【陸上運動 リレー】チームワークと体力を付けるためのリレー授業!その名も地獄リレー!

体育

体育の授業でリレーをすることってありますね。
チームでバトンパスの練習や歩測をとって何度も何度も練習をします。
今回はそのようなバトンパスの練習というより、コミュニケーションやチームワーク、体力向上に特化したリレーをご紹介したいと思います。


1 地獄リレー

名前を聞くと何とも恐ろしいリレーと思うかもしれません。
簡単に言えば追いかけリレーです。


AチームはBチームを追いかけて捕まえる、BチームはCチームを追いかけて捕まえる、CチームはAチームを追いかけて捕まえるというシンプルなリレーです。
そのため、本当ならば4人一組にして練習をしたいリレーですが、別に何人1チームでも大丈夫になります。
むしろ少ないより8~12人くらいいたほうが良い場合があります。
30人以上学級で困っているという場合にも楽しめるリレーになります。
どうして「地獄リレー」かというと、もしも捕まえられないとずっと続く地獄のようなリレーだからです。
体育館の方が捕まえやすくてもしかしたらよいかもしれません。
ですが、体育館のデメリットは狭いので加速が利かないという点にあります。
だからカーブが曲がりきれないという点では安全面に配慮しないといけません。
校庭だと本当に捕まえられなくて地獄のようなレースになってしまいます。
ですが子どもたちは大喜びでやりますので試してみる価値はあると思います。

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2 注意点

① バトンパス
この地獄リレーでは、バトンパスの能力はそこまで上がってきません。
追いかけられているというプレッシャーからバトンパスをおろそかにしてしまうチームが出てきてしまいます。
だからバトン練習をしっかり積んだ上でやってみるという方法にするか、バトンは特に気にしないでいくという方法にするかになります。

② 負けたとき
追いかけられながらリレーをしています。
だから勝敗がつくときには必ず誰かが後走のチームに追い抜かれます。
そのときに追いつかれた子が
「お前のせいで負けた」
とならない指導をしましょう。
リレーなのでチームの責任になります。
一見すると追いつかれた子が遅かったように見えますが、そこまでに至るレースでたまたま追いつかれただけなのです。
「どんまいどんまい、次は走る順番を変えてみよう」
「バトンのところをもっとスムーズにしよう」
という感じで話し合いができると良いでしょう。

③ 走り疲れ
チームの力が拮抗するとレースの決着が遅くなります。
遅くなるとそれだけ何度も走ることになります。
何度も走るとくたびれて走れなくなる子も出てきます。
そんなときには休んでいいという指示を事前に出しておきましょう。
無理をして走らせると熱中症にもなりかねません。
体力向上でやっているのに熱中症になるというのは本末転倒です。
そうにならないように指導しておくことは大切です。

④ 走る場所
決着がつくと、なんとなく「いつもこの場所のチームが負ける」というのが出てきます。
その場合は後走のチームと距離がそもそも近いのです。
だから見直してあげて、スタート位置やバトンゾーンの位置を見直してあげましょう。

⑤ テークオーバーゾーン
テークオーバーゾーンは必要ありません。
地獄リレーはバトンパスの練習というより、チーム力アップと体力向上です。
だからテークオーバーゾーンをなくして、たとえ長くバトンが渡らなかったとしても良しとしましょう。
逆に長くバトンが渡らないと後走チームの追いかけられて追いつかれるというリスクが高まるので、極力速くバトンを受け渡すようになるでしょう。

3 まとめ

今回はコミュニケーションやチームワーク、体力向上に特化したリレーである「地獄リレー」についてご紹介させていただきました。
このリレーは体力向上にはもってこいの内容です。
「地獄リレー」という名前は、決着がつかないとずっと終わらない地獄のようなリレーなのでその名前です。
では決着の付け方はどうするのかというと、それは追いかけ走です。
それぞれのチームが前を走っているチームだけを捕まえるのです。
ルールはシンプルですが、コミュニケーション能力や体力がつく優れもののリレーです。
ただ、バトン能力は微妙なので、バトンの能力は事前に別で練習しておく必要があるでしょう。

【注意点】
① バトンパス
この地獄リレーでは、バトンパスの能力はそこまで上がってきません。
追いかけられているというプレッシャーからバトンパスをおろそかにしてしまうチームが出てきてしまいます。
だからバトン練習をしっかり積んだ上でやってみるという方法にするか、バトンは特に気にしないでいくという方法にするかになります。

② 負けたとき
負けたときに一見すると追いつかれた子が遅かったように見えますが、そこまでに至るレースでたまたま追いつかれただけなのです。
「どんまいどんまい、次は走る順番を変えてみよう」
「バトンのところをもっとスムーズにしよう」
という感じで話し合いができると良いでしょう。

③ 走り疲れ
チームの力が拮抗するとレースの決着が遅くなります。
遅くなるとそれだけ何度も走ることになります。
何度も走るとくたびれて走れなくなる子も出てきます。
そんなときには休んでいいという指示を事前に出しておきましょう。

④ 走る場所
決着がつくと、なんとなく「いつもこの場所のチームが負ける」というのが出てきます。
その場合は後走のチームと距離がそもそも近いのです。
だから見直してあげて、スタート位置やバトンゾーンの位置を見直してあげましょう。

⑤ テークオーバーゾーン
テークオーバーゾーンは必要ありません。
地獄リレーはバトンパスの練習というより、チーム力アップと体力向上です。

以上がチームワークと体力を付けるためのリレー授業についてでした。


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