意や意識をコントロールする技能
③ イメージをつくる技能
④ ストレスをコントロールする技能

などです。
もちろんもっともっとたくさんあります。
緊張をコントロールする技能が身につけば試合のときに大きな舞台でも役立ちそうです。

3 メンタルトレーニングってどんなことができるの?

① 心身の緊張を解きほぐす

緊張は強すぎても弱すぎてもよいパフォーマンスが出せません。
よく「適度に緊張していたほうがいいよ」と耳にしませんか?
その通りで全く緊張感がないと、油断やおごりに繋がります。
ですから、全く緊張していないという状態もメンタルトレーニングによってコントロールできるといいです。
緊張が強すぎる場合にはリラックスする技能が必要です。

・深呼吸をする。
・特に息を吐く時にはゆっくりと長くしましょう。
・筋肉をマッサージしたり、ほぐす体操をしたりしましょう。

② 気力や意欲を高める

選手が最高のプレーをするには、ちょうどよい心拍数があります。
それよりも心拍数が多いのは緊張しすぎか、息が上がっている状態で、少なすぎるのは気力が足りないかウォーミングアップ不足です。
心拍数が少なすぎる場合、気持ちを高めたり意欲を高めたりするのに有効な技能がサイキングアップです。
サイキングアップを極々簡単に説明すると

・短く速い呼吸をする。
・簡単な体の運動を繰り返す。
・「わたしはできる」「うまく跳べる」など、自分に肯定的な語りかけをする。
・低くて大きな声を出す。
・アップビートな音楽を聴く。
・目標を思い出して確認する。

などです。
これらをやって気力や意欲を高めていくと、パフォーマンスに良い影響を及ぼします。

3 まとめ

「練習では良い記録が出るのに、試合ではその力を出すことができない」
こういうことってよくあることです。
これはスポーツ場面だけでなく、大切な演奏会、大切な試験などさまざまな場面で起こりうることです。

1 メンタルトレーニングで目指すもの
そんなときに今もっている力を引き出すことができるのが「メンタルトレーニング」です。
メンタルトレーニングによって期待できるのは、あくまで「今もっている力」であって「今以上の力」ではありません。
今以上の力が欲しいのであれば、しっかりと身体的なトレーニングや練習をして力を手に入れるしかありません。
その得た力をちゃんと発揮したいときのためのメンタルトレーニングです。

① 緊張をコントロールする技能
② 注意や意識をコントロールする技能
③ イメージをつくる技能
④ ストレスをコントロールする技能

このような技能を身に付けていくということです。
火事場の馬鹿力という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、それはたまたまのものです。
神経系の活動レベルが何かのスイッチによってたまたま極端に高まった現象です。
常時出せる代物でしたら超人です。

2 メンタルトレーニングではどんなことができるの?

① 心身の緊張を解きほぐす
緊張は強すぎても弱すぎてもよいパフォーマンスが出せません。
緊張が強すぎる場合にはリラックスする技能が必要です。

・深呼吸をする。
・特に息を吐く時にはゆっくりと長くしましょう。
・筋肉をマッサージしたり、ほぐす体操をしたりしましょう。

 

② 気力や意欲を高める
選手が最高のプレーをするには、ちょうどよい心拍数があります。
それよりも心拍数が多いのは緊張しすぎか、息が上がっている状態で、少なすぎるのは気力が足りないかウォーミングアップ不足です。
心拍数が少なすぎる場合、気持ちを高めたり意欲を高めたりするのに有効な技能がサイキングアップです。
サイキングアップを極々簡単に説明すると

・短く速い呼吸をする。
・簡単な体の運動を繰り返す。
・「わたしはできる」「うまく跳べる」など、自分に肯定的な語りかけをする。
・低くて大きな声を出す。
・アップビートな音楽を聴く。
・目標を思い出して確認する。

などです。
メンタルトレーニングはスポーツをやっている人なら少なからず取り入れています。
身体の面と心の面を調和してスポーツではよいパフォーマンスを発揮できるといいですね。
メンタルが弱いと言えばそう、ウサギです。
「淋しいと死んでしまう」
と言われるほど、メンタルが弱いので、カメと競争したときにも負けてしまいました。
しかし、その後ウサギもメンタルトレーニングをして力を最大限まで発揮できるようになったので、
「ウサギはスタートから止まることなくぶっちぎりで勝ってしまう」
という話に書き換えられてしまうかもしれません。
そうなると、あの話から学ぶのは
「油断しないこと」ではなく「圧倒的な力の差の制御方法」という教訓になってしまいます。
でも、メンタルトレーニングを熟知したウサギはその賛否両論にも耐えうるメンタルを手に入れたのでした。
めでたしめでたし。

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