【子どもの金融教育】ブラックリストとリボ払いの恐怖!絶対に避けるべき理由!

子どもの金融教育

「宿題の提出が遅れたけどちょっとくらいなら大丈夫だろう」
「友だちにゲームを借りたけど、返すの忘れていた、でも何も言ってこないからいいか」
こんなことを考えたことはありませんか?
約束を守らないと信用がなくなりますが、お金の世界も同じです。
むしろ、お金の世界の方が人柄という人間性を見ない分、信用情報がシビアです。
今回は、子どもの金融教育シリーズとして軽い気持ちでいると大変なことが起こってしまう、ブラックリストとリボ払いについて考えていきたいと思います。


1 ブラックリスト

「ブラックリスト」という言葉は聞いたことはあるでしょうか。
文字通り黒い名簿があるわけではありません。
銀行から借りたお金やクレジットカードの返済を約束通りに行わなかったことにより
「この人は貸したお金をきちんと返さなかった」
という記録が残った
「信用情報」
のことをいいます。
クレジットカード会社や金融機関は、カードや住宅ローンなどの申し込みがあったとき、本人の同意を得た上で信用情報を確認して、お金を「貸す・貸さない」の判断をします。
信用情報に載るのは、たとえば携帯電話の機種本体を分割払いで買ったのに、クレジットカードの返済が遅れたときや、大学で借りた奨学金やローンの返済が遅れたときなどです。
たまたま1回だけ遅れたときは、その後ちゃんと支払っていれば問題ありません。
いわゆるブラックリストとなるのは、返済の遅れが頻繁に続いたり、2~3か月以上延滞が続いたりしたときです。
ブラックリスト入りして1番つらいのは、過去が消せないことです。
20歳でスマホを買い替えたけど、何度も延滞してしまいブラックリストに載ったとしましょう。
2年を過ぎて完済したとしても、そこから5年間は
「この人は約束通りにお金を返さなかったことがあります」
という情報が残ります。
そうなると、スマホを買い替えるときも分割払いができず、常に一括払いで買うしか方法はありません。
また、20歳代後半になると、クレジットカードを作ったり、車を買ったり、住宅ローンをする機会ができます。
車や住宅は毎月の給与では買えないからこそローンを組みたいのに、本当にお金が必要な時に、昔の軽い気持ちの「信用情報」が邪魔をして、家を変えない事態も起こり得るのです。

2 リボ払いには要注意

クレジットカードは大変便利です。
目に見えないお金が湧いてでてきたかのような気持ちにさせてくれます。

ブログ:【小中学生お金の話】小中学生にも教えておきたいキャッシュレス決済を賢く使う方法!

クレジットカードで買い物をしたとき、通常は翌月に1か月分の利用金額をまとめて支払います。
実際には、銀行口座から引き落とされます。
このとき、引き落とされる金額が大きくて困る時は、分割払いやリボ払いといった返済方法に変更することができます。
ただし、支払い回数が増えるほどクレジット会社には返済を待ってもらうことになるので、手数料をつけて返さなければならないことに注意が必要です。
手数料の分だけ、買った商品よりも多くお金を払っているのです。
リボ払いは利用金額が増えても毎月の返済額は5千円や1万円で済むので、家計にやさしい計画的な返済方法に見えます。
しかもポイント2倍などのキャンペーンも多く、一見魅力的です。
ですが、預貯金の金利が0.001%の時代に、リボ払いの手数料は15%~18%なのです。
10000円の商品をリボ払いで購入すれば完済のときいは11500円~11800円です。
もらうポイントよりも自分が払う手数料を考えたらリボ払いは利用すべきではありません。

3 まとめ

今回は子どもの金融教育シリーズとして軽い気持ちでいると大変なことが起こってしまう、ブラックリストとリボ払いについて考えてみました。

〇 ブラックリスト
「ブラックリスト」という言葉は聞いたことはあるでしょうか。
銀行から借りたお金やクレジットカードの返済を約束通りに行わなかったことにより
「この人は貸したお金をきちんと返さなかった」
という記録が残った
「信用情報」
のことをいいます。
ブラックリスト入りして1番つらいのは、過去が消せないことです。
20歳でスマホを買い替えたけど、何度も延滞してしまいブラックリストに載ったとしましょう。
2年を過ぎて完済したとしても、そこから5年間は
「この人は約束通りにお金を返さなかったことがあります」
という情報が残ります。
そうなると、スマホを買い替えるときも分割払いができず、常に一括払いで買うしか方法はありません。

〇 リボ払いには要注意
クレジットカードは大変便利です。
目に見えないお金が湧いてでてきたかのような気持ちにさせてくれます。
クレジットカードで買い物をしたとき、通常は翌月に1か月分の利用金額をまとめて支払います。
このとき、引き落とされる金額が大きくて困る時は、分割払いやリボ払いといった返済方法に変更することができます。
ただし、支払い回数が増えるほどクレジット会社には返済を待ってもらうことになるので、手数料をつけて返さなければならないことに注意が必要です。
リボ払いは利用金額が増えても毎月の返済額は5千円や1万円で済むので、家計にやさしい計画的な返済方法に見えます。
預貯金の金利が0.001%の時代に、リボ払いの手数料は15%~18%なのです。

「宿題を遅れて出しました」「友だちのゲームを返し忘れました」では済まされないことなので小学生のうちから借りたものはすぐに返す、安易にものを借りないという癖をつけておきましょう。
遅れてももてはやされると言えばヒーローです。
「ヒーローは遅れてやってくる」
という言葉もあるくらいですが、できればヒーローも遅れずにやってきてくれると助かります。
被害を最小限に抑えて解決に至るからです。
ヒーローであってもお金であっても「遅れずに」が大切です。


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