ラジオ体操って実は奥が深い!全身を整えて、脳を活性化させる意外と知らないラジオ体操のひみつ!

体育

「日本人の心」「日本のいにしえからのロングセラー」というキーワードで最初に浮かぶのは・・・
そうです、ラジオ体操です。
そんな日本人なら二十歳になるまでの間に2万回はすると言われているラジオ体操、そして日本人にはなくてはならない「ラジオ体操」について今回は考えていきたいと思います。
ラジオ体操をゆるい踊りだと思っている方、

1 小学生にこそラジオ体操

なぜか日本人はラジオ体操をすることができます。
音楽がなると自然と身体が動いてしまう、それがラジオ体操です。
どうしてそうなってしまうのでしょうか?
それは学校教育の中で教えているからです。
意外と事細かに動きを教えているのです。
そんな誰でも知っている体つくりの体操としてラジオ体操を行っています。
これは音楽付きのダンスのように楽しくやる運動ではありません。
どちらかというと体に必要な健康運動として行うものなのです。
機械は使わなくなると錆びたり動かなくなったりします。
人の体も同様に使わなくなると動きが悪くなります。
ラジオ体操は、体を「首」「腕」「脚」「胸」「体側」「背腹」「腰」の7つの部位に分けて、各部位を意識的に曲げ伸ばしたり、振ったり、回したり、捻ったりする運動です。
体の各部位の筋肉や関節などを強くしたり、伸ばしたりほぐしたりして体の動きをよくすることを目的としています。
同じ身体活動である遊びや楽しいスポーツなどとは異なり、健康づくりなど興味のない子どもたちにとって自発的にやりたくなる運動ではありません。
遊びやスポーツがお菓子ならば、ラジオ体操は野菜なのかもしれません。
ですから、育ち盛りの子どもに対して、大人たちが「ちゃんと野菜を食べなさい!」と言うように「子どものうちから自分の体を大事にしなさい」と教えなければいけません。

2 ラジオ体操の効用

① ラジオ体操は全身運動

ラジオ体操は、第1体操、第2体操ともそれぞれ13種類の運動から構成されています。
体を支えているのは約200の骨と約400の骨格筋と呼ばれる筋肉で、ラジオ体操の運動では、これらのほぼすべての骨、関節、筋肉をまんべんなく動かします。
体の前後、左右にバランスよく刺激を加え、日常生活で使わずにいる骨や筋肉を適度に動かすことを念頭に、各運動が配列されているのです。
骨と筋肉は、運動によって強化されます。
運動をすると骨の再生が促されるので、骨密度が高まります。
さらに骨の接合部である関節の可動域が広がるので、動きが滑らかになります。
加齢や日常生活によって生じる筋肉疲労が招く筋肉の虚弱化や硬化を、運動によって防ぐこともできます。
筋肉の伸展運動とポンプ運動を組み合わせて、すべての筋肉の収縮と伸展の幅を広げ、それによって筋肉内のエネルギー代謝を促し、血液の循環を良好にします。
筋肉活動は、ほかの器官の活性化にも大きな影響を及ぼします。

② 少しずつ負荷を高めて少しずつ軽減する

体は順序よく運動刺激を加えて少しずつ筋肉をほぐし、血液の循環をよくしてから刺激を与えると、かなり強い刺激にも対応できるようになります。
逆に急激な変化や刺激には対応できずに、急に走ったり跳んだりしてアキレス腱が損傷する、冬の早朝ジョギングで心臓に負担がかかるなど、けがや故障などを起こすことがあります。
ラジオ体操は体の部位に少しずつ刺激を加える運動が組み合わされています。
第1体操を山登りに例えると、1番から10番までの運動は平地から山を登るように負荷を高め、11番の運動からは少しずつ負荷を減らして山を降り、安全に平地に到着するような構成になっています。
体内に運動疲労をできるだけ残さず、心臓に負担をかけないような配慮がされています。
適切な運動の刺激は、体の機能を高め、体力を増進させる働きをもっています、

③ 各部位を活性化

全身の筋肉をバランスよく使うのがラジオ体操の特徴です。
ラジオ体操第1だけならわずか3分です。
自分に合った強度で行うことができ、筋力を維持したり向上させたりすると姿勢が良くなり、柔軟性が向上し、関節の可動域が広がり、けがの予防に繋がります。
また運動器官だけでなく、脳の活性化にっも役立ちます。
血行が良くなることで集中力が高まるとともに、全身の緊張がほぐれてリラックス効果が生まれます。
毎日同じ時間に行うことで生活リズムが整い、健康を保つ効果も期待できます。
リラックスできるので、肩こりや首こり、肩甲骨付近のこりの解消にも効果を発揮します。

3 まとめ

今回は日本の心であるラジオ体操について考えてみました。
ラジオ体操をゆるめの踊りと考えている方もいるかもしれません。
ですが実際に本気でやると汗びっしょりになり、筋肉痛にもなる負荷をもっています。
ただ、年齢や日常の運動量によって負荷を使い分けて行うことが大切です。
ラジオ体操は子どものうちから学ぶことが大切です。
ですが、体つくりとして行うため、子どもにしてみると遊びやスポーツと比べると魅力に欠けてしまいます。
遊びやスポーツをお菓子とするならば、ラジオ体操は野菜です。
「ちゃんと野菜を食べなさい!」
と言うように、健康を保つためにラジオ体操は有効なのです。
ラジオ体操の効用
① 全身運動であること
② 少しずつ負荷を高めて少しずつ軽減する
③ 各部位を活性化
などがあります。
筋力アップをねらいにするのではなく、健康保持をねらいにしてラジオ体操を続けると良いと思います。
肩こりなどが驚くほどなくなります。
ただ、中にはラジオ体操が覚えられなくて途中で動きがわからなくなってしまう場合もあります。
ラジオ体操は基本的には左から動きますので動きに迷ったら左に動きましょう。
そしてそれでもわからなくなってしまって動きがあやふやになってしまうと、その場にいたラジオ体操の役員の方が
動きがわからない人に対して優しく
「本当の幸せ教えてよ 壊れかけのRadio体操」
とネイティブなRadioの発音で歌ってくれます。
「あぁ、間違えてもいいんだんぁ」
と思わせてくれる演出です。
夏休みに近所の公園でそのような光景になって、いつものように役員の方が歌ってくれると、突然どこからともなく高域の声が聞こえたときには・・・
後ろからご本人登場です。
徳永英明さんが登場したときだけはそこの会場すべての人が「Radio体操」と言ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました