幼少期の子どもとスポーツや運動の関係ってけっこう気になることです。
「幼少期に運動することは成長に良いことなのか?」
「いろいろなスポーツや運動をさせた方がいいのか?」
「子どもに合ったスポーツや運動を見極めるには?」
さまざまな疑問がわいてきます。
自分の夢を子どもに託したいという思いもあるでしょう。
今回は幼少期の子どもとスポーツについて考えていきたいと思います。
1 幼少期に運動しないと成長期の身長の伸びに影響は?
結論からいうと、影響がでます。
身長が伸びるというのは、骨が成長するということです。
運動によって骨にある程度の力を加え、骨を強くしていかないと、大きく成長することが難しくなってしまいます。
幼少期から思春期にかけては、カルシウムをきちんと取りながら、同時に適度な運動をすることです。
子どもの身長がどこまで伸びるのかというのは遺伝である程度は決まっています。
しかし、栄養と運動のバランスが整っていなければ、遺伝的に伸びる範囲よりかなり低いところで止まってしまう場合もあるのです。
両親はともに背が高いのに、子どもの身長があまり伸びなかったというケースは、この栄養と運動のバランスが取れていなかったことが原因である可能性が高いでしょう。
身長を伸ばすためには、骨に力を加える運動が効果的です。
たとえば、手軽にできる動作としてはジャンプがおすすめです。
直立しているときに知面から受ける力は、その人の体重分となります。
歩くときもほぼ同様です。
ところが、その場で軽くジャンプするだえで、身体が地面から受ける力は直立しているときの3倍から4倍にもあるのです。
幼少期の子どもたちには家の外などでジャンプをさせるだけでも身長を伸ばす効果が期待できます。
バスケットボール選手やバレーボール選手が身長が比較的高いのは、幼少期にやっていて骨への刺激が他の種目よりも多かったからと考えられています。
そして骨への刺激だけでなく、牛乳や魚などからカルシウムを十分にとることを忘れないようにすることです。
2 幼少期から1つの競技に絞った方がいいの?
子どもがある特定のスポーツが好きだからといって、そのスポーツがその子に最も合っているかというと、そうとも限りません。
別のスポーツの方がその子に適しているという場合もあります。
まずは子どもの特徴を知ることです。
幼少期からのスポーツの選択はだいたい親が決めていると思いますが、何も最初から、水泳、サッカー、テニス、スキーなどに専門的に取り組ませる必要はありません。
幼少期の頃の運動ということで言えば、ところどころで手軽にできる運動をやってみるもの良いでしょう。
3 子どもに向いているスポーツや運動を見極めるには?
少子化と言われる今とは違い、ベビーブームと呼ばれた時代もありました。
あの頃の子どもたちはいつも大勢っで広場や空き地で遊んでいました。
子どもたちの遊びには、スポーツのようにあらかじめ定められたルールはなく、遊びをより面白くするための決まり事を自分たちで考え出していました。
野球ができなければ三角ベースなど、人数が少ない場合には少ないなりの楽しみ方を工夫していました。
そうやって友だちと遊んでいるうちに、鉄棒は苦手だけどみんなより足が速いとか、ボールを投げるのは下手だけど蹴ることはうまいとか、自分や友だちの得意な運動が見えていたのです。
残念ながら現代では環境が変わってしまい、子どもたちが近所に集まって遊ぶ機会を目にすることもほとんどなくなりました。
自分の子どもだけを親が見ていても、運動やスポーツの向き不向きを相対的に判断することはできません。
子どもの相対的な評価を知りたいのであれば、体育の授業で取り組んでいる運動の中でどんなことが得意かを、担任の先生に尋ねてみるのもよいでしょう。
それこそ運動会での実践を自分の目で見て、子どもの得意不得意を確かめてみてはどうでしょうか。
スポーツ種目がその子の運動能力の特徴に適していることと、それにプラスして子どもが興味を持ってどれくらい練習を続けられるかということが大切なのです。
4 番外編「裸足で走ると速く走れるの?」
運動会になると
「裸足で走らせてほしい」
と言ってくる子どもがいると思います。
なんとしても勝ちたいという気持ちが出ていて、気合十分です。
ですが、結論から言うと「やめた方がよい」です。
まず安全上な理由があるでしょう。
いくら校庭と言えども裸足で走らせるにはリスクがあります。
走り終わった後に足の裏が血だらけということもなくはありません。
そしてスピードという観点でいっても良くありません。
裸足だと靴を履いている時に比べて滑りやすくなるのでその分スピードが落ちてしまいます。
安全上とも関わってきますが、滑りやすいということは転倒の恐れがあります。
もしも裸足の子が先頭を走っていて転倒してしまったら、そこから後ろの子が巻き込まれて転倒ということも考えられます。
裸足の方が速いのであれば、オリンピックなどの陸上競技でも裸足の選手がいてもおかしくありません。
ですが誰ひとり裸足を選ぶ選手がいないということは、間違いなく靴なのです。
「そんなのスパイクを履いているからでしょ?」
と意見もあると思います。
その通りですが、普通の靴でも少なからず滑らないための機能を持っています。
運動会で走るのであれば裸足ではなく靴です。
一方で芝生の上で裸足で遊ぶというのは効果的です。
地面を掴むという感覚は大切にしてほしいです。
5 まとめ
今回は幼少期の子どもとスポーツについて考えてみました。
1 幼少期に運動しないと成長期の身長の伸びに影響は?
結論からいうと、影響がでます。
身長が伸びるというのは、骨が成長するということです。
運動によって骨にある程度の力を加え、骨を強くしていかないと、大きく成長することが難しくなってしまいます。
要領きから思春期にかけては、カルシウムをきちんと取りながら、同時に適度な運動をすることです。
たとえば、手軽にできる動作としてはジャンプがおすすめです。
そして骨への刺激だけでなく、牛乳や魚などからカルシウムを十分にとることを忘れないようにすることです。
2 幼少期から1つの競技に絞った方がいいの?
子どもがある特定のスポーツが好きだからといって、そのスポーツがその子に最も合っているかというと、そうとも限りません。
別のスポーツの方がその子に適しているという場合もあります。
3 子どもに向いているスポーツや運動を見極めるには?
少子化と言われる今とは違い、ベビーブームと呼ばれた時代もありました。
あの頃の子どもたちはいつも大勢っで広場や空き地で遊んでいました。
残念ながら現代では環境が変わってしまい、子どもたちが近所に集まって遊ぶ機会を目にすることもほとんどなくなりました。
自分の子どもだけを親が見ていても、運動やスポーツの向き不向きを相対的に判断することはできません。
子どもの相対的な評価を知りたいのであれば、体育の授業で取り組んでいる運動の中でどんなことが得意かを、担任の先生に尋ねてみるのもよいでしょう。
以上が幼少期のスポーツや運動との関わりについてです。
幼少期から一つのスポーツに打ち込んでいたと言えば平安時代の貴族たちです。
彼らは蹴鞠を行ってキックを極めようと必死に練習していました。
幼少期から一つのスポーツに打ち込んでこそという考え方はもしかしたら平安時代の貴族から引き継がれたものなのか・・・。
蹴鞠を極めたい一心で、一節では大リーグボール養成ギブスのように、セリエA養成ギブスなるが衣の中に隠されていたとかいないとか・・・。
そのセリエA養成ギブスは竹でできていたとかいないとか・・・。
その竹を探しに出かけた竹取の翁がかぐや姫を見つけたとかいないとか・・・。
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