【学級通信×学級経営】クラスをうまくまわしていくための学級通信の書き方!

教育

学校から学級通信を持ってくることってありますね。
学級通信は学級のことを担任の先生が書いてくれたものです。
学級通信は決まった形がなくて先生によって大きく違います。
今回は若い先生が疑問に思うことなどを中心に学級通信についてを解説したいと思います。
最後まで読んでもらえれば「学級通信に書くネタがない・・・」という心配がずいぶん減ると思います。


1 学級通信って出した方がいいの?

疑問に思うことの1つですが、そもそも学級通信は出した方がいいのでしょうか?
答えは「どちらでもいい」です。
無責任な答えかもしれませんが、本当にどちらでも良いと思っています。
なぜかというと、学級通信は教育活動のプラスαの部分だからです。
授業をして学習指導要領に書かれていることを教えるということは、絶対にしなければいけないことです。
やってもやらなくてもどちらという問題ではありません。
ですので、すべての教職員が教材研究をして、多くの子どもたちにわかりやすく理解させようと頑張っています。
ですが、学級通信は文部科学省から「出しましょう!」と言われているものではありません。
ですので、教員としてどうしても出さなければいけないものではないのです。
授業をしっかりやって、教えるべきことをしっかり教えて、子どもたちが学習について理解しているのであれば、正直なところ年間に1枚も出さなくても別に平気なものです。
とは言っても出している教員がほとんどだと思います。
それってなぜでしょうか?
その答えは「教育活動をしやすくするため」です。
教員は子どもとは週5日8時間程度を一緒に過ごしています。
そうした中で、担任の先生の考え方や思い、教え方などを理解しています。
そしてその日に何をやったのかを子どもたちは当然知っています。

ですが、保護者は子どもが話さなければ何も知りません。
担任の考えや思いなども伝わりにくいものの一つです。
そこで学級通信が役に立ちます。
学級通信を出すことで、保護者は担任の考えや思いを知るとともに、学習内容や子どもの活躍を知ることになります。
そうすると、保護者は担任を応援してくれるようになります。
プラスαの部分なので、出さなくても上手に立ち回る先生はたくさんいます。
ですが、出しているから保護者と担任が連携を取れるという事実もあります
「どちらでもいい」という答えだし、絶対出しましょうとは言いませんが、出した方が保護者との連携はスムーズになるでしょう。
ちなみに、学級通信の読者は保護者の中の1割~3割と思って出した方が良いでしょう。
そもそも子どもが学級通信を保護者に見せないというパターン、出しても読まないというパターンとが重なり1割~3割と考えられます。
それでも読んでくれる保護者のために、子どもたちの活躍は載せるにこしたことはないでしょう。

2 出すとしたらどれくらいのペース?

学級通信を出すペースで、一番オーソドックスなのは週1回金曜日でしょうか。
週末に「今週のまとめ」的なイメージであったことを書くことが多いと思います。
中には毎日出すという先生もいるし、週2~3回という先生もいるし、月1回や学期に1回という先生もいます。
これもまた正解のないものです。
出さないよりは出した方がよいというものなので、多い方が保護者に伝わる回数は増えますが、出せばよいというものではありません。
中身も考えながら出していきましょう。

3 どんな内容を書くの?

ここがよく引っかかる問題の一つです。
書く内容が見当たらないから出すのが苦痛に感じてしまいます。
そういうときには考え方を変えてみましょう。
1週間のうちに書くような内容が起きなかったのであれば、自ら作るのです。

① 作文&日記

一つは日々の中で日記を書かせておくというのもあるでしょう。
だいたいの場合は運動会や旅行などに行った後に作文を書くのですが、事あるごとに書いておくのです。
「今日の体育で考えたこと」「1か月過ごして成長したこと」「〇〇をやってみて感じたこと」などなど、多くの経験を作文にしておきます。
すると、それを載せるだけでも数枚の学級通信となります。

② 自主学習

自主学習の紹介も使えます。
意外とみんながどのようなことをやっているのかを知らずにいる子は多いです。
だから自分のやっていることが正しいのかどうなのか・・・。
そんなときに学級通信の中で紹介してあげると子どもたちの参考になります。
また、保護者も見ているものなので「〇〇くんはこんな風にやっているよ」というコミュニケーションになる場合もあります。

