公園で遊ぶことはただ単に楽しいというだけではありません。
子どものうちから公園で遊ぶと各遊具でたくさんの力が身につきます。
そして力だけでなく危険察知能力やコミュニケーション能力、巧緻性などさまざまな力が身につくのです。
そんな公園遊具をなんとなく使って遊んでいるのと、身につく力を知っていて遊ぶのでは大きな違いです。
今回は公園遊具の遊び方とどんな力が身につくのかについて考えていきたいと思います。
ジャングルジム編ということで、ジャングルジムに焦点を当ててみましょう。
1 ジャングルジム
ジャングルジムは今から100年くらい前に考案された歴史ある遊具です。
「そんなに昔からあったの?!」
「100年くらい前だとヒトラーがナチス党に就任したくらいじゃん!」
と誰もが思ってしまうところですが、歴史のある由緒正しき遊具だったのです。
構造はシンプルですが、体力づくりだけでなく、身体認識能力や空間認知能力も高まるように工夫されています。
また子どもならではの自由な発想や想像力を育む、優れた遊具なのです。
それでは身につく力を細かく考えてみましょう。
ぶら下がったり登ったりするので、各種筋力がつくということは大前提です。
① バランス感覚
片手片足を順に放しながら、体のバランスをとって進みます。
立体遊具上を自由に移動することで、バランス感覚が養うと言われています。
てっぺんまでいって両手を離して立ってみるとすごいバランス能力が身につきます。
子どものうちからたくさん経験させたいものですね。
② 空間認知能力
ジャングルジムで遊ぶと自分の体の動きを知ることができます。
自分の手足がどの位置にあるか、どの順番で動かせば、目的の場所に到達できるか、子どもは試行錯誤を繰り返します。
次第に空間認知能力がアップし、素早く登れるようになります。
2 ジャングルジム活用法
年齢に合わせていろいろ遊びができるのがジャングルジムの良さです。
幼稚園児から小学校高学年まで幅広く遊んで体力アップを図りましょう。
工夫次第で遊び方は大きく広がっていきます。
いくつかのエクササイズをご紹介しますので試してみてください。
① ぶらぶらキック
ジャングルジムの側面に、外側を向いてぶら下がります。
次に足を持ち上げて、体が「Lの字」になるようにしましょう。
足が地面につく場所で行うとよいでしょう。
【育つ能力】
・手足の筋力
・腹筋
・巧緻性
・身体認識能力
② 忍者修行
忍者修行のイメージで、左右に移動します。
ジャングルジムの横棒と体との距離感を計算しながら動く力や、危険を回避する力を育てることができます。
慣れてきたら、目的地を設定して、タッチして戻ってくるゲームをすると盛り上がります。
【育つ能力】
・筋力
・バランス能力
・リズム感
・身体認識能力
③ ジャングルクライミング
登っていいのは斜めだけというルールをつくります。
斜め上にある枠の横棒に足を乗せて、登っていきます。
登り方を限定すると、最初はとまどう子どもも、行っているうちに自然と手足を上手に動かして、斜めにの乗る方法を身につけていきます。
身体認識能力や空間認知能力が伸びていきます。
【育つ能力】
・筋力
・バランス感覚
・巧緻性
・身体認識能力
・空間認知能力
④ 洞窟通り抜け
側面を移動するのに慣れたら、中を移動して遊んでみましょう。
体を囲む棒の数が増えるので、頭や背中をぶつけないように動くことで、空間認知能力が発達します。
「ぶつかるからやりたくない」
というのは、まだ空間認知がいまいちということです。
「こうやって動くとぶつかる」
ということに気づけるようになると棒にぶつかる回数も激減します。
【育つ能力】
・筋力
・バランス感覚
・巧緻性
・身体認識能力
・空間認知能力
⑤ ジャングルジム迷路
迷路のように、入り口と出口を別の場所に決めます。
さらに何か所か通り抜ける場所と順番を決めます。
ルートをよく考えることで論理的な思考力が身につきます。
競争せずに一人でゆっくり遊ばせると良いでしょう。
【育つ能力】
・筋力
・巧緻性
・バランス感覚
・身体認識能力
・空間認知能力
3 ジャングルジムで遊ばない子に対して
高いところを怖がってジャングルジムで遊ぼうとしない子も中にはいます。
そんなときにはどうしたらいいのでしょうか。
ちょっと考えてみましょう。
高いところを怖がるのは自然なことです。
「落ちたらどうしよう」
という危険をきちんと感じ取っている証拠です。
まずはジャングルジムの何が怖いのかをはっきりさせてあげましょう。
