Jamboardはクラウド上でホワイトボードとして使えるアプリです。
協同学習や共同編集にとても役に立つアプリであることは間違いありません。
いろいろな教科で使うことができるので学校現場ではかなり使われています。
ですが共同編集をするとちょっとしたトラブルが起こってしまいます。
今回は共同編集をすると起こるトラブルを解決して活用する方法について考えていきたいと思います。
1 Jamboard×計算練習
Jamboardは自分や相手が書きこむとリアルタイムにお互いの画面に表示されるため、この機能を計算練習の場面で活用してみます。
全員は難しいので4人くらいのグループで順番に問題を解いていき、計算間違いや計算の順序に間違いがあれば、その場で相手に指摘することができます。
上手に使うと先生一人では見取ることができないところを探し出すことができるのでとても便利です。
さて、共同編集をしていると起こるトラブルは・・・
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2 突然消える
Jamboardは誰もが書きこむことができるため、初めて触れると全員が一斉に書き込もうとします。
また、書き込めることが楽しいあまり、落書きをしたり、別のグループのシートにも書き込むようなことが多発します。
「あぁ、あるある」
と思う先生はきっとたくさんいらっしゃると思います。
そんなトラブルを解消する糸口はなんでしょうか。
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3 失敗の分析
子どもたちが共同編集に手こずる理由として
・アプリの操作スキルが未熟(スキル面)
・他者意識が低く、自分の満足を優先している(モラル面)
の2つが考えられます。
それを解消するためには
【スキル面】
・アプリで自由に遊ばせる
【モラル面】
・困り感をなくすためにルールをつくる
アプリで遊ばせるということは、スキル向上に加えてアプリをたくさん触った満足感から落書きなどの衝動を抑える効果があります。
また、新しいルールとして
「個人でペンの色を変える」
などをきめることで、落書きや順番を守らない個人を特定できるようになります。
このように遊ばせたりルールを作ることで、時間を使ってしまうのですが、結果的にはその後の指導がしやすくなります。
そして困り感なくJamboardを活用できるようになっていきます。
Jamboardは計算練習に留まらずたくさんの場面で使えるアプリですので、この時間をちょっととっておくことが大切です。
4 参加意識をもたせる
グループで計算練習を行う際
① 問題を解く人
② ポインターでヒントを与える人
③ ヒント口頭で伝える人
など、一人ずつに役割を与えると、一人一人の参加意識が高まり、より効率的に問題に取り組むことができます。
5 まとめ
今回はJamboardを使うことで起こるトラブルや困り感の解消について考えてみました。
便利だからこそ多様するアプリです。
だから使いやすくするためにアプリで存分に遊ぶ時間やルール決めの時間を少しとることも重要なことなのだと思います。
これらを意識して共同編集協同学習に取り組んでください。
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