新型コロナウィルスの猛威により、小学校では2年間水泳の授業をやらないという学校も多かったのではないでしょうか。
やったとしても着替えてちょっと入ってみてという限られた時間しか設けることができなかったと思います。
今年度はだいぶ緩和されて授業ができるという学校も増えてくるように感じます。
ただ久しぶりの水泳の授業で水慣れなどを忘れてしまった・・・
教員になってはじめての水泳授業だからちょっと自信ない・・・
という悩みもきっとあると思います。
今回は低学年の水泳授業でどんなことをしたらいいのか、すぐにつかえるアイデアをご紹介したいと思います。
1 水に慣れる遊び
① まねまねウォーキング
最初は先生が子どもたちの先頭になって、いくつかの「歩き方」を実際にやって見せてあげましょう。
動きに慣れてきたら、いろいろな子が先頭になって歩いてみましょう。
例えば
・肩までつかって大またゆっくり歩き
・肩までつかって大またゆっくり歩き(スピードアップ)
・浅いところはアザラシ歩き
・カニ歩き
・アヒル歩き
・しろくま歩き
このような歩き方をしてみるといいと思います。
また「イルカのように」というお題を出して歩かせてみると子どもたちなりのイルカになって想像力や表現力なども身につきます。
② あっちいけビート板
ビート板というとバタ足のときに使うものという感じですが、低学年の水慣れに使うことができます。
2チームに分かれて、水を押してビート板を相手陣地にたくさん入れた方が勝ちになります。
これはボールやペットボトルでもすることができます。
持ち上げて投げないというルールをしっかり伝えましょう。
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2 もぐる遊び
石拾いが古典的ですがもぐる遊びでは大変有効です。
いろいろな色を水中に落としておきますが「青と黄」などの拾う色を決めて遊ぶと盛り上がります。
「5個拾いましょう」という感じで数を決めて遊ぶのも良いでしょう。
「近くの人と水中じゃんけんして勝ったら拾う」など、他のゲームと組み合わせてやっても良いでしょう。
フラフープを上手に使ってトンネルにするともぐるモチベーションになります。
半分だけ沈める、全部沈める、横向きや縦向きなどさまざまなバリエーションを出してフラフープをしずめると良いでしょう。
3 浮く遊び
・ヘルパーを体に巻いて浮く
・ビート板をお腹に持って浮く
・ボールを前に持ってビート板のようにして浮く
・ペットボトルを両脇に抱えて浮く
さまざまな浮き方を試すと子どもたちは喜びます。
大人にしてみると「何でやっても同じ浮き方でしょ」と思うかもしれませんが、500mlのペットボトルと1Lのペットボトルの違いだけでも喜びます。
4 まとめ
今回は久しぶりの水泳授業でどんなことをしたらいいのかという不安解消のための内容のご紹介をしました。
① 水に慣れる遊び
・まねまねウォーキング
・あっちいけビート板
② もぐる遊び
・石拾い
・フラフープ
③ 浮く遊び
・ヘルパー
・ビート板
・ボール
・ペットボトル
シャワーを浴びたり、水に入ったりしたあとにこれらのことをやっているだけであっという間に時間が過ぎてしまいます。
ぜひ安全で楽しい水泳指導にしてください。
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