読書感想文は夏休みの風物詩であり、国語の永遠の課題でもあります。
子どもたちは読書感想文に悩まされたり、踊らされたりして夏休みを過ごします。
今回は夏休みの宿題お助けシリーズとして読書感想文の書き方ついて考えていきたいと思います。
1 「なか」の内容を考える
まずは「なか」の内容を考えましょう。
「なか」の内容を考えるときは、まず、本につけた付箋を整理することから始めます。
付箋の付け方は上記ブログに詳細が書かれています。
① 本を読み終わったら、付箋をはった部分を見直す
・その部分を読んで、どんなことを考えたのか
・いらない付箋ではないか
② ①の付箋の仲から感想文に書くものを2,3個選ぶ
・強く印象に残っているものはどれか
・特に感想文に書きたいものはどれか
・内容につながりのある付箋を選ぶとまとめやすくなります。
③ ②で選んだ付箋の内容をどの順番で書くか考える
・お話の準備書く方法
・心に残っていることから順に書く
④ 選んだ付箋の内容をふくらませて「なか」に書く
② 「なか」の段落をかえるとき、段落と段落をつなぐ言葉を使う
・「まず」「次に」「そして」
・「第一に」「第二に」
・「一つ目は」「二つ目は」
③ 気持ちの表現を工夫する
2 「はじめ」の内容を考える
「はじめ」には、本を読んだきっかけや本のあらすじなどについて書きましょう。
4つのパターンがあります。
【パターン1】
本を読んだきっかけ
・題名・表紙が気に入った「~という題名がおもしろいと思ったので・・・」
・内容が興味のあるものだった「~というものに興味があったので・・・」
・誰かに紹介してもらった「兄に教えてもらって・・・」
・自分との共通点があった「ぼくが~と考えていたことがお話の中にも出てきたので・・・」
【パターン2】
本のしょうかい
・本のあらすじ「~というお話です」
【パターン3】
応用の書き出し
・読み終わった直後の感想「この本を読み終わったとき・・・」
・作者、シリーズ本などの紹介「作者の○○は~が有名な作家です」
【パターン4】
違う種類の書き出しを2つ組み合わせる
3 「おわり」の内容を考える
「おわり」には、本を読んで強く感じたこと、考えたことを書きましょう。
5つのパターンがあります。
【パターン1】
本を読んで強く感じたこと「この本を読んで、一番強く心に残ったのは・・・」
【パターン2】
登場人物と自分を比べたこと「~とぼくを比べてみると・・・」
【パターン3】
作者が伝えたかったこと「作者が伝えたかったことは・・・」
【パターン4】
これからの自分の目標や希望「~でした。これからは・・・」
【パターン5】
違う種類の終わり方を2つ組み合わせて
今回は読書感想文の書き方のポイントについて考えてみました。
「はじめ」「なか」「おわり」の使い方は読書感想文に限らず多くの場面で必要となります。
文章を書けるようにしながらいろいろな場面に活かせられるようにしてみましょう。
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