子どもが元気よく運動できるように応急処置を覚えよう!ケガ別の応急処置の方法!

教育

子どもと公園で遊んでいても、小学校の休み時間や体育の時間でも子どもにとってのケガはつきものです。
それが大きなもので救急車を呼ぶことになるのか、それとも自分で対処してもいいのかについてはとっさの判断が必要となります。
経験があってなれていれば対応ができるのですが、若い先生や若いママパパはもしかしたらどうしていいのかわからなくなってしまうかもしれません。
今回は知っておきたい応急処置ということで解説をしたいと思います。
いろいろな場面を考えながら解説したいと思います。
ケガは応急処置次第で、その後の回復が早まります。
とっさの手当てができるようにしておきましょう。

1 頭を打った

頭を打つといってもいろいろな場面があります。
転んでおでこを打つのか、転ばされて後頭部を打つのか。
走っていて遊具に頭をぶつけるのか。
いずれにしても頭というのは絶対に守らなければいけない身体部位の一つです。
ですので、大げさくらいに思っていた方が良いでしょう。

頭を打ったことにより
「意識がない、嘔吐、けいれん、呼吸がない、出血が止まらない」
このようなときにはただちに救急車を呼びましょう。
そして体を動かしてはいけません。
応急処置をするよりも先に救急車とAEDの要請です。
嘔吐の場合は汚物による窒息を防ぐため、体を横にします。
呼吸がない場合は気道を確保しましょう。
今の時代は人工呼吸は必ずしもしなければいけないということにはなっていません。
意識が呼吸がなかったら人工呼吸よりも心臓マッサージとAEDを優先させます。
出血がある場合は止血します。
ですが、血液を直接触らないようにしましょう。
意識が戻っても、一度でも意識がなかった時間があるのであれば病院へは必ずいきましょう。
頭痛や吐き気がある場合には早急な対応が必要です。

「上記の症状がなしで、腫れている」
腫れている部分を冷やし、安静にしましょう。
元気そうに見えても1~2日は様子を見ましょう。

2 体を打った

① 手足を打った

患部を冷たいタオルや保冷剤などで冷やし、安静にしましょう。
冷たすぎるので保冷剤を使う場合にはガーゼで巻きましょう。

② 鼻を打った

鼻血が出たら、顔を下に向けて小鼻を押さえます。
冷たいタオルで冷やすと、血が止まりやすくなります。
以前は「顔を上に向けて」ということがありましたが、血が鼻から口に流れてしまうのでやめましょう。

③ お腹、胸を打った

嘔吐があればすぐに病院へ行きましょう。
嘔吐がなくても、1~2日は変わった様子がないか見ましょう。

3 すり傷、きり傷

① 傷が浅い

泥や砂などの汚れを洗い流して消毒をしましょう。

② 傷が深く、出血が多い

清潔なガーゼを傷口にあてて、止血してから消毒します。
出血が止まらないときは、傷口を心臓より高くし、手で圧迫しながら止血をします。
20~30分、圧迫止血しても止まらない場合は、出血部分より心臓に近い部分(腕を出血していたら上腕部分、足なら大腿の部分)を縛って救急車を呼びましょう。
その場合、15~20分おきに縛った部分をゆるめましょう。

4 骨折

骨折なのか?打撲なのか?と迷うことがあると思いますが、骨折の場合は明らかに腫れて子どもにとっては耐えられる痛みではありません。
動かそうが安静にしていようが激痛で、きっと泣いてしまいます。
そのときには、折れたと思われる場所がそれ以上動かないように長く硬いもので添え木をして患部を固定します。
無理に正常位に戻さず、そのままの状態で固定しましょう。
肩、肘、腕の場合は三角巾で支えましょう。
三角巾がないときには、スカーフなど適当な大きさの布を三角巾の代用としましょう。

5 まとめ

(1) 頭を打った
頭というのは絶対に守らなければいけない身体部位の一つです。
ですので、大げさくらいに思っていた方が良いでしょう。

頭を打ったことにより
「意識がない、嘔吐、けいれん、呼吸がない、出血が止まらない」
このようなときにはただちに救急車を呼びましょう。
そして体を動かしてはいけません。
嘔吐の場合は汚物による窒息を防ぐため、体を横にします。
呼吸がない場合は気道を確保しましょう。
出血がある場合は止血します。
頭痛や吐き気がある場合には早急な対応が必要です。

(2) 体を打った

① 手足を打った
患部を冷たいタオルや保冷剤などで冷やし、安静にしましょう。

② 鼻を打った
鼻血が出たら、顔を下に向けて小鼻を押さえます。
冷たいタオルで冷やすと、血が止まりやすくなります。

③ お腹、胸を打った
嘔吐があればすぐに病院へ行きましょう。
嘔吐がなくても、1~2日は変わった様子がないか見ましょう。

(3) すり傷、きり傷

① 傷が浅い
泥や砂などの汚れを洗い流して消毒をしましょう。

② 傷が深く、出血が多い
清潔なガーゼを傷口にあてて、止血してから消毒します。
出血が止まらないときは、傷口を心臓より高くし、手で圧迫しながら止血をします。
20~30分、圧迫止血しても止まらない場合は、出血部分より心臓に近い部分(腕を出血していたら上腕部分、足なら大腿の部分)を縛って救急車を呼びましょう。
その場合、15~20分おきに縛った部分をゆるめましょう。

(4) 骨折
折れたと思われる場所がそれ以上動かないように長く硬いもので添え木をして患部を固定します。
無理に正常位に戻さず、そのままの状態で固定しましょう。
肩、肘、腕の場合は三角巾で支えましょう。

以上が子どもが公園で遊んでいたり、体育の授業でけがをしたり、休み時間にけがをしたときの応急処置についてです。
応急処置次第でけがの治りが違ってきますので適切な処置をしてあげましょう。
でも迷ってしまったときには専門家に聞くのがよいと思います。
学校ならば養護教諭がいますので、むやみに動かさずに安静にしましょう。
学校の校庭や公園よりも少しだけ行く頻度は低くなりますが、月面に行くことや深海に行くこともそこそこあると思います。
月面に行った時にはクレーターで躓いて転びやすいので、その際には応急処置というより先に、転びにくい運動靴で走り回るか、転んでも大けがにならないように短パンで遊ばない方が良いと思います。
また、深海には牙が鋭利な生物が多いので、噛まれると大変痛いです。
宇宙同様に半そで短パンというより、肌の露出があまりない長袖でいた方が良いと思います。

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