【小学生×金融教育】年金について学んでこれからを生きる!

子どもの金融教育

現在の年齢から平均であと何年くらい生きる可能性があるのかを見た数字を平均余命と言います。
65歳時点での平均余命は
男性:19.83年
女性:24.63年
となっています。
つまり、年金を受け取ることのできる年齢まで生き抜いてきた人は
男性:約85歳
女性:約90歳
まで生きるという可能性があります。
ですが、80歳、90歳になっても現役世代の人のように働いて収入を得ることは大変です。
そこで老後の収入の柱となるのが、国から受け取る老齢年金です。
今回はその年金について考えていきたいと思います。
最後まで読んでいただければ、年金のしくみやもらうための方法がわかると思います。


1 年金を受け取るための条件

私たちは20歳から60歳までの40年間、国民年金に加入する義務があります。
そして老齢年金を受け取るためには、国民年金または厚生年金保険に10年以上加入している必要があります。
自営業者やその妻(夫)、学生、の第一号被保険者で国民年金保険料の納付が難しい場合は、学生納付特例以外にも免除制度があります。
20歳から50歳未満の人で本人と配偶者の合計所得が一定金額以下の場合は、最長10年納付を待ってもらえる猶予制度がありので、市町村で手続きをしておきましょう。

2 いくら受け取れる?

国民年金に40年間加入していると、老年基礎年金として年間で約78万円を一生受け取ることができます。
会社員や公務員として厚生年金保険料を納めた分は、加入期間や収入に応じた老齢厚生年金を上乗せして受け取ります。
老後の年金額を知る際に役立つのが、毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」です。
「なんかねんきん定期便が届いているけどこれなんだ?」
と思っていた方も少なくないと思います。
中身なんて確認していない方もいるかもしれません。
50歳以上の人のねんきん定期便には、今の収入で60歳まで働いた場合の年金目安額が書いてあります。
「ねんきん定期便」の作成日以降に役職定年などで年収が下がったり、60歳以降の再雇用で働いて増えたりする分は、反映されていないため、目安額は変わることもあります。
49歳以下の人のねんきん定期便には、過去に収めた年金保険料に対する途中経過しか書かれていません。
そこで「ねんきんネット」のサイトを利用すると、将来の自分の年金額を試算することができます。

 

3 年金はいつから受け取るの?

老後の年金の支給開始年齢は65歳です。
家計が苦しくて早く受け取りたいときは「繰上げ」請求をすると、最短で60歳から受け取ることができます。
ただし、繰上げをすると1か月あたり「0.4%(2022年3月までは0.5%)」の年金がカットされ、その減った年金額が一生続きます。
その反対に、貯蓄にゆとりがあり、最大75歳(2022年3月までは70歳)まで受け取りを遅らせる繰下げでは、1か月あたり「0.7%」増えます。
70歳から受け取ると42%、75歳からなら84%増えた年金額が一生続くので収入にゆとりがうまれます。
年金は受け取りたくなったタイミングで請求することができます。
ちなみに繰下げで年金を受け取るタイミングを75歳まで遅らせると85歳くらいまで受け取れば元が取れる計算です。

4 年金にも家族手当、子ども手当がある

加給年金とは、年金の家族手当のようなものです。
20年以上厚生年金に加入していた人が65歳になって老齢厚生年金を受け取るときに年下の配偶者や18歳の年度末までの子がいる場合に受け取れます。
配偶者は年間で39万円、子どもは二人目までは一人あたり年間22万円、3人目からは1人あたり年間8万円です。
配偶者が65歳になると終了します。

5 株式投資スクール

株を買うのは自己責任ですが、そもそもの株式投資を学ぶのは一人ではない方がよいでしょう。
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6 まとめ

今回は中高生にも知っておいてもらいたい年金制度について考えてみました。
年金とは、働くことが困難になった世代が、国からお金を受け取れる制度です。
私たちは20歳から60歳までの40年間、国民年金に加入する義務があります。
老齢年金を受け取るためには、国民年金または厚生年金保険に10年以上加入している必要があります。
国民年金に40年間加入していると、老年基礎年金として年間で約78万円を一生受け取ることができます。
会社員や公務員として厚生年金保険料を納めた分は、加入期間や収入に応じた老齢厚生年金を上乗せして受け取ります。
老後の年金の支給開始年齢は65歳です。
「繰上げ」請求をすると、最短で60歳から受け取ることができます。
ただし、繰上げをすると1か月あたり「0.4%(2022年3月までは0.5%)」の年金がカットされ、その減った年金額が一生続きます。
その反対に、貯蓄にゆとりがあり、最大75歳(2022年3月までは70歳)まで受け取りを遅らせる繰下げでは、1か月あたり「0.7%」増えます。
以上が年金についてでした。
「年金は受け取れなくなる」だの「もらえない」だのいろいろな情報が飛び交っていますが、年金制度が破綻してお金を支払ったのにもらうことができなくなるという事態は考えにくいです。
それは日本という国が終わっている状態を意味するからです。
ただ改悪する可能性は十分にあります。
上記に書いたことが数年後には変わっているということは十分にあり得ますので、情報収集はしておいた方がよいと思います。
ただ、浦島太郎さんはほんのちょっと前までは若者でした。
なんなら20歳にも満たない亀を助ける好青年でした。
ですが、竜宮城に行ったばっかりに国民年金を払わずにいきなりお年寄りになってしまいました。
市町村役場も「いや~事情はわかりましたが、払っていないんでねぇ」と言うばかりです。
浦島太郎さんは困り果てていたのですが、ふと思い出したことがあります。
それは「iDeco」と「つみたてNISA」の存在です。
若かった頃からS&P500全米株式に毎月投資していたことを思い出してさぞかし助かったそうです。
どうして助かったかは次回「上乗せできる年金」というお話で続けたいと思います。
めでたしめでたし。


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