ハーフマラソンでもフルマラソンでも、前日や当日に何を食べたらいいのだろう?と思う方もいると思います。
何でもいいやではなく、せっかく積んだ練習の力を発揮できるように、食べるものにも意識を向けてほしいと思います。
そこで今回は、レース前日・当日に食べるべきものについて解説します。
1 レース前日の食事 おすすめ5選!
レース前日はご飯などの炭水化物中心に食事をしましょう。
しかもたっぷりです。
普段夕飯はご飯1杯という方は、2杯食べましょう。
なぜそんなに食べなければいけないのか?
それは、前日の食事が次の日の主なエネルギーになるからです。
主にエネルギーを作る炭水化物を前日にたっぷりとることによって、レース前半から中盤のパワー・スタミナに繋がります。
もちろん食べ過ぎはよくありませんが、たっぷり摂ることを意識しましょう。
それではおすすめ5選です。
① ご飯
何といってもご飯です。
炭水化物ですが、なんでも良いというわけではなく、ご飯が一番のおすすめです。
ご飯を食べて、エネルギーの源となるグリコーゲンを蓄え、スタミナをつけておきましょう。
② 豚肉
ご飯で摂取したグリコーゲンをエネルギーに変えるビタミンB1がたくさんあります。
ビタミンBは疲労回復にも効果がありますので、前日に摂取してレースに備えましょう。
ご飯でせっかくグリコーゲンを得ているので、それをビタミンB1に変えて、スタミナ+エネルギーの確保!
「ご飯を食べながら豚の生姜焼き」なんてどうでしょうか。
③ 納豆
納豆と聞くと健康食というイメージですが、実はマラソン前日にも効果があります。
納豆は大豆製品なので、たんぱく質が豊富です。
それに加えてビタミンB1も豊富なのです。
豚肉同様ビタミンB1を摂取してエネルギーを身体の中に蓄えましょう。
④ 緑黄色野菜
緑黄色野菜なので、サラダで摂取すれば万全でしょう。
ビタミンB群やビタミンCが豊富です。
これらを摂取すれば身体の調子を整えて、その良好な状態を保つことができます。
⑤ 柑橘系
みかんやオレンジなどの柑橘系を食べると、クエン酸が疲労物質の分解を助けてくれます。
前日には疲労を残したくないですね。
柑橘系のデザートを食べて、疲れにくい身体も作りましょう。
これらを見て前日の夕飯のイメージが湧きましたか?
ご飯
豚肉の生姜焼き
納豆
ほうれん草の味噌汁(緑黄色野菜のビタミンB・Cと大豆製品のたんぱく質)
柑橘系デザート
ちなみにNG食事もあります。
消化に時間がかかりそうな脂っこいもの、根菜類は避けましょう。
消化に時間がかかると胃に負担がかかるのでレース向きではありません。
根菜類はおなかにガスがたまるので、わざわざレース前日に食べて体調をマイナスにする必要はありません。
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2 レース当日の食事 おすすめ5選!
前日に食べたものは、朝のうちにちゃんと出しておきましょう。
え~、朝型じゃないという方もいると思いますが、2、3週間前から、「お通じは朝」という癖をつけておけば、
① おにぎり
レース当日でもやはり炭水化物です。
スタミナ+エネルギーは、ランには必要不可欠。
あれ?だって前日の食事で炭水化物をたっぷり摂ったから、レース用のスタミナは確保できたでしょ?
確かにそうなのですが、実は足りていません。
レース当日の炭水化物はおよそ2時間後のマラソン後半のスタミナ+エネルギーです。
後半のエネルギーの枯渇を避けるために、当日の炭水化物も摂りましょう。
ですが、当日は前日以上に消化のことも考えなくてはいけないので食べやすいおにぎりにしましょう。
お腹いっぱい食べてはいけません!
前日と当日の炭水化物で、長い道のりを走り切るスタミナ+エネルギーを摂取!
② カステラ
カステラはプロも愛用しているくらいメジャーです。
消化がよくて、エネルギーを生みやすい食事の一つです。
糖分も含まれているので、摂っておくと良いでしょう。
③ ゆでたまご
低脂肪であり、アミノ酸バランスが良いので、食べるのにはもってこいです。
④ バナナ
これはかなり王道です。
よく、レース前にバナナを食べている姿を見かけますが、意外に理にかなっています。
またレース中のエイドとしても登場!
それは食べてすぐにエネルギーに姿を変えるからです。
疲労回復力も上乗せしてくれるので、レースの強い味方。
⑤ オレンジジュース
ビタミンCで疲労回復。
水分補給としても役立ちます。
ちなみにNG食事です。
それは乳製品。
レース中にお腹を下しては、走りに集中できません。
ただでさえ長旅なので避けましょう。
3 まとめ
レース前日は、多めの炭水化物を摂りましょう。
豚肉と合わせてご飯を食べるとスタミナ+エネルギーアップ!
レース当日も炭水化物ですが、消化のことを考えてスタート2時間前には食べ終わりましょう。
そして前日のようにたくさんは摂らない。
カステラやバナナで調整しましょう。
NG食事としては、「前日は脂っぽいもの」「当日は乳製品」は避けましょう。
レースに限らず、普段の練習でも摂取していくと、体が慣れていきます。
レースの時だけでなく、普段から規則正しい食事を心がけると、練習効果も上がります。
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