現在小学生から高校生までは学校で新体力テストを行って、自らの体力を知ると共にその年代の体力を調査しています。
そのように体力テストをして以前と比較をしているのですが、大人はどうでしょうか?
大人の体力テストってあまり聞いたことはありません。
でも大人も体力テストって本当はやったほうがいいんです。
今回は「お父さんお母さんの体力テスト」について解説したいと思います。
大人も体力テストを行って、自分の体力をデータとして実感してみてください。
1 そもそも体力ってなに
実はこの質問に正しく答えるのは難しいことなのです。
体力って一言で言ってもよくわからないからです。
「でも言葉としてよく体力って使うよ!」
と言いたくなると思いますが、いろいろな意味で使われているのです。
「体力」=「身体能力」と考えて、運動やスポーツのできる人が体力がある人だと思っている人も少なくないと思います。
では「身体能力」とは、なんでしょうか。
速く走ったり、高く跳んだり、ボールを遠くまで投げたりする「運動能力」のことでしょうか。
「病気にかからないように体力をつけなさい」
という言葉を聞いたことがあると思います。
これには病気に抵抗できる力も体力であることが背景にあります。
運動能力の高い人でも、風邪などの感染症にかかります。
だから「体力」=「身体能力」とは言いにくいのが事実です。
最近では、脳の研究がさかんになって、気力を体力に含めて考えるようになりました。
なぜなら体力も気力も脳と深く関係していることがわかったからです。
人間のからだの中には、いろいろな器官や臓器があります。
そのひとつである脳が、人間の体と行動のすべてに関係していることを科学者たちはつきとめました。
いろいろな意味で使われている体力と上手に付き合ってこそ、健康で元気な体でいられることは間違いありません。
「体力をつけろ!」
は、運動やスポーツを行う身体能力を高める意味でも使うし、病気にかからないための抵抗力をつけるという意味でも使うのです。
価格:51,533円 |
2 大人の体力テスト
文部科学省が行う体力テストは、子どもだけでなく大人も対象にしています。
ほとんどの大人がしていませんが・・・。
普通大人はからだの成長は止まっていますし、体力も子どものころのようには伸びません。
こうした大人にとって、体力テストは自分の体力がどれくらいかを知り、健康を保つために重要な役割をもっています。
大人対象の体力テストは
② 上体起こし
③ 長座体前屈
④ 反復横とび
⑤ 急歩(左右どちらかの足がつねに地面についた状態で急いで歩く)または20mシャトルラン
⑥ 立ち幅跳び
② 上体起こし
③ 長座体前屈
④ 開眼片足立ち
⑤ 10m障害物歩行
⑥ 6分間歩行
「そうだったんた・・・」
という声が聞こえてきそうです。
そうなんです、子どもの8種目とは違う種目になっているのです。
大人になると体力はどうなるのでしょうか?
体力テストの結果から、男性は17歳頃、女性は14歳頃に体力がピークになることがわかっています。
20歳以降は年齢を重ねるに伴って体力が低下していく傾向にあります。
もちろんですが、種目によってピークにばらつきはあります。
そしてピークをむかえてから徐々に下がってくる体力を遅らせることもできます。
それは日頃から体力づくりをしていることによって可能になります。
中学生では持久走で全く勝てなかったのに、35歳を過ぎたら勝てるということはあります。
ピークを遅らせることによって「あの時勝てなかった相手」にも勝てるようになります。
3 子どもだけじゃない体力低下
今、子どもの体力低下が問題になっています。
「体力の二極化」なんて言葉まであるくらい、体力のある子と体力のない子の差が広がっているという事実もあります。
ですが、これは子どもばかりの問題ではありません。
例えば、1958年(昭和33年)生まれ、1973年(昭和48年)生まれ、1988年(昭和63年)生まれの人たちが同じ年齢だったときの体力を年齢ごとに比べると、どの年齢のときも、昔に生まれた人の方が体力が高いという結果になっているのです。
先にも書いた通り、たいていの人は20歳を越えると体力が低下する傾向にあります。
つまり子どもの頃の体力低下はそのまま大人の体力低下に結びついているわけです。
では大人はどうして体力が落ちてしまうのでしょうか。
子どもは体育の授業があったり、部活動があったりと、大人と比べると体を動かす機会に恵まれています。
ところが大人になると体を動かす機会が減り、より運動不足になりがちです。
運動不足になると体力が低下し、肥満を引き起こしたり、内臓の病気にかかったりなど、健康に問題が出てきます。
運動不足により起こりやすい症状は
・便秘
・食欲低下
・関節の痛み
・息切れ
・高血圧
・糖尿病
健康のためには、体力テストで自分の体力がどれくらいかを知り、体力にあった運動をすることが欠かせないのです。
4 おもしろ体力チェック
今回は自分でできる簡単おもしろ体力チェックについて紹介したいと思います。
まずはやってみて、自分がどれくらいできるのかを知って本格的な運動をはじめるのか、はじめないのかの目安にしていただければと思います。
① タオルキャッチ(腹筋と足の筋力、瞬発力)
・タオルを結んで丸め、両足にはさみます
・少し膝を曲げて準備をします
・両足でジャンプして、タオルを足で投げ出します
・2回続けてキャッチできたら合格です
② 腕立て伏せじゃんけん(腕の筋力)
・腕立て伏せの姿勢を片手で支え、もう片方の手でじゃんけんをします
・5回勝つまで続けます
・じゃんけんをしているのほうの手を床につけたら終わりです
③ どこまで見えるかな(柔軟性)
・友達や家族に1m離れて後ろに立ってもらいます
・ゆっくり体を後ろに反らします
・足首が見えたら合格です
④ マッチ棒拾い(足の筋力)
・マッチ棒を20本用意して足元にばらまきます
・片足立ちのままマッチ棒を1本ひろい、起き上がります
・拾ったマッチ棒を反対の手に持ち替え、次の1本に挑戦します。
⑤ ジグザグけんけん(バランス力)
・1人用のなわとびの縄をつかって床に円を作ります。
・片足を手でつかんで縄を踏まないように「内、外、内、外・・・」とジグザグにけんけんします。
・途中で手が離れたり、縄を踏んだりしたら終わりになります。
⑥ 跳び越しくぐり(敏捷性)
・友達か家族に床から約40cmの高さでゴム紐をもってもらう。
・合図とともに素早く「跳び越す→くぐる」を繰り返します。
・ゴムを跳び越えてくぐったところまでを1回と数え、5回お粉のにかかった時間をはかります。
5 まとめ
今回は大人の体力テストについて考えてみました。
そもそも体力というのは難し位置づけです。
それは運動やスポーツをするときに使うのも体力と呼び、それは「身体能力」をして考えられているからです。
また病気の予防のための抵抗力も体力と呼んでいます。
「体力をつけろ!」
は、運動やスポーツを行う身体能力を高める意味でも使うし、病気にかからないための抵抗力をつけるという意味でも使うのです。
文部科学省が行う体力テストは、子どもだけでなく大人も対象にしています。
普通大人はからだの成長は止まっていますし、体力も子どものころのようには伸びません。
こうした大人にとって、体力テストは自分の体力がどれくらいかを知り、健康を保つために重要な役割をもっています。
大人対象の体力テストは
20~64歳
① 握力
② 上体起こし
③ 長座体前屈
④ 反復横とび
⑤ 急歩(左右どちらかの足がつねに地面についた状態で急いで歩く)または20mシャトルラン
⑥ 立ち幅跳び
65~79歳
① 握力
② 上体起こし
③ 長座体前屈
④ 開眼片足立ち
⑤ 10m障害物歩行
⑥ 6分間歩行
このような種目があります。
試してみて自分の体力を調べてみてはどうでしょうか。
今、子どもの体力低下が問題になっています。
ですが、これは子どもばかりの問題ではありません。
例えば、1958年(昭和33年)生まれ、1973年(昭和48年)生まれ、1988年(昭和63年)生まれの人たちが同じ年齢だったときの体力を年齢ごとに比べると、どの年齢のときも、昔に生まれた人の方が体力が高いという結果になっているのです。
大人はどうして体力が落ちてしまうのでしょうか。
子どもは体育の授業があったり、部活動があったりと、大人と比べると体を動かす機会に恵まれています。
ところが大人になると体を動かす機会が減り、より運動不足になりがちです。
運動不足になると体力が低下し、肥満を引き起こしたり、内臓の病気にかかったりなど、健康に問題が出てきます。
運動不足により起こりやすい症状は
・便秘
・食欲低下
・関節の痛み
・息切れ
・高血圧
・糖尿病
健康のためには、体力テストで自分の体力がどれくらいかを知り、体力にあった運動をすることが欠かせないのです。
自分でできる簡単おもしろ体力チェックについて紹介したいと思います。
① タオルキャッチ(腹筋と足の筋力、瞬発力)
② 腕立て伏せじゃんけん(腕の筋力)
③ どこまで見えるかな(柔軟性)
④ マッチ棒拾い(足の筋力)
⑤ ジグザグけんけん(バランス力)
⑥ 跳び越しくぐり(敏捷性)
これらをやってみて自分の体力を知り、今後に活かしていけるとよいと思います。
体力がスゴイと言えば、日本人にもっとも知れ渡っている昆虫の一つでアザミウマがいます。
アザミウマは毎秒1000回もの高速で羽ばたいているのでとてつもない体力の持ち主です。
人間が羽ばたくときと言えば、卒業するときや社会に出る時ですが、人間がこれほどまでに羽ばたいたら過労でむしろ元気でなくなってしまうかもしれないので、人間は毎秒1000回も羽ばたかずに普段通りの回数・・・5回くらいの羽ばたきが良いと思います。
コメント