【金融教育×必修化】景気について考える!景気の意味を伝える!

子どもの金融教育

以前、景気についてのブログを書きました。

今回は景気の善し悪しで何が起こるのかに関して考えていきたいと思います。


1 景気がいいと何がおきる?

① 景気がいいと値段の高いものが売れる

景気がいいときを「好景気」または「好況」といいます。
景気がいいときは、世の中のお金が元気よく回っているので、人々はたくさんものを買います。
ものがたくさん売れるだけでなく、値段の高い宝石や高級車など、値段の高いものもよく売れるようになります。
景気がいいと、お父さんお母さんの使途後も忙しくなり、残業が増えたりします。
たくさん働くと給料や残量代が増えるので、家に入る収入が増えます。
家で使えるお金が増えるので、レストランで食事をしたり、旅行でお金を使ったりすることが多くなります。

② 新しいお店や新しいビルが建つ

街では新しいお店ができたり、新しいビルが建つことをよく目にするようになります。
景気がいいとお店などでお金を使う人が増えます。
そのため、お店の経営者やビルを建てる会社は、銀行からお金を借りてお店やビルを増やし、できるだけ多くの人に自社の商品やサービスを買ってもらおうと考えるからです。
会社では、ものがたくさん売れるので働く人を増やします。
工場を新しくしたり、新しい機械を買うためにお金を使うようになります。
また、新製品の開発などにお金を使うようになったりします。

③ 物価が上がり続ける

景気がよく、ものが売れ続けると、商品が欲しい人に対し商品の数が少なくなり、物価が上がります。
物価とはひとつひとつの商品の値段ではなく、世の中に出回っているもの全体を表した値段を言います。
物価が上がるのは、たくさんの人がものを買いたがるので、ものが足りなくなるからです。
そうすると、ものを買う人は少し値段が高くても買いたい気持ちになります。
ものを買いたい気持ち(需要)が世の中にあるものの量(供給)を上回るのです。
この状態がつづくと、物価が上がり続けることになります。
これをインフレーション(インフレ)といいます。
インフレになりと、ものの値段が上がり、同じお金でも前より買える量が減ります。
もし、ものの値段が2倍になれば、お金の価値は2分の1になってしまいます。
つまりお金の価値が下がってしまうのです。
そうなると、たとえば今まで1000円で買えたものが2000円になってしまうので、毎月同じ額の給料をもらっている会社員にとって生活は苦しいものになります。
そんなインフレの対策の一つとして、最近では資産運用が流行っているのです。

 

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2 景気が悪いと何がおきる?

① 景気が悪くなると仕事を失う人が出る

景気が悪いときを「不景気」または「不況」と言います。
景気が悪くなると、世の中の人がものを買わなくなり、お店や会社が儲からなくなるため、働く人の収入が少なくなります。
街では閉店する店が目立つようになり、会社では売れ残った商品が倉庫に溜まり、商品をつくる数を今までよりも減らすようになります。
ものが売れず利益が出せない会社は、働く人も減らすことになります。
中には倒産する会社も出てきて、その会社で働く人が全員、仕事を失ってしまうこともあるでしょう。

② 物価が下がり続ける

ものが売れない時期がつづくと物価が下がり始めます。
物価が下がるのは、ものを買う人が少ないため、商品があまっている状態だからです。
商品、とくに商品などには消費期限といって、ある期日までにたべないと処分する必要がでてきます。
そのため会社は売れないからといって倉庫にずっとしまっておくわけにもいかず、商品の値段を下げたり、中には赤字同然で商品を売る会社も出てきます。
そして、儲けがほとんど出せない会社は働く人の給料をさらに下げなければなりません。
このように「ものが売れない→物価が下がる」という現象を繰り返し、どんどん物価が下がっていく現象をデフレーション(デフレ)と言います。

③ 景気の悪い状態から抜け出せない

デフレで商品の値段が下がるということは、もともと300円だったハンバーガーが200円になるということです、。
これはお金の価値が高くなっているとも考えることができます。
商品が安く買えるので、一見すると家計にやさしい現象に思えますが、給与、つまり収入も減っているので残念ながらそうはなりません。
普通デフレになってくると、日本銀行による物価の調整や、新しい商品を開発し売り上げを上げようとする会社が出てくるなど、世の中が景気回復に向かって動き出します。
すると、ものを買う人がだんだん戻ってくるようになり、会社は働く人の給料をもとにもどし、再び景気がよくなってきます。
これが通常の景気循環です。
しかし、物価の調整や企業の取り組みがうまくいかず、ものを買う人がもどってこないと、どんどん値下げが進んでしまい、最終的にはハンバーガーを100円にしても売れなくなってしまいます。
これをデフレスパイラルと言います、。
一度デフレスパイラルになってしまうとなかなか抜け出せないと言われています。

3 株式投資スクール

株を買うのは自己責任ですが、そもそもの株式投資を学ぶのは一人ではない方がよいでしょう。
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ぜひ参加してみてください。

4 まとめ

今回は今回は景気の善し悪しで何が起こるのかに関して考えてみました。

1 景気がいいと何がおきる?
① 景気がいいと値段の高いものが売れる
② 新しいお店や新しいビルが建つ
③ 物価が上がり続ける(インフレ)

2 景気が悪いと何がおきる?
① 景気が悪くなると仕事を失う人が出る
② 物価が下がり続ける(デフレ)
③ 景気の悪い状態から抜け出せない(デフレスパイラル)

このように景気が良くても悪くても善し悪しな部分はあるのです。
政府はインフレ率2%を目指しているということですが、それがちょうどいい経済の状況なのだそうです。
以上が景気のいい悪いで起こることでした。
インフレが起こりハイパーインフレになると食パンの値段も高騰します。
そうするとヘンゼルとグレーテルは食パンを落としながら道しるべにするということができなくなります。
食パン1斤1万円とかになってしまったら落とすどころの話ではなくなってしまいます。
ヘンゼルとグレーテルが食パンのパンくずをばんばん落としていたことを考えると、あのお話ができたときにはどうやらデフレだったようです。


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