③ 担任の考えていることを書く

普段、担任の考えていることを保護者に伝えるという機会はあまりありません。
学級通信がその場となります。
クラスで起こったことを書いて、それに対して担任はどのようなことを思っていたのか、どのような想いでいるのかを保護者に伝えるということに使います。
突拍子もないことを書かない限りは、保護者は担任のその想いに賛同してくれます
賛同してもらえれば教育活動に協力的になってくれます。
せっかく出す学級通信ですから、ときどきは担任の想いを載せましょう。

④ 子どもの作品や活躍したことをそのまま載せる

子どもの作った図工作品や書写作品を写真に撮って載せましょう。
保護者は日々学校に来るわけではありません。
子どもたちが学校でやったことを当然知らないのですから、こちらから発信するしかありません。
その情報を発信するだけで「丁寧な担任の先生」と思ってくれる保護者もいるはずです。

⑤ 授業の内容

どのような授業をしていて、どのように教えたのかを伝えます。
宿題を出したけど
「学校でどのように教えてもらっているかわからないから子どもに教えられなかった」
という保護者の声は少なくありません。
ですので、どのように教えているのかを伝えることと、一般的に子どもがどういうところでつまづくのかを伝えることは重要です。

このように書こうと思えばたくさんのことが日々起きているので、むしろ書くことがありすぎて困るくらいですね。
それを日々書いていく時間がないから書けないという方が正しいのかもしれません

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4 注意点

学級通信を載せるときにはいくつか注意点があります。

① 児童名

児童名を載せるか載せないかという点についてです。
例えば作品や日記を載せたときに名前を添えて、誰の頑張りなのかを見てもらうということに使うのはいいと思います。
ですが、中にはこのご時世ですので、名前を書いてほしくないという保護者もいます
フルネームではなく、下の名前だけを載せるという方法もあります。
また、作文で名前を載せるのであれば、数日に分けて出したとしても必ず全員の作品を載せましょう。
偏りが出ては保護者は逆に不信感をもちかねません。
「もたないかもしれないし、もつかもしれない」という曖昧な部分だったら、もたないようにしましょう。
自分の子どもの頑張りが紹介されて怒る保護者も中にはいます。
ですが稀なケースだということを頭に入れておきましょう。
その場合は話し合って、「次回からは載せません」というように合意してもらえばいいだけの話です。

② 写真

こちらも今のご時世という感じで、自分の子どもの顔写真は載せないでほしいという保護者もいます。
ですが、学級通信はSNSなどとは違って基本的には家庭でストップするものなので、日本中・世界中に拡散するということはあまり考えられないことです。
ですが、その要望があったら話し合うということが必要です。
どこまでを載せていいのか、どうしたら大丈夫なのかを決めておきましょう。

5 まとめ

学級通信は保護者との信頼関係を結ぶという面でも有効なものです。
そうした中でどのように出していったらいいかについて解説しました。

① そもそも出した方がいいの?
どちらでも良いのですが、出した方が保護者は喜びます。
ただ、教師の仕事は授業をして学習内容を子どもに理解させることなので、それをおろそかにしてまで出す必要はありません。
あくまで学級通信はプラスαの部分ということを頭に入れておきましょう。

② どれくらい出すの?
週1回金曜日が一番オーソドックスです。
中には毎日、週2~3回、月1、学期1という先生もいます。
授業に支障のないように出しましょう。

③ 何を書いたらいいの?
・日記や作文
・自主学習の紹介
・担任の考えていること
・子どもの作品の写真紹介
・授業の内容ややり方
これらのことを書くと意外とたくさん書けてしまいます。
書くことがないからかけないというよりか、書くことがありすぎて時間がなくてかけないという風になります。

④ 注意点
・子どもの名前の載せ方
フルネームではなく、下の名前だけ。
1人載せたら全員載せる覚悟。
・写真の載せ方
子どもの顔を出さないでほしいという保護者は意外といる。

注意点の部分は保護者としっかり相談することで、担任の考えを理解してくれることが多いと思います。
戦うのではなく、話し合って折衷案を見つけましょう。

以上が学級通信についてです。
困ったときにまたこちらを読んでもらえると嬉しいです。


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