【器械運動×鉄棒×逆上がり】逆上がりをできるようにするための練習方法!

体育

「体育の技能なんて得意不得意があるから、鉄棒の逆上がりだってできる子できない子がいるでしょ?」
そんな風に思っている子も親御さんもたくさんいます。
このブログではたびたび話してきましたが、運動能力は遺伝ではありません。
もちろんオリンピックで金メダルを習得するのは、素質をもった限られた選手かもしれません。
ですが体育の技能というのはそうではありません。
トレーニングの原則の中の「個別性の原則」の考え方をすれば誰だってできるようになります。
今回はどうやったら逆上がりができるのかという技能面ではなく、逆上がりをするための考え方や段階的な練習プログラムについて考えて行きたいと思います。


1 レベルを合わせた課題

「運動が苦手」と思っている人は鉄棒の逆上がりはできないという暗示にかかっています。
もちろん苦手と思っているには理由があります。
筋力、体型、経験・・・さまざまなことが関係しています。
私が思う誰でも鉄棒の逆上がりができるようになるというのは、今のままでできるようになるという意味ではありません。
食べて、ちょっと練習して、寝て、起きて・・・これでできるようになるとは思わないでいただきたいのです。
まず筋力が足りないのであれば、筋力をつけなければ逆上がりができません。
腹筋、背筋、腕立て伏せ、鉄棒を持って地面を蹴る練習などをこなすことでだんだんと筋力がついてきます。
体型もそうです。
太った子がなぜ鉄棒が苦手なのか?それは鉄棒からお腹が遠いという理由です。
鉄棒というのはお腹から鉄棒を離さないのが基本です。
太った子というのは鉄棒とお腹の間にお肉があることによって、距離ができてしまうのです。
誰だって鉄棒からお腹が離れていれば逆上がりがやりにくいです。
その体型を変えていくことで逆上がりができるようになってくるのです。
経験は、そのままです。
鉄棒を生まれて初めて握ったという子に逆上がりをできるようにさせるのは大変難しいことです。
まずはぶら下がったり、跳び乗ったり、逆さになってみたりして鉄棒に慣れることから始めます。
このようにレベルに合わせて課題を出さなければいけないのです。
簡単なことから徐々に高度なものへ進んでいくことが効率的な運動の上達法です。
テニススクールに入ったばかりの初心者に、いきなりジャックナイフなどの強烈なショットの打ち方を教えるコーチはいません。
グリップの握り方から始まり、ラケットを持ってのボールつきなどで用具を使うことに慣れ、素振りへと移っていくのです。
子どもの場合はそもそももっている運動能力は1人1人違うということです。
かなりばらつきがあります。
レベルに合わせた課題を与えることが大切になります。
課題は簡単すぎたり、あまりに難しすぎると集中力が続きません。
手を伸ばせばもう少しで届くというものが適切です。
「クラスにたくさんの子どもたちがいて1人1人のニーズに合った課題なんて出してあげられない」
という意見も聞こえてきそうです。
そのようなときには場をたくさん作りましょう。
場を工夫することで難易度を変えて子どもたちが課題解決のために活動してくれます。
そしてその場の工夫を自分でやりだしたら、それが「思考力」です。
先生方から「思考の取り方がわからない・・・」という質問をよく聞きますが、このようにして場の工夫や場の選びで思考を取るという方法もあります。

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2 早くできることがいいことなのか

トレーニングには「個別性の原則」というものがあります。
個人の能力に合わせたプログラムを組まなければトレーニング効果は得にくいというものです。
今の社会もそうですが、教育現場では「平等」ということをとても大切にしています。
そのせいで誰にでも同じ課題を当たることが平等であると思ってしまっている方もいます。
果たしてそれが本当の平等なのでしょうか?
大切なのは子どもの運動能力を見極め、どの段階からはじめればいいかを教えてあげることです。
そうすることで、目標に向かって1歩1歩進んでいく、積み上げて行く大切さを学んでいくことができます。
少しの時間の練習だけで「できる子」「できない子」のレッテルを貼ってしまうのは避けなければいけません。
1週間や10日で成果が現れることの方が稀だと思いましょう。
早くできることはとても素晴らしいことですが、それだけに目をやってはいけません。
早いということで素晴らしいともてはやされて、効率を追い求めてしまうのが今日の風潮です。
それを良しとしてしまうから「苦手な子」「できない子」は、やらなくなってしまうのです。
早く、簡単にできてしまうことは逆を言えば、忘れるのも早く、せっかく身についたとしても大切にすることはありません。
時間をかけてコツコツとつくりあげたものだから、簡単に忘れることなく、生涯にわたって大切な宝物になり、そして、本当に役立つものになるのです。


3 逆上がり段階的練習法

最初からできるはずはありません。
握り始めたときのことを考えて段階的練習法をご紹介します。

① ぶら下がる
とにかく鉄棒にぶらさがりましょう。
順手、逆手の両方でぶら下がってみましょう。
さらには右手順手、左手逆手でぶら下がってもよいです。

② 逆さ姿勢
前回りの途中のところで止まります。
怖いと思っている子にとってはこれだって困難です。
日常生活で頭が下になることなんてほとんどありません。
ゆっくりでもよいのでやってみましょう。
後ろから支えて上げるという補助もとても大切です。
怖い子はここをクリアするのがとても大きいです。