「高いところが怖い」
「ジャングルジムの上で移動するのが怖い」
などなど、聞いてみたら明確な理由があるはずです。
高いところが苦手な場合はいきなり何段も登る必要はありません。
一段だけ登ってみて下りてみるという繰り返しです。
だんだんともう一段という気持ちになってくると思います。
上での移動が怖いのだったら、どこに手を置いて、次にどこに足を置くのかということを説明してあげましょう。
子どもはそのような手足の出す順番というのがわかりません。
だから怖いのです。
無理強いせず細かい目標を設定していきましょう。
成功したら
「昨日はできなかったけど、今日は〇〇ができたね」
と伝えてあげましょう。
成功体験は子どもの自信となり、心の成長にもつながります。
4 まとめ
今回はジャングルジム編ということで、ジャングルジムに焦点を当てて、公園遊具の遊び方とどんな力が身につくのかについて考えてみました。
ジャングルジムは今から100年くらい前に考案された歴史ある遊具です。
構造はシンプルですが、体力づくりだけでなく、身体認識能力や空間認知能力も高まるように工夫されています。
また子どもならではの自由な発想や想像力を育む、優れた遊具なのです。
① バランス感覚
片手片足を順に放しながら、体のバランスをとって進みます。
立体遊具上を自由に移動することで、バランス感覚が養うと言われています。
てっぺんまでいって両手を離して立ってみるとすごいバランス能力が身につきます。
子どものうちからたくさん経験させたいものですね。
② 空間認知能力
ジャングルジムで遊ぶと自分の体の動きを知ることができます。
自分の手足がどの位置にあるか、どの順番で動かせば、目的の場所に到達できるか、子どもは試行錯誤を繰り返します。
次第に空間認知能力がアップし、素早く登れるようになります。
【ジャングルジム活用法】
年齢に合わせていろいろ遊びができるのがジャングルジムの良さです。
幼稚園児から小学校高学年まで幅広く遊んで体力アップを図りましょう。
工夫次第で遊び方は大きく広がっていきます。
いくつかのエクササイズをご紹介しますので試してみてください。
① ぶらぶらキック
ジャングルジムの側面に、外側を向いてぶら下がります。
次に足を持ち上げて、体が「Lの字」になるようにしましょう。
足が地面につく場所で行うとよいでしょう。
② 忍者修行
忍者修行のイメージで、左右に移動します。
ジャングルジムの横棒と体との距離感を計算しながら動く力や、危険を回避する力を育てることができます。
慣れてきたら、目的地を設定して、タッチして戻ってくるゲームをすると盛り上がります。
③ ジャングルクライミング
登っていいのは斜めだけというルールをつくります。
斜め上にある枠の横棒に足を乗せて、登っていきます。
登り方を限定すると、最初はとまどう子どもも、行っているうちに自然と手足を上手に動かして、斜めにの乗る方法を身につけていきます。
身体認識能力や空間認知能力が伸びていきます。
④ 洞窟通り抜け
側面を移動するのに慣れたら、中を移動して遊んでみましょう。
体を囲む棒の数が増えるので、頭や背中をぶつけないように動くことで、空間認知能力が発達します。
「ぶつかるからやりたくない」
というのは、まだ空間認知がいまいちということです。
「こうやって動くとぶつかる」
ということに気づけるようになると棒にぶつかる回数も激減します。
⑤ ジャングルジム迷路
迷路のように、入り口と出口を別の場所に決めます。
さらに何か所か通り抜ける場所と順番を決めます。
ルートをよく考えることで論理的な思考力が身につきます。
競争せずに一人でゆっくり遊ばせると良いでしょう。
以上がジャングルジムでの遊び方とどんな力が身につくのかについてでした。
ジャングルジムを活用すればたくさんの能力が身につくことがわかりました。
大人も公園に通って筋力アップを図ってみてはどうでしょうか。
遊具は使い方次第で、スポーツジムと同じような効果を生む場合があります。
ただ大人になるとジャングルジムをする機会は激減します。
ですが、パズーとシータがバルスを言った後のラピュタに行くことはよくあることです。
バルス後のラピュタは木の根が張っていて子どものうちにジャングルジムで身につけた動きが大変役に立ちます。
ムスカのようになりたくなければ、子どものうちからジャングルジムを活用しておくことをおすすめします。
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