「身体能力を身につけたい」と言うけれど、どんな力を身につけることが「身体能力を身につけたこと」になるのでしょうか。
そんな疑問を解決すべく、今回は身体能力の要素や身につけるべき身体能力について考えて行きたいと思います。
1 身につけたい身体能力の要素4つ
「運動神経は親の遺伝ではない」という話をたびたびしてきました。
運動のできるできないは、小さいことからの経験によるものです。
親が運動が苦手だと、その経験数は絶対的に減る傾向にあります。
そのため、運動経験が少ないので小学校になっても運動が苦手という意識になってしまうのです。
未就学時のうちに走ったり跳んだり、投げたりぶら下がったりとあらゆる動きを遊びとして行っていると、それがのちのち運動に活きてくるわけです。
未就学時のうちから跳び箱やマット、鉄棒や50m走などを行う必要は決してないということです。
では、その運動神経に繋げるための身体能力って何を身につければいいのかと思います。
「やみくもにやっても効率的ではない」という意見もあると思います。
私にしてみると、遊びはすべての動きが今後に活きてくると思いますので、すべてが効率的ではあると思いますが、身体能力を支える要素を知っているというのは良いことなので書かせていただきます。
① 短時間に集中的に力を発揮する運動・身体能力
② 持続的に力を発揮する運動・身体能力
③ 柔軟性を発揮する運動・身体能力
④ 巧みに身体を動かす運動・身体能力
以上の4つが小学生の年代で身につけておきたい身体能力です。
この身体能力を身につけておくことが、その後の運動神経の善し悪しや、あらゆるスポーツを楽しんで行うための基礎として必要になります。
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2 子どもが身につけるべき7つの身体能力
そもそも運動能力とは、走ったり、跳んだり、ボールを投げたり走ったりするなど運動を代表する身体能力のことです。
文部科学省によると、子どもが身につけるべき身体能力は以下の7つだと定義しています。
① 筋力
身体全体を動かすための土台となる能力
② 筋持久力
筋力を使って身体を長時間動かし続ける能力
③ 瞬発力
短時間で筋力を十分に発揮できる能力
④ 心肺持久力
運動時に呼吸機能を長時間正常に働かせられる能力
⑤ 敏捷性
筋力を使って素早く反応し身体を動かす能力
⑥ 平衡性
不安定な足場で身体のバランスを取ることができる能力
⑦ 柔軟性
関節が柔らかく、身体の反応に合わせてスムーズに動ける能力
これらを均等につけることが身体能力を支える上で重要なのです。
3 まとめ
今回は子どもが身につけるべき身体能力について考えてみました。
身につけたい身体能力の要素は4つ
① 短時間に集中的に力を発揮する運動・身体能力
② 持続的に力を発揮する運動・身体能力
③ 柔軟性を発揮する運動・身体能力
④ 巧みに身体を動かす運動・身体能力
文部科学省が定義している身体能力は7つ
① 筋力
身体全体を動かすための土台となる能力
② 筋持久力
筋力を使って身体を長時間動かし続ける能力
③ 瞬発力
短時間で筋力を十分に発揮できる能力
④ 心肺持久力
運動時に呼吸機能を長時間正常に働かせられる能力
⑤ 敏捷性
筋力を使って素早く反応し身体を動かす能力
⑥ 平衡性
不安定な足場で身体のバランスを取ることができる能力
⑦ 柔軟性
関節が柔らかく、身体の反応に合わせてスムーズに動ける能力
未就学時に遊ばせるときに、これらのことを知っているとジャングルジムで移動しているだけで
「あっ、平衡性が鍛えられてる」
と思うし、うんていにぶらさがっていたら
「あっ、筋力と筋持久力が鍛えられてる」
と思えるかもしれません。
遊びというのはいつの時代も子どもの身体能力を支えていることは間違いありません。
そして日本人が大人になって一番7つの力を使うのは「パン食い競争」です
① パンまでたどり着くその筋力!
② カッチカチのフランスパンに食らいつくその筋持久力!
③ ドローンによって操作されてもパンに瞬時に食らいつくその瞬発力!
④ 全長42kmのパン食い競争でパンにたどり着くまでの40kmを走り抜くその心肺持久力!
⑤ マイクタイソンからの左ジャブを避けながら食らいつくその敏捷性!
⑥ バランスボールと見せかけたカバの上に乗ってパンに食らいつくその平衡性!
⑦ 実はスタートから足のつま先にあったパンを膝を曲げずに食らいつくその柔軟性!
やはりパン食い競争をするためには、文部科学省からの7つの力を身につけておかないといけないみたいです。
こんなに日常に役立つ力も珍しいです。
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