③ くの字懸垂
布団干しと言われる技です。
怖いと思っている子にとってはこれも困難です。
低い鉄棒で補助をしてあげて布団干しをしましょう。

④ かけ上がり
台を斜めにセッティングしてかけ上がる感覚を身につけましょう。
このときに意識すべきは逆上がりをすることではなく、台の一番上を蹴ることです。
そして蹴ったらお腹を鉄棒につけることです。
つまり逆上がりです。
でも「逆上がりをして」ではできません。
だから違う言い方で逆上がりをさせましょう。

⑤ 回転
回転する感覚というのも怖いのです。
足抜き回りや前回り下りなどさまざまな回転があります。
これらの回転を何度も練習して逆上がりにつなげましょう。

これらも1回の練習や2,3日ではできません。
何度もやってみて少しずつ前に進めばいいのです。
誰かが1週間でできたから自分も1週間でできるというのは違います。
人は人、自分は自分です。

5 くるりんベルト

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逆上がりで重要なことはお腹を鉄棒から離さないことです。
その「離さない」を可能にしたのが「くるりんベルト」です。
このベルトを使うと意図的に鉄棒から離れないようにできるので効果抜群です。
段階的に「全く離れない~ほとんどベルトなしと同じ」まで区切られています。
ですので初めて逆上がりの練習を始めたという子でも、くるりんベルトを使って30分を4回やればできるようになってしまいます。
ぜひ試してみてください。

4 まとめ

今回はどうやったら逆上がりができるのかという技能面ではなく、逆上がりをするための考え方や段階的な練習プログラムについて考えてみました。
運動が苦手な人は「できない」という暗示がかかっています。
そしてそれを理由にしてしまいます。
「運動が苦手だからできない」
という風に何もせずにできないことにしてしまいます。
私はオリンピックで金メダルを獲ることや日本一になるなどの特殊な例を除いて、学校の体育で習う技能は誰でもできると思います。
でもできない子が存在します。
それは「苦手」という暗示のせいで練習すらしないのです。
体育の技能はどれでもできますが、努力なしにできるとは思っていないからです。
もしも筋力が足りなくてできないのだったら、それを足りるように努力をします。
もしも恐怖心のせいでできないのだったら、それを取り除くように努力をします。
もしも体型のせいでできないのだったら、それを変える努力をします。
このように努力さえすれば学校体育の技能はすべて身につきます。
もちろんですが、努力をすれば運動会の徒競争で全員1位になれるわけではありません。
順位というのはそういうものだからです。
オリンピックの陸上100m走で2位になったとしても、小学校の子どもたちと走ったらぶっちぎりの1位です。
だから小学校で教えるべきは順位の大切さではなく、努力の大切さです。
全員1位にすることはできなくても、全員記録を伸ばすことは可能です。
全員1位にすることはできなくて、全員逆上がりをさせることは可能です。
まず教えるべきは努力の大切さ、そのためにはレベルに合った課題を出す事が重要です。
課題はもう少しで手の届きそうなところにあるものにしましょう。
簡単すぎても難しすぎても子どものモチベーションは下がってしまいます。
そのニーズに応えるために場を工夫していきましょう。
では課題が出されて、早くできるようになった方がよいのかどうなのかという問題ですが、結論はその人によるということです。
学校現場は平等というのがよく言われてしまうので、みんなに同じ課題を出してしまいます。
でもニーズに合っていなかったら難しすぎるか簡単すぎるということも起こりうるのです。
それを場で調節するのが大切で、それを子どもが考えることも大切です。
大切なのは子どもの運動能力を見極め、どの段階からはじめればいいかを教えてあげることです。
そうすることで、目標に向かって1歩1歩進んでいく、積み上げて行く大切さを学んでいくことができます。
少しの時間の練習だけで「できる子」「できない子」のレッテルを貼ってしまうのは避けなければいけません。
1週間や10日で成果が現れることの方が稀だと思いましょう。
早くできることはとても素晴らしいことですが、それだけに目をやってはいけません。
早いということで素晴らしいともてはやされて、効率を追い求めてしまうのが今日の風潮です。
それを良しとしてしまうから「苦手な子」「できない子」は、やらなくなってしまうのです。
早く、簡単にできてしまうことは逆を言えば、忘れるのも早く、せっかく身についたとしても大切にすることはありません。
時間をかけてコツコツとつくりあげたものだから、簡単に忘れることなく、生涯にわたって大切な宝物になり、そして、本当に役立つものになるのです。
以上が逆上がりができるようにするための考え方です。
今回は技能面でのアプローチではなく、精神面の方からアプローチをしてみました。
努力を継続することは難しいです。
でもやった先には輝かしい成果が待っていることは間違いありません。
早くできるようになった方が良いですが、遅咲きで頑張っていると言えばやはり蝉です。
卵から孵化するのに約1年かかり、その後は地中にもぐって生活します。
蝉の種類にもよりますが、地中で1年~5年を過ごし、地上に出てきて1、2週間で生涯を終えます。
でもその1、2週間という本気の時期に合わせて努力をしています。
地中から「あ~あ~、あえいうえおあお、かけきくけこかこ・・・」なんて発声練習が聞こえてきたら蝉の努力の声かもしれません。
遅咲きでも本気の1、2週間があるから頑張っているなんてロマンです。


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