アクティブラーニングという言葉が教育現場では使われています。
言葉としてよく使いますがよくわからない言葉でもあります。
今回はアクティブラーニングについて改めて考えたいと思います。
1 アクティブの意味
アクティブラーニングの「アクティブ」は「主体的」のほか「能動的」とか「積極的」という言葉にあたります。
漢字でいうと堅苦しく感じてしまいますが、要はどれも「自ら進んで」という意味いです。
これからの学校でどんどん行われていくアクティブラーニングの大きな目的は、今の子どもたちが学習内容を深く理解し、あらゆる面で一つ一つさまざまな能力を身につけていくことで、生涯にわたって能動的に学び続けられるようになることです。
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2 主体的・対話的で深い学び
主体的というのは想像がつきます。
アクティブラーニングのアクティブの部分です。
だから「自ら進んで」という意味をもっています。
「対話的とは、対話をどんどんしようということです。
それは先生と子どもというよりかは、子ども同士という意味合いの方が強いのです。
また、学校の外に出て、家族や地域の人との対話もどんどんやっていこうというのがアクティブラーニングなのです。
では「深い学び」とはなんでしょうか。
まず「学び」とは勉強のことでしょうか。
これは似て非なるものです。
勉強とは、問いがあって、正解があるものを学習していくことだと言えます。
これに対し、学びは知識を習得することに止まらず、それを活用し、自ら探究することだと言えるでしょう。
自分ひとりでわかったつもりになっていても、人に説明してみたらうまく言えなかったとか、他の人の話を聞いたら、自分の気付かなかったことがわかったということはよくあるはずです。
このため、深い学びには、対話的に学ぶことが重要になってくるのです。
3 アクティブラーニングの例
・各チームの目標を決める
・チームごとの練習後にゲーム
・ゲームを終えたらチームで本日の目標をふりかえり、勝敗の要因を話し合う
・ホワイトボードやタブレットがあると話し合いに使える
・チームごとに気づいたことを発表する
・チームの中の走順を決める
・歩測がどのくらいなのかを確認する
・タイム測定をしてみる
・タイムを見て、今よりも記録を上げる方法を考える
・他チームとの違いを見つける
・今できる技に磨きをかける
・まだできない技をできるようにする
・自分ができる技のスムーズな組み合せを考える
・練習をしてみて無理のないプランかを考える
・スムーズでないところがあったら組み替える
・発表会をする
今回はアクティブラーニングについて考えてみました。
教育現場では当たり前に行われているし言われている言葉ですが、改めて考えてみると納得です。
アクティブラーニングが今の教育の合言葉であることは間違いありません。
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